山の古別荘のDIY記

氷雨

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 今年も押し迫った師走の休日。
 家を出る時は曇りだったけど、次第にポツポツと降り始めて、山に着いた時はすっかり大雨になっていました。

 別荘地内の遠くまで見渡せる場所からは、雲海に包まれた播磨の山並みが広がっていました。
 この高さに家を構えている方々がうらやましい。








 今年の寒さはきつい!


 アカギレ体質の私の手。
 ここ数年、アカギレになることは殆ど無かったのですが、さすがに今年は手の甲の数カ所にクラックが入っちゃって痛々しくなってます。
 アカギレはかゆみを伴うものですから、掻いて傷口を広げて血が流れていてようやく気付くというありさま。

 先日なんか、日帰り温泉のジェットバスに浸かっていて、ぼーっとして無意識にポリポリ。
 気がついてふと手を見たら流血の大惨事になっていましたよ。
 周りを見回して、誰も見ていなかったのでそのまま湯船で洗ったけど・・・Σ(゚д゚lll)

 もう年だから傷跡は消えない。
 どんどんおじいちゃんの手になっていく。(´ヘ`;)





 山の家に到着して、雨戸を閉め切った薄暗い室内に入ります。


 現在の室温は・・・







 マイナス1度。 ( ̄▽ ̄;)



 おっかしいだろ、これ!! (;´Д`)ノ



 来る時に国道に設置してある温度計は3度と表示されていました。

 国道の峠から100mほど高い位置にあるとは言え、4度も気温が違っているということは無い。


 壊れてるんだ、これ。 うん、きっとそうだ。




 ベランダの雨戸を開けて外の空気を取り入れます。






 シトシトではなくてザーザー降る雨。
 今日は表の作業は何一つ出来ません。
 こんな日は温かくしてゆっくり過ごすに限る。









 木々もすっかりと衣を落として、寒々とした景色。
 50mほど離れたお隣さん。
 温かい時期は屋根のてっぺんしか見えないけれど、今はしっかりと確認出来ます。








 ベランダから山を見渡すと、ちょうど雲が下りてきている感じで、山肌を伝って白い霞が動いています。
 風は南西から北東方向へとゆっくりと吹いています。
 風が目の前の谷へと流れ込む筋ならば、谷は雲海で包まれていると思うのですが、残念ながら雲の筋は遠くの山肌をかすめていくだけ。










 でも、この風向きは良い。
 これが北西から吹き付ける風ならば、雨ではなく雪に変わって帰れなくなってしまうことでしょう。



 白い息を吐きながら写真を数枚撮影して、凍えてきたので室内に戻ってストーブを点けることにします。

 開けっ放しにしていたガラス戸を閉めて、ふと、壁の温度計を見ると・・・・







 気温3度。 (・ω・;)




 外気温より室内の方が冷え切っていたのかよ。

 基礎部がスカスカで一気に冷え込むくせに、床下や壁に中途半端に断熱材が入っているから、ちょっとしたクーラーボックス状態!!

 暖房器具とか無くて一夜をこの家の中で過ごしたら、明け方には凍ってるぞ。









 じっとしていたら震えが止まらなくなるので全てのストーブに火を入れます。

 前オーナーさんが残していってくれた大きな対流型ストーブと、石油ファンヒーターと、今年は新たに小さな対流型ストーブを1台追加しました。









 トヨトミ社製の対流型ストーブ。


 実はこれ、まだ暑い盛りの9月の初旬に、格安に販売されているのを見つけてポチして購入したんですね。

 ストーブ最盛期の今の時期では絶対に買えない超お得値で入手しました。


 これよりずっと安く購入しました。
 ちなみに買うならば楽天のショップよりAmazonのショップの方が安い。
 ピンクってかわいいな~、こちらにすれば良かったかな。(;´Д`)





 レインボーストーブと呼ばれて人気のある機種で、バーナー部を囲うガラス面に七色の炎の輪が浮かび上がります。
 ゆらゆらと揺れる炎のリングに癒されます。








 このストーブの直ぐ横のソファに座って、足先を炙っていたんですがちっとも温かくならない。
 変だな~と思って手をガラス面に近づけても僅かにしか温もらなくて冷たいまま。
 その代わり天板から上はしっかりと熱気が登っている。

