山の古別荘のDIY記

お金持ちと別荘

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 別荘地には管理組合なる物がありまして、各個別荘所有オーナーに成りかわり、全別荘地を統括して管理・運営しています。

 私の所有する山の家の別荘地の管理組合は、各オーナーから選出されたボランティアの方々が、運営に当たっています。

 別荘地を維持するためには、施設内道路の維持補修や木々の伐採、水道施設の整備や電気ガスの管理など、様々な分野に渡った作業が必要です。
 この管理組合が、別荘地に住まいする人達のために、様々な業務を受けているのですが、管理組合自体が多岐に渡る作業を行っているわけではありません。

 建築屋さんからゴミ処理まで、地場の様々な企業が参画していて、組合の下請けとなって業務を請け負っています。
 それは地元の雇用や収入源ともなっています。






 別荘を構えるオーナーさん達は、皆さんがお考えのように超お金持ちや、大きめの企業が所有する物件が少なからずあります。

 とある超お金持ちさんは、GWと夏にしかやってこない。

 他の季節は全く顔も見せず、掃除一つせず放ったらかしと言うケースも多々あります。


 そんなお金持ちさんが、山の家に遊びに来るときには、やってくる予定の数日前に管理会社へ、「室内を掃除しておいてね。」と注文が入り、下請けの専門職の方(たいていは水道屋さんや電気屋さんなどが兼務)が、指示があったそれぞれの山の家の建物内を掃除したりします。





 これは、そんな下請けさんから聞いた話し。


 「毎年ね、決まって何軒か掃除するんだよ。 虫の死骸だらけですごいもんさ。 仕事だからやるけどね。」

 「でね、ついでに押し入れの布団を干しておいてくれって頼まれるんだ。 はっきり言って嫌なんだよ。仕事だからやるけどね。」

 「で、決まってその日はたいへん。 ダニにあちこち噛まれてね。 仕事着のまま家に入ったら俺の家がたいへんになるから玄関で裸になってすぐに風呂に入るんだけどね。 それでも数日体中痒いよ。」

 「1日干したからと言ってダニが全滅したわけじゃないからね。 押し入れに殺虫剤撒くわけじゃないから。 あんな布団でよく寝るよ。 お金持ちの神経はわからん。」

 


 私はただただ、はあはあそうなんですか!と苦笑いしながら聞いているだけ。

 お金持ちって? ・・・バカ?

 そう思ったのでした。ヽ( ´ー)ノ フッ






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