山の古別荘のDIY記

今年の夏はヤバイ

★目次ページに戻る

 災害続きの西日本。
 災害地で避難されている被災者の方々、自宅が半壊・全壊に見舞われた方々にお見舞い申し上げます。
 賢明な捜索を続けられている自衛隊・消防・警察の方々、復旧に励んでおられる自治体やボランティアの方々に感謝です。
 この猛暑の中では無理をしないで、焦らないで。 
 早く安息の日が訪れることを願います。




 管理する建物の貸し事務室のエアコンが1基いきなりぶっ壊れたですよ。(;´Д`)ノ
 急遽メーカーに修理を依頼しました。
 幸い、メーカーにパーツがあったので翌日には修理が可能でしたが、ご入居の方は丸一日暑い中を耐えていました。

 作業は午後8時すぎから深夜までかかりました。
 サービスの兄ちゃんが暑い中、室外機のある真っ暗な屋上で働きづくめ。
 「過労死せんといてよ~。(;´Д`)」
 と慰めの言葉をかけるしかできませんでした。
 コンプレッサーの交換で30万円強吹っ飛んだぜ。ヘ(゚◇、゚)ノ

 帰宅が夜遅くになってしまったので翌日早朝から山小屋へ向かうことにしました。



 あの長く続いた大雨の日々が嘘みたいにからっと晴れた真夏日。
 兵庫県の西部から中国地方にかけては、大雨の被害があちらこちらに爪痕を残しています。
 高速道路の法面の一部が崩れかかった場所は車線規制で渋滞。
 一般車が長蛇の列になって通過します。
 時々、復興の緊急車両がやって来たら、それぞれの車は路側に寄せて優先的に通ってもらいます。


 そんな中、一台の単車が猛スピードで車列の横を駆け抜けていく。

 背中に大きなスコップ。 
 腰には工事現場用のヘルメットをぶら下げ、ひたすら西に向けて走っていく。



 ドラレコからのスナップショットです。


 三連休を利用してのボランティアか、実家か知人の家を救援に行くのか。
 思わず「がんばれ~!」と車内で声を出してしまった。





 山小屋までの道は一部の渋滞を除いて支障もなくスムーズ。
 予定通りの時間帯に到着しました。

 時刻は午前9時過ぎですが室内は既に30度越え。
 今日も厳しい暑さが待っています。




 屋内に入るとむーっとした熱気。
 前回取り付けたエアコンを早速起動させます。
 和室は閉め切ってクール部屋にしておきます。

 掃除機でリビングを掃除している間にもう汗ばんでくる。
 すっかり汗をかいてしまうと帰宅する時に着る服が無いと困るので、作業服に着替えます。


 16畳の場所に6畳用のエアコンでは効かないとはわかっているけれど、さすがに堪らないのでリビングのエアコンも起動させます。

 室内を冷やしている間にベランダに出て細々とした作業。
 今回はこういう物を買ってきました。





 エアコンの排水管に変な虫が入って巣を作らないように、先端にキャップを取り付けます。
 以前、置いてあった壊れたエアコンには、ドレン管に地蜂が巣を作ったり、蛾の幼虫が出てきたりしていました。
 放置しておくと詰まってしまうし気持ち悪いのでキャップをします。

 ところが、ドレン管の先端にこれを付けるとデッキ板の隙間にパイプが通らない。(・ω・;)





 ダイキンのエアコンは室外機からも配管が出ているので、それを一部外して屋内機側の配管につなげてベランダの表に垂らしました。
 室外機側の配管は冬場の暖房運転の霜取りの時に水が出てきます。
 また今度ドレン管を調達してきてつなぎ直します。


 里山はギラギラ照りの猛暑。
 
 ベランダの前の木が花を咲かせています。





 調べてみたら「アワブキ」という木に似ている。

 この花にハナバチのお母さん達が群がっている。
 黒いクマンバチに似た巨体でブンブン羽音を響かせて飛んでいるのだけど、時々こっちまでやってきて頭上を飛び回るのはやめて欲しい。
 (;´Д`)
 スズメバチが来たかとどきどきしてしまう。


 僅かな時間だけど、表にいるだけで汗が噴き出てきます。
 少しは部屋が冷たくなったかと屋内に入ります。


 ちっとも効かねえ~!( ̄▽ ̄;)

 吹き出し口から冷たい風は出ていますが、部屋は暑いまま。
 救いは除湿が効いていて蒸し蒸ししていないのが助かる。

 機械に負担をかけないよう27度設定にしていますが、帰宅するまで室温が30度を下回ることはありませんでした。

 



 暑くてたまんないので閉めきった八畳和室に入ります。

 す、涼しい~っ!





 こちらはしっかりとクーラーが効いています。


 今年の夏はきつすぎます。
 まだ午前中ですがエアコンが無かったら耐えられるかどうかわからない。

 熱中症は突然やって来ます。
 暑さに慣れているからとか、若くて体調がいいからとかは関係ないです。
 昨日は大丈夫でも、その日の環境や体調によって変化します。
 丈夫な人でも無理をすれば簡単にぶっ倒れてしまいます。
 何度も高い山を登っているベテランの登山者でも、時により高山病で命を落とすのと同じ。

 

 こんな暑さの中でも被災地にいる方々はひたすら堪えて復旧に努めている。
 東北の震災も、熊野の水害も、熊本の大地震も、私たちは傍観者に過ぎなかった。
 出来ることと言えば募金を送ることぐらい。
 ただ、「みんなガンバレ~!」と祈ることぐらいしかできない。