 ガラスが断熱の効果があるんですね。
 小さい子供などや低温やけどを防ぐ意味で安全面に配慮されているみたいですが、冷え切った手足を暖められなくてちょっと残念。
 注:外枠が弱いので、天板の上でヤカンで湯を沸かすとか、鍋物するとかの重い物を置いてはいけないそうです。



 3台を全て用いても、天井の高いこの家はちっとやそっとで暖まるようなものではありません。
 リビングは足下が強烈に寒いので、和室に電気カーペットを敷いて、その上でしばらく過ごします。








 足をファンヒーターの吹き出し口に投げ出して、



 温かい風が足下から全身を包み、ほかほか、ほかほか、ほかほかと・・・





 熱いっ!! (;´Д`)ノ










 熱風の吹き出し口の真ん前に座っているのだから熱いのは当たり前だが、ちょっと体をそらすと周囲の気温は極寒。
 まるで屋外でたき火に当たっているようなそんな感じ。

 ストーブの前を離れたくないけど、ずっといたら暑くてと言うより熱くてたまんない。(;´Д`)ノ
 部屋が暖まるまでは辛抱だな~。









 ここで何度も書いているけど、私はハゲ頭。(゚∀゚)アヒャ♪

 不摂生かストレスか原因はわからないけれど、年を取るごとに髪の毛が薄くなってきて、今から約15年ほど前に残った髪の毛もばっさりと刈り込んで丸坊主にして。

 今じゃスキンヘッド!


 頭を丸めると洗髪も必要ないし、髪の毛を乾かす手間もいらないし、楽だな~と考えでいたのだけど、これはこれで維持するのにけっこう手間がかかります。

 てっぺんが無くて、中途半端に頭の左右の毛が伸びてくると非常に不格好。
 年も一気に老けて見えるようになる。
 だから頭のお手入れは最低でも1週間に剃ったり切ったりしなきゃいけなくなる。
 これがけっこう面倒くさい。
 地肌が厳しい環境に晒されていますから日焼け、しもやけなどに気をつけなきゃいけない。

 雨の日は嫌ですね。
 髪の毛が無いので、頭に降った雨粒がダイレクトに顔に垂れてきます。
 しかも、あっと言う間に。(;´Д`)ノ



 夏にかき氷を食べていて、一気に氷を頬ばったら鼻の奥とかこめかみがキーンと痛くなりますよね。


 真冬の気温がぐっと下がった時に、帽子もかぶらず自転車で走っていると、頭に受ける風の冷たさのために、同じようにキーンって頭痛がします。


 かき氷も食べていないのに、かき氷を食べたのと同じ状態を味わえる。



 ヒジョーニオトクデース!!( ^▽^)







 今年も一年の終わりを迎えようとしています。
 個人的に今年もいろんな事がありました。

 占いなんかを完全に信じるわけではないけれど、四柱推命のページなんかで自分を占ってみると、今年を含めてこれからの3年間は悪い年回りだとか。
 確かにお金も仕事も健康も下り坂。
 心の支えにしていた人とも死別じゃないけど永遠に別れてしまった。


 人の生き様の良運、悪運の巡ってくる波は、大きなバイオリズムのような物で、だいたい12年を目処に一巡するもののようです。

 悪い年回りの時にどんなにあがいてももがいてもどうにもならないことが多い。
 焦ってもがくほど深みにはまっていく。
 だから、そういう年回りの時期はじっと我慢して、いつかは必ずやってくる運が開花する時期のために、気力・体力・知力を養い蓄えておくのが吉。


 そうとはわかってはいるものの、辛く苦しいことには何ら変わりはない。
 泣いてもわめいても状況は変わりようがない。

 氷雨の中を歩いているようで確実に凍えて体温を奪い去られ力尽きていく。


 あと何回、この厳しい冬を過ごせばいいのだろう。








 「あなたより辛い思いをしている人はいっぱいいるのよ。」と知ったふうな口をきく人は大勢いるけれど。
 人が持つ辛さの内容はその人でしかわからない。
 裕福そうに見える人でも、内面を覗けば辛さにあえいでいる人多くいます。
 抱えている物の大きさがそれぞれ異なる大きさですから。

 思うに、たぶん皆、同じ辛さを背負って歩いているのでしょう。


 疲れたよパトラッシュ

 もう抜ける髪の毛もない。






 何が言いたいかわからなくなってきました。
 続きはまた来年。






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