山の古別荘のDIY記

中秋はアウトドア飯

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 昨夜眠りに就いたのは午前2時過ぎ。
 台風一過の夜空は雲がすっかり無くなって快晴の夜空。
 山の中だけど街の明かりが尾根の向こう側にあるので満天の星空というわけにはいかない。
 それでも都会では見ることの出来ないほどのたくさんの星が瞬くのを肉眼で見ることが出来ます。

 カメラを表に出してタイムラプス撮影。
 飽きることなく夜空を見上げていたのですっかり遅くなってしまいました。


 母屋に戻って就寝。
 夜明け前に一度目が覚めたので表に出してあるカメラを回収してきます。
 薄明るくなった早朝の森を少しばかり撮影。
 そして再び就寝。


 次に目が覚めたたのが午前9時過ぎ。
 もう少し寝ておこうかと思ったけど、さわやかな秋の山を満喫したいので寝袋から這い出してきました。





 空は見事な秋晴れ。
 雲一つ無い快晴です。


 こんな日に母屋の中に閉じこもっておくのはもったいない。

 アウトドアを楽しむのが吉!

 着替えをして庭に出て行きます。



 前庭はヤマハギが満開。





 紫色の小さな花が庭を飾ってくれています。

 昨年は2株だったヤマハギもいつの間にか新しい木が生えてきて3株になって前庭の上部を占めています。
 小さな株がもうひとつ出てきているので来年は4株になってますます賑やかになるでしょう。






 今日は作業などはしたくない!

 日々の仕事で疲れが取れなくて動き回りたくありません。
 爽やかですしのんびり秋の山の家を楽しむことにします。





 以前から母屋横の小さなスペースでくつろいでぼーっとしたいと、そう考えていました。
 まだ今の時期は昆虫が多くて、特に今年は蜂の当たり年。

 表をうろうろとしているとどこからともなくスズメバチがやってきて、侵略者と勘違いして威嚇してくるのでたまったもんじゃありません。
 前庭でカメラ構えて写真を撮っているだけでも数分おきにキイロスズメバチが高速で飛んできて、敵か?味方か?って感じで飛び回ります。
 何もしなければ刺されはしないのですが、頭上で爆音を響かせて飛び回られるとやっぱり嫌なモンです。


 そこで、今回持ち出すのは

 蚊帳付きハンモック!!

 こいつを何とかして庭に張って寝そべりながら過ごそうという作戦。
 嫌な蜂が近づいてきたら蚊帳を頭からかぶってやり過ごすことが出来ます。


 しかしながらハンモックを吊すことの出来る手頃な木と言うのが母屋周りにはありません。
 太い木は有るには有るけど森の中。

 
 さてどうしようか・・・・・?

 庭の中央に立って辺りを見渡します。

 ありました!(゚∀゚)アヒャ♪
 




 母屋の鉄骨。
 これなら人間の体重ぐらいではびくともしません。
 片方をこちらに。


 反対側は・・・・

 庭の向こう側にコナラの木が1本見えます。
 あれにしようか。





 しかし、この両端は距離がありすぎ。
 ハンモックに付属のベルトではとうてい届かない距離。
 そこで物置から昔に購入したザイルを出してきます。
 長さは30mのザイル。
 使用する機会もないザイルなのでハンモック用に切ってもいいでしょう。
 もう1本同じ物もありますし。


 鉄骨にはザイルをそのままくくりつけて、コナラの木はハンモックベルトを巻き付けてカラビナで連結。
 10mぐらい離れた区間にザイルを渡します。





 ザイルの途中に結び目を作り、ハンモックのカラビナを止めていきます。





 さて、ここから高さ調整。
 これに時間を費やしてしまいました。
 ハンモック用の長さを微調整できるロープを持っていません。
 結び目を作ってはほどき、結んではほどきの繰り返し。
 一度結び目が固く締まるとほどくのがたいへん。

 荷がけ用ロープの結び方を予習しておくんだった・・・。


 乗ってはすってんころりん!を何度か繰り返す始末。
 あれやこれやで小一時間四苦八苦してようやくちょうど良い高さを決定。
 適当な長さでザイルをカット。
 端部がほどけないようにビニールテープでまとめておきます。





 出来た!!(^^)


 気がつけばもうお昼前。
 ランチにしましょう。





 涼しくなってきました!


 いや、どこが・・・?


 日向の気温は30度近く。
 今頃残暑がやってきている変な気候。
 たき火をするにはちょっと暑い。


 しかし、火を起こさないと以後の話が続かない。
 考えてきた計画がすべておじゃんになる。

 おあつらえ向きに太陽の光は木の葉に遮られていて、爽やかな森の風が庭に吹き込んできます。





 暑いかもしれませんが予定通りたき火をします。

 たき火と言ってもこの別荘地は裸火でのたき火は禁止。
 山火事の原因になりますし、火の粉が飛んではハンモックに穴が開いてしまう。
 バーべーキューコンロのように火の粉が舞い上がらないような器具の使用ならOK!

 缶ストーブを出してきます。





 最初の焚き付けには落ちている木を使用しますが、着火したらメインは木炭を使って火力を維持する予定。 
 拾ってきた枝をノコで適当な長さに切って缶ストーブに放り込み、紙にライターで着火して入れます。





 木が乾燥しているのか簡単に火が付きました。
 毎回こんなに簡単だったらいいのに。

 炎が安定してきたら木炭を入れます。

 この木炭、ホームセンターで販売されている安もの木炭で、備長炭と書いてありますが輸入品。
 湿気を多く含んでいるのでしょうすごくはぜます。
 大きな音とともに爆跳して、炭の破片が顔にまで飛んでくるのであわててストーブの上カバーを乗せます。

 爆跳の音が大きくて山にこだまします。
 音が大きくて誰か見に来るんじゃないかとヒヤヒヤ。


 炭に火が回って安定してきたら今日の料理を作りましょう。
 本日の昼食は・・・


 鍋!


 涼しくなってきたので当然でしょう!

 イヤイヤイヤ





 レンジでチンするタイプですが一人鍋に入れてぐつぐつ煮込んで食して身も心も温まります。

 イヤ暑いだろ・・・( ̄▽ ̄;)


 早速中身を鍋に移して煮込みます。





 これだけでは少々足りないので、食材を買い足してきました。

 ちょっと高級なしゃぶしゃぶ用豚肉。
 タイムセールで3割引!

 追いブタです!!!!





 金華豚だよ。 金華豚です!

 これも鍋に放り込んでぐつぐつぐつ。

 煮上がったらお椀にすくっていただきまーす!





 あ~!極上!!


 所詮500円程度の簡単な鍋ですからたいしたことはないのですが、追いブタがいいうま味を出してくれておいしくいただけます。
 飲み物は定番のノンアルコールビール。
 ぼっちのアウトドア昼食を楽しませていただきました。




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