山の古別荘のDIY記

こんな面白いことやめられない

★目次ページに戻る


 元々この山の家の購入目的は、娯楽が半分と、家族の緊急避難場所確保が目的。
 文明の利便を出来るだけ遠ざけて暮らせるどうかの、個人的な実験場でもあります。
 電気もガスも極力使わない。 
 最低で1週間隔絶されて生きていけることを目標にして、いろいろ試しています。







 食料とか燃料とかは、工夫すればある程度備蓄可能なんですが、水だけはどうにもなりませんね。
 飲料水はペットボトルと言う手もありますが、生活水となると完全に不足すると思います。

 こればっかりはこんな山の中ですとどうにもならない。
 山の家のはるか下を流れる、小川への道を付けるのも課題に入っていますが、そこから水を汲み上げて運ぶのはかなり困難。





 雨が降ると建物のすぐ近くを流れる水路。
 この膨大な水を何とか溜められないものかと思案中。




 雨水を集めてチャージするタンクの設置を行っている方のページを見かけたことがあります。
 雨の日は破損した雨樋から、膨大な量の水が流れているわけですから、利用出来る物なら利用したいです。
 ちょっと難しいですが、これからの課題。
 
 小さな菜園も作ってみたいし、ソーラーパネルも設置してみたい。
 露天風呂作るか? いや、待てよ、いっそのこと小さなプールでも掘るか!

 鉄道模型を敷地内に走らせてやろうか。(゚∀゚)壮大なジオラマだぜ~

 なんて考えているときが一番楽しい。






 とにかく、出来るだけお金をかけずに、簡単に調達できる材料で、工夫を凝らしていくことを第一にやっていってます。



 しかし、そう簡単には進まないです。

 毎日住んでいる場所ならば工程が7日間で出来ることを、週末ごとに通って最低でも7週間かかってしまいます。
 毎週来られないし、1人で試行錯誤しているものですから、結局1つの物事をこなすのに3ヶ月ぐらいかかったり、天候に左右されて未だに悪戦苦闘中の箇所もあったり。





 押し入れから出てきた、前オーナーさんが残した天体望遠鏡。
 残念ながら、近くの市の街明かりが明るくて、星はあんまり見えない。




 入手した家が、中古の少しくたびれた家で良かったと思う。
 最初から新築で、何もかもが完備されていたら、すぐに飽きてしまって行かなくなっていたことだろう。

 掃除してきれいにしたり、壊れた場所を作り直すのが、面白くて仕方ない。
 出来上がったときの充足感がたまらない、そんな感覚を持っているから続く。



 こんな面白いことやめられない!(^○^)

 何でもかんでも人任せにしているお金持ちってバカだ。



 コツコツ物作りが大好きな私は、こうまで思ってしまう。

 車をドレスアップしたり、チューンしたりすることが好きな人ならわかるでしょうが、ちょっと性能が劣る車ほど、手を入れて良くしたくなる物。
 少しずついじって、気が付けば数百万つぎこんでるよ~、っていう車好きもいる。
 別荘には似たような面白さがあります。







 お金持ちが数千万円もかかったであろう豪華なログハウスなんかを売却するのは、引き継ぐ人が途絶えてしまうから。
 だから、私のような中途半端な小金持ちでも、安価に購入することが可能でした。

 田舎の不動産は、少子化と過疎化、物価の下落でまだまだ安くなると予想しているので、今が買い時とは言わない。





 放置されて朽ち果てて森と一体化してしまった山荘。
 ベランダは落ち、屋根は腐り、建物への通路さえどこにあるのかわからない。



 
 だけど、ここに通えるのは私の年齢を考慮に入れると、あと10年程度だろうと思う。
 車を運転できて、四肢が健康でなければ、暮らすことは出来ない。

 それまで、目一杯楽しませてもらいます。






★目次ページに戻る

▲このページのトップへ



トップページに戻る