山の古別荘のDIY記

インスタントコーヒー

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  この山の家での楽しみの一つに、バルコニーでコーヒーを飲んで山の景色を眺めてぼーっとするというのがあります。

 小鳥たちのさえずりを目で追い、木々が交わす言葉を聞いて、吹き抜けるそよ風を楽しみながら、カップに入れた暖かいコーヒーをすすります。 
 そのひとときは何ものにも代え難い幸福感を味わう時間です。


 ここで飲むコーヒーはインスタントコーヒー。

 愛用の特大マグカップに、インスタントコーヒーの容器からコーヒーの粉を直接適量をぶちこみ、なみなみとお湯を注ぎます。
 スプーンなんか使わずに、カップをぐるぐると回しながら粉を溶かします。
 好みはアメリカン。
 コーヒーの量をちょっと薄めになるようにしています。

 砂糖もミルクも入れないブラックでいただきます。
 猫舌なものですから、ゆっくりと適温になっていくのを景色を眺めもって静かに待ちます。







 皆さんご存知のようにコーヒーと言うと、その苦みではなくて香りを楽しむものですよね。
 でも、私はコーヒーのうんちくを語ることが出来るほど、臭覚に敏感ではありません。
 ですからインスタントで十分満喫できるのです。

 コーヒー豆を買ってきて、サイフォンでドリップするなんて面倒くさい。
 先述したように、里山の家ですから、湿気も多いし、夏場は気温も高いです。
 週末にしか来ない家で、コーヒー豆を保存などしたら、ものの数日でダメになるでしょう。

 インスタントコーヒーと言ってもピンからキリまでありまして、通常の瓶入りでだいたい500円から800円ぐらいでしょうか。
 中にはブルーマウンテンの粉で、一瓶3,000円という高価な物もあります。
 私は、普通のレギュラータイプで十分。







 先日、この家で過ごすとき用のコーヒーが無くなりました。


 湿気が来てはいけないと思い、一番小さい小瓶を買ったのですけど、数回訪れただけで無くなってしまいました。

 で、来る前にコーヒーの粉を切らしていることにハッと気づいたのです。
 朝が早いものですからスーパーなんぞ開いていません。
 仕方がないのでコンビニで購入することに。


 コンビニに置いてある物は、おまけとか臨時の物というイメージが強いのか、小瓶しか置いていないことが殆どです。
 いろいろな銘柄で小さな瓶が並んでいる中で、ちょっと大きめの瓶に入ったコーヒーがありました。
 小さな瓶と、この大きめの瓶とは同じ価格。
 手にとってひっくり返してラベルを見てみると、このコンビニ会社のオリジナル製品。
 

 「安いのはまずいかな~? でも、コーヒーには変わりはないだろう。」(・ω・;)


 性分が根っからケチな私は、同じ価格で量の多い方をチョイスしてしまいます。



 そして別荘で作業を中断してバルコニーで休憩。
 今朝買ってきたコンビニコーヒーを開封してお湯を注ぎます。

 「ん?」
 香りがしません。(´・ω・`)
 匂いがありません。

 一口すすってみます。
 
 確かにコーヒーの味なんですが・・・、舌の上に乗っているのは、コーヒーもどきのお湯。



 「なんじゃ、これ!? xxxxxx社の缶コーヒーよりひどいじゃないか!!」



 コーヒーの味がわからない私でさえ、ひどいとわかる一品。
 特大マグカップに入れたこのコーヒーを、いくらすすってもちっとも幸せ気分を味わえません。
 お腹がタポタポになるだけ。(>ω<)



 翌日、自宅近所のスーパーでしっかりと吟味して、通常の大きさの瓶に入った新しいインスタントコーヒーを購入しました。








 で、この新しいコーヒーは、半分も消化しないうちに、数ヶ月後に中身が湿気てしまい、結局捨てることになりました。(;´Д`)ノ






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