 東北の大地震の時。
 当時運営していたブログにこういうことを書いた記憶があります。
 もう既に消してしまって残ってないので思い出しながら書いてみます。



 『個人が募金を行うなんて少しぐらいしかできなくて、生活があるから何度も何度も無理だし限界がある。
 被災地ではない私たちが出来ることは普通に暮らすこと。
 いつものように寝起きし、いつものように会社へ学校へ行き、食事をし、遊ぶこと。
 そして経済や物流、お金の流れを絶やさないこと。
 被災者の方が救いの手を求めて移住してきたら、快く受け入れること。
 皆同じように暮らしを続けること。

 それと応援してあげるなら、あちらの物産を買ってあげること。
 今ならふるさと納税という物があるが当時はありませんでした。
 災害が起こると観光客が激減したり、農作物が売れなくなったりするので、間接的に援助出来るし、少しずつだけど被災地の経済の下支えになるから。』


 と言うことを書きました。

 実際に東北の時は地元の銘酒を何度も求め、熊野の水害の時は次の年に現地へ行って、和歌山名産のお菓子や梅干しを大人買い!
 (゚∀゚)
 家族も喜ぶし、地元の商店も少しばかり潤う。



 で、今回、早速開始しました。

 広島の銘酒 「賀茂鶴」



 うまいんだ~、これが。


 広島の西条は兵庫の灘、京都の伏見に続く日本三大銘酒の郷。


 今年の夏はこれで現地を応援するぜ!


 夕べから飲んでおります。
 酒だ酒だぁ!!( ゚∀゚ )


 酔心や獺祭もあるけどちょっとお高いので・・・。
 




 少しばかり涼んで体を冷やした後は、表に出て敷地の状態を見聞します。

 まずは桜の状態を。




 う~ん、前よりひどくなっている。(-""-;)

 胴枯れ病?の範囲が広がってきて、おまけにキクイムシに一部やられています。
 こんなにひどくなっているのに前回よりも葉が生い茂っていて、枯れるような気配はありません。

 この桜、写真をいろんな方向から撮影して、ソメイヨシノとほぼ断定しました。
 根元の皮がはげた部分から徐々に傷口を覆うように巻きが出来てきているので、風で折れたりせず、これ以上ひどくならなければ生き延びそうです。
 消毒薬をたっぷりと塗って傷口を覆ってやります。


 前回、かかり木になったままで放置していた木の1本を担ぎ上げて抜き出します。
 先端部分の枝を鋸で切り落とし、真っ直ぐな幹を引っ張り出します。




 この作業だけで汗びっしょり。(;´Д`)
 マダニやヤブ蚊除けに防虫剤をまんべんなく塗って出ましたが、汗で全て落ちてしまいそう。


 丸太を軒下に運び終えたら森の散策路を巡回のために階段を下りていきます。





 敷地内は特に異常は見あたりませんが、晴天が数日続いているのに地面がまだしっとりと湿っていて、多くの水分を含んでいるような状態。
 よっぽど多くの雨が降ったんでしょう。
 未だに河川が氾濫しそうになって避難勧告が出るのがよくわかります。





 ぐるりと一周回って、先日見つけた栗の木の幹を探します。

 敷地は激藪化しているので、複数の木の枝が交差していて葉っぱを見つけても、上からではどれが主幹なのかわかりにくいのです。
 栗の木と思える葉っぱをようやく見いだしました。




 枝を辿って幹を見つけ出します。





 間違いない!(*゚∀゚)

 この独特な立て割れの模様はたぶん間違いないでしょう。
 
 樹木検索サイト「木には名前がある」より幹の画像
 http://www.tree-watching.info/kensaku/dat/k/kuri/kuri4.jpg


 この栗は藪の中で必死に太陽を求めて枝を伸ばしたのでしょう。
 ぐねぐねと曲がって真っ直ぐな木ではありません。





 森の中で生きる厳しさを表しています。


 栗の木は雌雄同体で一つの木に雄花と雌花がなります。
 しかし、同一の木では受粉せず、10mぐらいの範囲内に何本か栗の木が花を咲かせないと実はならない木とか。
 近くにもう1本栗の木が無いか、上を見上げて同じ形の葉っぱを探します。


 5mほど下に背は低いけど栗らしき葉っぱの木を発見。
 その枝を辿って藪の中に入ります。




 え~?これかなあ?(*。*)ホヨ?


 特有の立て割れ模様がありますが、ぜんぜん異なるように見える。
 栗の木はクヌギとかクルミとかよく似た木があるので素人目にはわかりにくい。(>ω<)
 今見るとこれは栗ではないな。 幹を間違えたか?

 実がなってくれるとすぐにわかるんだけどなあ。
 但し、実がなっても自然の栗はたいてい栗虫にやられていて食べる気はしないが。(;´Д`)ノ

 もう少し涼しくなったら、この周囲の雑木を間引いてみることにします。
 


 藪から出てきたらもう汗びっしょり。
 頭に巻いたタオルもTシャツも水分保有限界を超えていて、頭を下に下げるだけでボタボタと汗の水滴が落ちていく。
 日の当たらない森の中でもこんな状態。

 体力を消耗しないうちに母屋で涼んで午後に備えよう。


 今年はきつい。
 下手をすると命に関わる。
 ヤバイ!ヤバイ!

 あと2ヶ月近くこんな状態が続くのかな~。(;´Д`)ノ



★目次ページに戻る

▲このページのトップへ



トップページに戻る