山の古別荘のDIY記

一年の締めくくり

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 寒いっ!





 上の写真では温度計は3度を示しているが、山小屋に入った時の気温はちょうど0度でした。
 雨戸を開けて太陽の光を入れて、ストーブに灯油を入れて、片付けをしている少しの間に室内の温度がちょっぴり上昇。
 本格的な冬将軍の到来です。


 ストーブに火を入れても天井の高いこの母屋はなかなか暖かくなりません。
 天井部分に暖かい空気が貯まってくるまで室内の掃除をします。






 昨夜は前の晩から泊まりで来ようかと迷っていたのですが、朝にして正解。
 前の晩からこんな寒い家屋にいたら、寒くて寒くて眠られない一夜を過ごしたことでしょう。
 高床式の急斜面に建つ住宅の欠点ですね。
 通気性が良すぎる床下は、どんなに部屋内を暖めても下から冷却していってしまう。

 
 室内の掃除が済んだら、屋外に出て周囲の掃除を始めます。
 前回、雨だったので台風が撒き散らした落ち葉や杉の小枝がてんこ盛り。






 通路の上の雨樋にも容赦なく積もっています。






 階段上から落ち葉をかき落としていき、最下段まできたらちり取りですくって森の中へ捨てに行きます。
 砂利の上の杉の枯れ枝は砂利をはね飛ばさないように優しく熊手でかき取って奥の方へ。






 脚立を伸ばして雨樋の落ち葉を掃除しましょう。





 ありゃ、けっこう溜まってる。(>ω<)

 これを放置しておくと腐って腐葉土になって、軒の木材を腐らせてしまうですよ。
 手袋を嵌めた手で一つ残らず掻き出していきます。

 一連の作業が終わったらブロアを持ってきて、細かい落ち葉や小枝を吹き飛ばしていきます。





 毎年毎年、同じ事の繰り返し。
 年が明けてやって来た時に気持ち良く母屋に入れるように。






 ところで、このリョービのブロア。

 前にも書いたけど、時々動かなくなるんだよ。(▼、▼メ)






 壊れたら壊れたで新しいのを買うからいいんだけど、

 止まってしまって、もうだめかぁと諦めて片付けかけると動き出す

 ってのはやめて欲しいなあ。(;´Д`)ノ

 きちんと動くものだから買い換えの踏ん切りが付かない。

 こういう例はインパクトレンチではよくあるみたい。
 現場で動かなくて、お店に連れてくると動き出す。

 モーターのブラシかスイッチの接続不良かも、と思ってネットで調べてみると、
 『先端のノズルがきちんと差し込まれていないと作動しない仕組みになってます。』
 『作業中の振動でノズルが前方にずれ、始動しなくなる場合があります。』

 と書いてある。
 次回、チェックしてみるか。

 ややこしい機械だなあ。┐(-。ー;)┌ヤレヤレ





 母屋の前の落ち葉掃除を終えて道具を片付けます。

 庭も落ち葉がいっぱいだし、雑草もかなり生えてきている。
 まだまだ落ち葉はふんだんに落ちてくるから、ここから下は来年やろう。






 木の葉が無くなって遠くまで見通せるようになった森の中へ入ってみる。
 虫達もいなくなり、獣の気配の消えた森は静かなもんだ。






 浄化槽から小路を辿って、樹木に青テープの付いた散策路を少し歩いてみる。
 秋の台風で何本か弱っていた木が倒れたようで、ぽっかりと空間が出来ていた。
 ちょうど母屋の真正面。
 細い低木を刈り取ってしまえば、ちょうど6畳一間分ぐらいの平地が確保出来るだろう。







 そろそろ何かを植えたいなあ。
 今のうちにやっておかないと食べ頃、見頃には棺桶に入ることになっちゃうよ。(´ヘ`;)
 雑木が多すぎて重労働になるだろうなあ。
 あれもこれもやることが多すぎて・・・・ 

 楽しみがいっぱい!~(*゚∀゚)
 




 つくづく自分はせっかちな性格なんだと思う。
 始終何かをしていないと気が済まない。
 どうもこれは日常生活のストレスが起因しているようだ。

 何かの障害?
 もしかしてビョーキ。(*。*)ホヨ?

