エアコンが来たよ!
★目次ページに戻る
去る6月18日の大阪府高槻市を震源とした地震に被災された方々へお見舞い申し上げます。
私も被災者側の一人ですが、自宅の被害はガラスコップ1個でした。(;^_^A
会社の建物の方は軽度なクラックやタイル剥がれがあり、こっちの方が補修費用がかかりそう。
コンクリート造りの建物は、外見上小さなクラックでも後々亀裂が開いてきたり、雨漏りが発生したりするので油断は出来ません。
自宅が震源地に近いこともあって毎晩のように小さいけどどーんと来る余震に驚かされています。
皆様も今後の余震にお気を付けください。
一刻も早い復旧を願っております。
午前8時前。
昨夜は涼しさを通り越して寒かった。
最低気温13度。
ベランダには初夏の日差しがあふれていて、気温はぐんぐん上昇しそう。
近畿地方は梅雨入りしたけど今日は梅雨の間の晴れ間。
抜けるような青空が広がっています。
初夏の里山はとても爽やか。
一年で一番いい季節。
今回も夕べ深夜に山小屋へやって来ました。
玄関を開けた時、玄関枠の網戸が開けっ放し。( ̄▽ ̄;)
おまけに和室の雨戸も開けっ放し。
入った途端に虫の死骸が床に散乱。
大きな昆虫は羽だけが散らばっていて、どうやらこの家の守り主が捕食したみたい。
ヤモリ君かアシダカ軍曹がどこかにいるんだろう。
カメムシだけは補食してくんないけど。
到着早々お掃除をする羽目なりました。
シャワーを浴びてゆっくりします。
BSアンテナをバルコニーの手すりに付けて、民放の深夜番組を見ながらビールをすすります。
ちなみに、BSアンテナはこういうスタイルで手すりに装着しています。↓
夜遅くに寝袋にくるまって就寝。
翌朝、もう少し寝ていようかどうしようか少しばかり迷ったけど起きることにした。
朝食にインスタントスープをすすってから今日の作業に取りかかります。
さて、下ろすか。(>ω<)
車の荷室に積んできたのは2台のエアコン。
1台は2009年のシャープ製。
もう1台は2008年のダイキン製。
いずれも6~8畳用の中古品。
管理する建物の住人さんが引っ越しする際に、「もう要らないから管理人さん引き取ってください。」と、言われたため喜んでいただいた物。
こういう放置物件は照明器具なら頻繁にあり、エアコンは数年に1度出てきます。
時にはウオシュレットも放置物件としていただくことがあります。
いずれも新居に引っ越しするので要らなくなったものであくまで『
譲渡品』。
(滅多にないが破産や夜逃げで荷物になるからいらないと言うケースもあり。)
私がお金を出して買い取るなんて事はありません。
どっかの運送屋は引っ越しのオプションとしてお金かかるみたいだが・・・・。
処分するのに費用がかかる上、粗大ゴミとして出すと回収日と引っ越し日の調整出来ないため残置物とされる方が多いです。
使える物は全ていただく!
をポリシーとしている私としてはたいへんありがたい残置物。
本来ならば次にご入居していただく方のために設置し直したりするのですが、今回は私が使わせていただくことにしました。
室外機の重量は約30キロから40キロ。(;´Д`)ノ
車の荷台に乗せるだけでも一仕事ですが、下ろす方が力がいります。
下ろしたら母屋までの下り階段を落とさないように慎重に運びます。
2台運んだ時点で腕の筋肉が悲鳴を上げます。
母屋の中へ運び込んだらもう汗がにじんできました。
まず最初に8畳の和室の方に取り付けます。
この部屋は南西方向にあるので気温が上がりやすい部屋。
以前、エアコンが取り付けてあった壁。
補強の板材が貼ってあります。
ここに、エアコンの保持プレートを取り付け。
水平をきちんと計ってビス固定。
次にエアコン配管を真っ直ぐに伸ばしていき、ダクト穴を通していきます。
前に付いていた状態でエアコン配管が折れ曲がっているので、それを元に戻しながら新たに曲げ直して穴に通すのですが、変な折れ曲げ方をしたので非常に通りにくい。(;´Д`)
前に取り付けてあった機械と今回の物とが微妙にサイズが異なるためどうしてもずれが生じてしまう。
いや、背板を取り付ける位置をミスったのが原因。
エアコンのせいにしてはいけないな。
配管が障害になって機械が浮いてしまうので、エアコン端のプラスティック部分を大きめにカットして強引に金具にはめ込む。
↑こんなことプロがやったら返品物だよ。
ちょっとダクトの穴の位置がずれちゃったけど何とか取り付けられた。(;゚∀゚)=3
↑これもプロがやったらクレーム物。
続いて室外機に移ります。
室外機の足を並べてその上に機械を設置して固定。
そして配管を曲げてきて室外機に接続。
