山の古別荘のDIY記

栗の実

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 栗の実を見つけた。







 山の家からわずか30mばかりほど戻った場所の道端に、イガにくるまれて落ちていた。





 秋が次第に深まってきて朝晩が涼しくなってきました。

 山の木々の葉も少しずつ色が変化してきているよう。
 空も高くなってきた。








 高原を賑わしていた虫達の声が無くなり、聞こえてくるのは小鳥たちのさえずりだけ。


 そろそろ冬支度を始めなきゃいけない。
 冬支度と言ってもやることと言えば、石油ストーブのチェックぐらいのもの。

 昨年、あんまり来れなかったせいで灯油が大量に余ってしまっている。
 既に2年物の古灯油だ。(;´Д`)ノ


 灯油の持ち越しは、ストーブを壊してしまう恐れがあるため使わない方がいいらしいが、廃油としてガソリンスタンドに運ぶのが面倒だから、今のうちに全て燃焼して使い切ってしまうことにした。

 前オーナーさんが残してくれた、古いストーブで燃焼しきってしまう。
 不完全燃焼起こしても窓を開け放しているので、一酸化炭素中毒にはならない。


 こういう古灯油は、石油ファンヒータには絶対使えない。
 使ったら一発でノズル詰まりを起こしちゃうだろう。

 前に頂き物の石油ファンヒータがあったのだが、知人がどうやら古灯油を使ったらしく、新しい灯油を入れたのにも関わらず数回使用しただけで壊れて廃棄処分となってしまった。


 こう言う時、廃油ストーブなんかあればいいんだが、と思うが廃油ストーブは高価だし大きく重いし煙突いるしで、なかなか入手するわけにはいかない。







 この対流型ストーブは構造が簡単なので、多少のことでは壊れない。
 古いストーブをオーバーホールして大切に使用している愛好者は多いみたいだ。

 壊れるとしたら点火装置の電気部品不良か、錆びてタンクに穴が開くぐらいかな?

 私が子供の頃、ガスや石油ストーブなどはマッチで火を点けていたですよ。('◇')ゞ
 点火装置壊れても使えなくはない。


 メンテナンスさえしっかりしておけばいつまでも使えそう。





 窓を開けていたら風が心地よいかと思ったのだが、静かに座っていたら肌寒くなる。

 燃焼するストーブをソファの後ろに持ってくると、背中が微妙に温かくてほこほこしてくる。
 森を通り抜けてきた風の爽やかさと、温かい背中のぬくもりが絶妙なバランスを取っていて、このまま居眠りしてしまえば、どれほど幸せだろうか。




 このまま永遠の時を過ごせたらいいのに。










 栗を拾った場所は、中身の無いイガがたくさん落ちていて、一つだけ栗の実が入っていた。
 中には実が3つ入っていたけど、一つは小さくて未成熟。
 もう一つは穴が開いていて虫に食われていた。

 最後の一つは小ぶりで青みが少し残っていた。








 栗の木が生えているだろう土地はよそ様の土地。


 道路から森の木々を見上げるけれども、イガが付いている木が見当たらない。

 森の奥から転がってきたのか、それとも既に全部落ちてしまったのか。
 他人の土地なので藪の中に入って行って確かめるわけにもいきません。
 この無事な一つを山の家に持って帰って来ました。



 野生の栗で品種はわからない。
 おいしいのかどうかもわからないけど、食べられる木の実なのは間違いない。

 持って帰ってきた栗は数週間机の上に放置しておいたけど、穴も開かずにそのまま。
 すっかり色づいて栗の実らしくなりました。

 動物たちに食べられることなく、虫食いからも免れた一つ。


 栗の実って必ず虫に食われるんですよね~。(;´Д`)ノ

 虫害の対策は花が咲く頃から農薬散布するしか手がないらしい。




 自宅に持って帰って植木鉢に植えてみようと思う。

 芽が出るかどうかもわからない。


 発芽して育てることができたら、再び山へと運んで日当たりの良い場所を少し開墾して、植え換えてみることにする。
 うまくいけば3年ぐらいで実ができるかな?
 桃栗三年柿八年

 実が実るようになったら、リスさんなんかが居着いてくれないかな。




 で、問題は植え付けする場所だ!