 え?もしかして、俺って精神病???
 

 おいおい、老人性のボケが進行してきてるんじゃないだろうな。


 充分ありうる。(;´Д`)ノ







 道具を片付け終えて、午後からは室内でゆっくりします。





 ソファに横になって、映画でも見て手足を伸ばします。



 今、日常の業務でやっていることは、老朽劣化しつつある建物の保守作業。
 鉄筋コンクリートの表面に出てきた亀裂やクラック、塗装の劣化で下地のモルタルがむき出しになってきた場所に、防水の薬剤を浸透させて劣化を少しでも食い止める作業です。



 ベランダの防水塗膜が剥がれ亀裂が入ってきた場所。
 このまま放置しておくと、雨漏り、コンクリートの崩壊が始まる。



 足場がないので外壁までは出来ないけれど、とにかく手の届くところ、道具を使えばローラーが届くところは全てやってしまおうという試み。
 先月から屋上部分から始まって、ようやく住人さんの各室のベランダをやり始めたところ。

 やり始めてわかったけど、これが猛烈に重労働。(;´Д`)ノ
 

 皆さん、『ケレン』という作業はご存知でしょうか?
 外壁塗装作業では最も重要で、塗装の下地調整を行う作業。
 金属部は錆落とし、塗装の劣化は塗膜落とし、浮き上がったモルタルは剥離。

 私の場合、電動工具を使わない=電動工具を使うと健全な部分まで落としすぎるのでDIYでは復旧が困難になる=ため、全て手作業で行っています。
 スクレーパーで固い塗膜を削り落とし、ワイヤーブラシで苔や泥汚れを丁寧に除去します。
 時にはずっとしゃがんだまま、時には変な体勢で狭い隙間に手を差し込んで。
 全身ホコリまみれ、粉塵まみれ。
 腰は痛いわ、喉はやられるわ、腕は力が入らずぶらぶらになります。

 一日フルに行ったら次の日は手足がガクガクになるほど疲れます。
 


 手すりの向こう側のクラック。
 手が入らない、道具が入らない、悪戦苦闘。



 しかも部屋によっては物置があったり、植木鉢が多数放置されていたり。
 排水口はゴミだらけ、泥だらけ。
 それらを移動させて、きれいに掃除してからの作業。


 ケレン作業を終えてから薬剤を塗装。
 晴れの日で、コンクリートが充分乾いている時しかできないので、1週間につき1室ぐらいしか出来ない。
 春秋の多雨の時はもっと出来なくなるだろう。

 それに、まだ取っかかりなので入室拒否された部屋はないが、今後出てくることでしょう。( ´Д⊂ヽイヤダヨ~


 使用する塗料も工務店やプロが使うような物は入手出来ない。
 今使用している薬剤がどこまで効果があるのかわからない。(只今人柱モード実験中、いつかまたレポートします。)
 何もやらないよりはマシという状態。

 とにかく数年後に本格的な外壁補修を行うまでの応急処置。
 1年ぐらいかけてやります。





 午後から天気が悪くなり冷え込んできました。





 帰り支度をして表に出てみると、まるで冷凍庫を開けた時に出てくるような冷え切った風が吹いてきます。

 「あ、これは雪になるな。」


 ポツポツと小雨も降ってきました。
 急いで水抜きを開始します。

 蛇口を全て開放し、電源を全て抜いて、戸締まりの確認をします。
 次回は年明けです。






 山を下りてきて別荘地の入り口ゲートで一旦ストップ。


 「帰りま~す!」

 「お帰りですか? ちゃんと水抜きしてきた?(^○^)」

 「はーい! また来年来ます。」

 「じゃあ、良いお年を!(^◇^)」

 「良いお年を!(゚∀゚)」




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