配管をしっかりと取り付けたら真空ポンプで真空引きをします。
真空引きはポンプで約30分。
ポンプを止めて、空気の漏洩がないかどうか念のため20分ほど放置
エアコンの移設は2-3年に1台か2台行います。
道具も一式揃えてあります。
このページを毎回読んでくださっている方の中にはお気づきかもしれませんが、私は電気工事士の資格を取っていません。
ですから、このページのDIYに関する項には、電気関係の工事などDIYの記事はほぼありません。
実際に仕事でも電気に関係する工事類はほぼ業者に依頼しています。
知識だけは本職並みにある大家だから、職人さん戸惑うんだよね~。f(^ー^;
エアコン設置は意見が分かれる所なのですが、基本的に電気工事の資格は不要。
但し、自分自身の家に取り付けるなどのケースのみで、エアコン設置を職業とするならば電気工事士の資格が必要、と言うのが電気工事組合の見解だそうです。
言わばグレーゾーン的な扱いです。
機種によっては200Vがあったりしてコンセントやブレーカーの交換が必要な場合があるので、その工事には電気工事士の資格が必要になります。(電源部は私は触りません。)
DIYでエアコンの設置を行おうとお考えの方は、検索してページを探せばいくらでもありますし、Youtubeにはいっぱい動画がありますので、そちらを参考にしてください。
生半可な知識での電気工事作業は火災などの事故を招きますし、法律違反ですのでご注意ください。
和室のエアコンの真空引きをしている間に、リビングの壊れたエアコンを取り外します。
実はもう1台を6畳の和室に付けようと思っていたのですが、この家のブレーカーを調べたら全部100V!
前のオーナーさんは16畳のリビングに12畳用のエアコンを付けていたみたい。
100Vブレーカーなら電気工事しなくて済むぞと思い、リビングに取り付けることにします。
だけど、エアコンは6~8畳用。
真夏の日中に冷えるはずはありません。
日が沈んでからの熱帯夜の夜用にしようと考えたわけです。
100V12畳用のエアコンなんてレア物。
シャープのAY-B28Fというオフィシャルページにデータさえない年代物。( ̄▽ ̄;)
探し当てたページによると1991年製の12~14畳用だとか。
しかも、ガスが全て抜けていてポンプダウンをやる必要も無い。
これの室外機がクソ重いっ!!
おそらく50kgぐらいあるでしょう。
パワーが残っているうちに車に積んでおこう。
そう考えて母屋から運び出します。
階段途中で何度も休憩を挟んでようやく車の荷台に乗せた時は、腕はもうパンパン。(;´Д`)ノ
会社に運んで廃棄処分しますが、下ろすことが出来るだろうか?
配管の途中がむき出しになっているのでコーテープを巻きます。
エアコンの背板を付けて、配管を穴に通して、室内機を乗せます。
左下のコンセントは、交換しなくてもプラグが刺さった。(゚∀゚)
室内機の取付が終わったところで和室側の真空引きが完了~!
エア漏れも起きてないので冷媒を解放して試運転します。
リビングの室外機を設置している間、和室を閉め切って冷やしてみました。
しばらくして和室に入ると、
す、涼し~い!!
(TωT)ウルウル
昼近くなって室内気温が26度を超えていたし、ずっと力仕事で汗だくになっていたのでこの爽やかさが心地よい。
『高原の家にエアコンなんていらねえっ!』
と、やせ我慢していたが、ここ数年の猛暑にすっかり参っていたので、これは実に嬉しい。( i ◇ i )
気をよくして電源を切ってリビングのエアコンの作業を続行します。
こちらの配管が微妙に長い!
どういう風に曲げたらいいかな~?
とあれこれひねっていたら・・・・
あ、あれ?
どうしてこうなった!?? (;´Д`)ノ
パイプカッターやフレアツール持ってきてない。
これ以上いじくり回して配管を潰してしまうのが嫌だったのでこのままで使うことにした。
↑これがプロなら返品、クレームの嵐。
真空引きをしている間に昼食にします。
昼食が終わったらすぐ作業に取りかかります。
配管穴にパテ埋めして、ドレン管をデッキ板の隙間から外に出して仕上げに取りかかります。
約50分後、全て終えたので試運転。
只今の室内気温27度(表は24度)。
さすがにリビングを冷やすのは能力不足。(;´Д`)ノ
ぜんぜん温度は下がりません。
吹き出し口のそばにいたら涼しいけど少し離れたらダメ。
でも、除湿が効いているのか、室内が徐々に爽やかになってきているのを感じます。
真夏にどうにも使えないようだったら、6畳の部屋に移設することにしよう。
今年の夏はある程度快適に過ごせそうだ。
ふう~!疲れたな~!!
この道具類片付けなくちゃ。ヽ(TдT)ノアーウ…