山の古別荘のDIY記

暖房どうするよ!?

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 この山の家のエアコンは全て壊れている。
 囲炉裏は買ったけど、火鉢に毛の生えた程度で、リビングを暖めるにはほど遠い。
 ましてや、家を暖めるほどの量の炭なんて使っていたら、お金がいくらあっても保たない。

 電気製品は電気代が高く付くので、やはり灯油燃料が一番経済的だと判断しました。
 オークションなどで灯油ストーブを物色してみますが、大型ストーブというのはあまり出ていませんね。
 ファンヒーターも結構なお値段で、ホームセンターなどで新品買ってもあまり変わりません。

 
 そうこうするうちに秋が深まってきて、気温が下がってきましたが、冬の準備のことを決められずに、どうしたもんかと思案していました。


 前のオーナーさんは住んでいたのだから、きっと暖房器具があるに違いない。
 そう思って家の下にある物置の中へ入を調べてみることに。






 この物置は3畳分ぐらいの大きさ。
 入ってすぐにペンキ類の缶や、アウトドア用品のバーベキューコンロなどが積んであります。
 その中に混ざって1台の石油ストーブが仕舞われてありました。


 子供の頃に見たことがあるようなタイプ。
 サビだらけ、ホコリだらけ。
 灯油も半分ほど入ったまんま。






 製造年月日は1985年。(;´Д`)ノ



 この別荘が建ったぐらいからの古い物。

 着火用の電池は中に入ったまま液漏れでサビサビ。
 電池を新品に入れ替えても、ライターで芯をあぶっても着火せず。


 ダメ、使い物にならない。(>ω<)


 この日は落胆しつつ帰宅。 λ............トボトボ




 次に来たときは、全国の気温が急激に下がってきました。

 やっぱりストーブ買わなくちゃいけないかなあ?

 そう思いながら、もう一度物置の箱類をチェックします。


 物置の手前にあるペンキ類の缶を小屋の表に出し、ガラクタ類を横にどけると、奥には箱が幾つか見えます。
 箱をチェックすると、石油ストーブ!

 これはラッキー!!

 ストーブを出してみることにしました。


 箱が全部で4つあります。
 そのうちの2箱を出してきて、横の小さな庭に並べます。

 今度のは前回のとは違って、比較的きれい。
 灯油を入れる場所もカートリッジタイプになった、年式の新しいヤツ。
 箱から持ち上げてみると、ポチャポチャと古い燃料らしき音がします。

 この中の灯油は廃油だな。

 と、独り言をつぶやいてカートリッジを持ち上げてみると・・・・



 ボタボタボタ・・!!



 カートリッジのキャップからから、廃油があふれて出てきました。Σ(゜д゜;)


 パッキン腐ってるよ、これ。(×_×;)


 箱が廃油まみれになって灯油の異臭が漂います。


 もう一つの箱を開けてみます。
 
 今度は使用した形跡が無く、ほぼ新品状態。
 さっき出した型と同じ製品ですが、年代物過ぎてちょっと怖いです。
 おそらく灯油を入れたら、燃料漏れを起こすでしょう。

 まだ小屋から出してきていない他の2台も同じ箱のデザイン。


 どうやら全滅か!?


 粗大ゴミがまた増えた~!! (ノ><。)


 廃棄費用がもったいないので、しばらく物置に置いておきます。




 ん?もう一つあるよ。


 一番奥の奥に一回り大きな箱がありました。

 蓋を開けるとこれは大きなストーブ。
 壊れたストーブの箱に囲まれていて、わかりませんでした。





 大きな丸い形のストーブ。
 ホコリは付いていますがサビもなくきれいで使えそうです。
 
 玄関前まで持ってきて、電池を入れてみて着火してみました。
 タンク内に少しの灯油が残っていましたから、火がすぐに付き始めました。


 ストーブGET!!

  ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ


 すぐに消火して雑巾でお掃除します。
 タンクの中身をポリタンに移し替えて空っぽにして、その後芯焼きをします。

 ストーブを買わなくて済みそうです。

 前のオーナーさんありがとう!



 この製品を検索すると1980年代後半に製造された、トヨトミの対流型ストーブでした。
 芯も殆ど残っているようです。

 こんな古い物が、いい状態で保管されているのが驚きです。


 この冬は、囲炉裏とこのストーブで何とか過ごせそうです。


 後日、粗大ゴミとして捨てる石油ファンヒーターを知人からいただいて、合計2台となりました・・・・


 ・・・が、石油ファンヒーターは1シーズンで電気回路がおかしくなり逝ってしまいました。







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