山の古別荘のDIY記

ミンミンゼミがいないなあ

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 長かった今年の梅雨もようやく明けました。
 夜の高速を走って山小屋へ到着。
 新型コロナが拡大傾向にあるので、他県への移動は自治体から自粛の要請があるけど、今夜も誰一人として合うこと無くやってきました。
 普段と比べて意外と交通量が多かった。


 山小屋に着いて玄関へと向かう。

 ・・・・ん?





 なんか、暗い。(´・ω・`)


 3灯有る太陽光発電の常夜灯の一つが点灯していません。
 ぽん!と叩くと申し訳なさそうに明かりが灯った。

 設置してから何年になるだろうか?
 4年?5年?
 内蔵電池がそろそろ寿命が来ているのでしょう。
 中身はエネループのはずだけど交換できるのかな?
 次回来た時にはもうダメかもしれない。


 母屋に入って電灯を点けます。
 表の気温は今は24度ぐらいで涼しいぐらいなのだけど、屋内は昼間の熱気にあぶられてムッとしています。
 雨戸を開けて換気します。



 翌朝、午前5時半過ぎに目が覚めました。
 毎日のようにこの時間帯に一度目を覚まします。
 ネコにいつもこの時間帯に起こされていたので体にリズムが刻まれてしまっているのです。


 今朝は肌寒い。
 8月とは全く思えないほどの気温です。

 カーテンを開けてベランダから表を見ると、山全体が霞んでいます。





 この時期にこんな霧は珍しいです。
 湿度がおもいっきり高いせいでしょうか。

 カメラを出して少しばかり撮影してから二度寝しました。





 完全に目が覚めたのは午前9時前。





 ガスはすっかり消えてしまっています。
 空はどんよりと曇り空。
 今日は一日中こんな具合だったらいいな。
 気温があまり上がらないと思えるので助かります。

 と考えていたら聞こえてきたのがツクツクボウシ。


 え!?もうツクツクボウシ??

 7月にもいますが、普通はお盆を過ぎて秋が近づく頃にその声をよく耳にするセミです。
 夏休みの終わりを告げるようで、この鳴き声を聞くと、ああ・・・宿題ドウシヨウ!と嘆いたもんです。(^^ゞ


 動画:



 午前中。
 気温が高くならない間に庭木の手入れをしておきます。

 庭の手入れって言ってもこの時期は雑草を刈り取って、伸びてきた雑木を剪定するぐらい。
 前回の続きで少しばかり固くなっている土をいじるぐらい。


 前回、剪定鋏を研いだので切れること切れること。(・ω・;)
 研ぎ上げたことを忘れていて、太い枝なんてすっぱり切れちゃうから少しばかり驚いた。

 手入れをしていない箇所の植え込みに小さな可愛らしい花をつけた草がありましたよ。





 相変わらず、何ていう名前の草なのかわからない。
 帰ってきてから調べてみましたよ。

 
屁糞蔓(ヘクソカズラ)


 
なんちゅう名前だ!Σ(゜д゜;)

 こんな可愛い花なのに、全く不釣り合いな和名。
 何でも葉や茎を潰すと悪臭を放つからだとか。

 多年草らしいから、ずっとここにあるな。
 長く伸びてきて刈り取る時に気をつけないと。



 階段横に有るヤマハギが大きくなってきましたよ。





 すっかり人の背丈ぐらいまで高くなってきました。
 剪定しなければ藪みたいにボーボーになるので、秋口に花が咲いて散ったら、毎年50センチぐらいの高さまで剪定してしまいます。
 今年はたくさんの花を咲かせそう。


 梅の木が元気になってきましたよ。(^ω^)





 黄色くなってくすんだ様になっていた葉に緑が戻ってきました。
 やはり太陽の光というのは草花にとって一番大切なんですね。
 病気も克服してくれそうです。



 ソメイヨシノの幹がぐんと太くなってきました。
 強風で倒れないように杭に軽くくくっておいた麻ひもがきつくなってきたのでやり直します。
 幹は細くてまだまだ不安なので、しばらくはこの杭を撤去することは出来ません。





 根本の傷口にも新たにトップジンペーストを塗ってやります。
 大丈夫だろうと油断すると腐朽菌が入り込んだり、キクイムシに食べられてしまいます。





 根元の方は随分と盛り上がってきて傷口を覆い隠すようになってきましたが、上の方はまだまだ。
 手間がかからないようになるまで、あと5年ぐらいかかるんじゃないでしょうか。





 一通り雑草を刈り終えたら、踏みつけて固くなってしまっている地面をほぐしてやります。
 物置からバールを持ち出してきて、木の根の周囲に突き刺して少し持ち上げていきます。
 樹木の根まで傷つけてしまわないように間を開けて。

 けっこうガチガチですねえ。

 梅の木の近くは固いと思ったら大きな石が出てきましたよ。





 前回耕したディコンドラの周辺ももう一度突き刺して柔らかくほぐしておきます。


 樹木の根元など踏みつけたくないのですが、雑草や雑木の苗がお構いなしに生えてくるので刈り取るためにはやむを得ません。
 ツツジの根本など踏み込んだ場所もバールを突き刺してほぐしていきます。


 石垣の際に沿ってスルスルと動く生き物が。
 蛇がいるよ!と思って写真に写すためにちょっと追いかけます。





 少し移動したところで、こちらに頭を向けて臨戦態勢。
 ヤマカガシだと思っていたらマムシのようです。
 この敷地内で9年間で初めてマムシを見ました。

 生態は水辺を好むはずです。
 谷底には小川が流れているのでマムシは必ずいると思っていたのですが、こんな高い場所に登ってくるのは珍しい。
 それだけ森が湿潤すぎるということかも。
 これからは草刈りとかの際は油断できないですね。
 夜も気をつけなくちゃ。


 首を持ち上げていますがつぶらな瞳でこっちの出方をじっと伺っています。

 「ここは人の住むところだからね。 危ないからね。 もう来ちゃダメだよ。」

 そう教え諭してその場から離れました。





 気温はだんだんと高くなって30度を超えているでしょう。
 一連の作業をしていたらすっかり汗だくになります。

 半袖で作業をしていたのでヤブ蚊に刺され、腕が4箇所、首筋が3箇所。
 しまった!と気付いたときにはもう遅い。(;´Д`)ノ
 草の汁が付くのもあって、あちらこちら痒いです。
 
私はウルシ科の植物を触ってもひどくかぶれたりしないのですが、さすがに草の汁だらけになると痒いです。

 ちょっと休憩。


 頭に巻いたタオルは限界を超えて汗がボタボタ落ちてきます。
 Tシャツは既にぐっしょり。
 ズボンまで汗で濡れています。

 「そろそろ水分補給をしないとな。」





 周囲は蝉の声で包まれています。
 ニイニイゼミ、アブラゼミ、クマゼミ。

 「ん~!今年はミンミンゼミの声がしないなあ。」

 天候と気温の低さのせいかもしれません。
 

 今年はやはりいつもの年とは違うようです。



 

 

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