 家の周囲で日当たりの良い場所と言うと、この方向の斜面しかない。
 雑草と藪で覆われているので、この近辺の雑草や樹木の刈り取りをしなきゃいけない。

 地面は樹木の根がはびこっているので、スコップさえまともに突き刺さらない。

 「根おこし」なんてやったこともない。
 1本の小さな樹木の根おこしだけでもたいへんな重労働らしい。(;´Д`)


 木の周囲を広く刈っておかないと、秋に実が付いた時に落ちた栗が雑草に埋もれて行方不明ともなりかねない。



 春先に芽が出て、植樹出来るような大きさになるのは来年の夏ぐらいかな?



 暑い季節にまた重労働するのかよっ!(゚Д゚;)!!




 まあ、そんな先の心配しても仕方ないか。(;^_^A












 上に書いた栗の木が生えていると思われる土地。
 山肌の急斜面で建物一つ建っていなし、開発された形跡もない。
 単なる藪の原生林。



 で、再びこの土地の前を通りかかると、



 こ、これは・・・・!








 あけび!! Σ(゚д゚lll)




 おいしい部分は動物に食べられたのか無かったけれど、あけびの実が二つ落ちていた。

 あけびの木もあるのかよ!と頭上を見渡すけれど、栗のイガと言い、あけびの実と言い、それらしき物は全く見当たらない。

 全て落ちてしまったのか、それとも他の木の陰になって見えないのか。
 どこから落ちてきたんだろうとあちらこちらをきょろきょろと見回す。


 この広大な別荘地の中で、栗の木とあけびの木が野生の形で植わっている場所がある。




 メチャうらやましいぞおおおぉぉっ!!ヽ(TдT)ノアーウ…




 それに比べて私の土地なんか・・・・ぐぬぬぬぬ orz





 不法占拠してやろうかしら




 今年は実りが終わったようなので、来年ここら辺をよく観察して、もしあけびの実がなっているのを見つけたら取りたい。

 それはドロボウという。ヾ(   )ノ゛ヾ( ゚д)ノ゛ヾ( ゚д゚ )ノ゛ヾ(д゚ )ノ゛ヾ(  )ノ゛



 あけびの苗って通販で売ってるから買おうかなぁ。












 私は他の人と接して仲良くするのが苦手。


 年を取れば取るほど人に接するのがおっくうになってきて、どんどん自分から人との関わりを減らすようになってきました。

 いつからこんな性格になったのだろうと考えてみると、どうやら子供の頃から。



 時々無性に寂しくなって、古い友人に会ってみたり知人に声を掛けてみたりするのですが、それもその時だけで終わってしまう。
 しばらくするとまたおっくう病が出てきて、人と接点を持たないようにして引きこもってしまう。








 私に接する人も、最初は愛想がいいがすぐに離れて行ってしまう。
 どうやら私は人に好かれるタイプの人ではなく、嫌われるタイプの人間らしい。

 どんな風に人の眼に映っているのだろう?



 きっと嫌な奴なんだろうな。∑(´□`;)




 そんな奴だとずいぶん前から気付いてはいたが、今更根本的な性格を直せるはずもなくどうしようもない。



 人並みに家族はいるが、自分一人で過ごす時間を持つようにしている。

 だから休日でも単独行で過ごす日と、家族で過ごす時間をきっちりと決めている。
 そうしないと精神のバランスが取れない。


 大げさだと思うかもしれないが本当で、一人で過ごす時間が取れないと、周囲に訳のわからない不満をぶつけて当たり散らしてしまう。


 会社のような集団組織なんかで大成できないタイプだ。



 山へ行くのも海へ行くのもほぼ一人。

 最近、独身が増えてきて、「お一人様」を受け入れてくれる施設が増えてきて助かる。





 植えた木々や動物たちと話をしながら、終の棲家としてここで生を終えるのがお似合いなのかもしれない。






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