山の古別荘のDIY記

エアコン点けなくても過ごせたよ

★目次ページに戻る

 この夏で別荘の管理も11年経過して12年目に突入しました。
 通り雨がさーっと通り過ぎたので一度に気温が下がって過ごしやすい夜になりました。


 山の家に到着して夜空を見上げる。
 雲が切れた夜空は素晴らしい星空。
 久しぶりに天の川が肉眼でもぼんやりと見えました。





 一眼レフを持ってくれば良かったか。
 いやいや、この季節に表に入れば体中虫に刺されてしまって後悔することになるだろう。
 カメラ任せでタイムラプス動画を撮るだけにする。

 表の気温は23度ほど。
 母屋の中には熱気がこもっていたけれど窓を開けて扇風機をつければ涼しい風が入ってきます。
 パンツとシャツ一丁で寝床で就寝。
 

 翌朝午前5時過ぎ。
 肌寒い朝。
 ひぐらしの大合唱で目が覚めました。





 お日様はまだあの山の向こう側。
 山の朝は少しばかり遅いのです。

 徐々に明るくなるにつれて少しずつひぐらしの鳴き声がやんでいきます。
 やがて東の空が完全に明るくなる頃に合唱は終わりました。
 眠いので寝床に戻って二度寝します。(×_×;)


 次に目を覚ましたときは午前9時前。
 ゆっくりと睡眠を取らせていただきました。





 雲の多い空模様ですが、時々青空が見えて太陽の日が差し込みます。
 町中とは違って森を通る風がとても爽やか。
 まるで初夏の気候のよう。
 蝉の鳴き声が無ければ梅雨に入りたての時期と間違えそうなぐらい。
 もう梅雨明けしたんだよな。

 名も知らない樹木の花が風に揺れています。





 何の木か帰ってから調べてみたけどよくわかんない。
 アワブキに一番近いのでたぶんアワブキなんでしょう。

 樹木はちっとも覚えられない。
 特にこの周辺は似たような花の形ばかりが咲く。
 葉の色や形が違うから異なる名前の木だとしかわからない。
 来年になったら「何の木だっけ?」とまた首を傾げることでしょう。
 
 しかし、これは間違えようがない。
 独特な形の木の実。





 今年も小さなイガが枝にくっついています。
 あれだけ沢山の花を咲かせていたのだけど、実がたくさん出来るわけではない。
 受粉がうまくいかなかったのだろうか。
 これもまた謎。








 軽い朝食を終えて着替えして表に出ます。
 今回も庭木の手入れをします。
 雨の多いこの時期は雑草もぐんぐん伸びてきます。
 前回、剪定しなかった木々も枝葉を伸ばしてうっとうしくなってきたので刈払います。





 涼しいと言ってもそこそこ気温は高い。
 ちょっと体を動かすととたんに汗ばみます。
 重たいトリマーを振り回していたらすっかり汗だく。

 時々雲が切れて鋭い陽光が素肌を炙る。
 途端に体温が急上昇。
 熱中症にならぬよう休み休み作業を続けます。
 とにかく今の草木の成長時期にやっておけばあとは楽なので。


 ヤマハギがすっかり大きくなりました。





 前庭の斜面の上部をほとんど占領されています。
 花の咲く9月頃にはどうなっているやら。(・へ・;;)


 電動機械であらかた刈払いが終わったら、植木鋏を持って手作業に移行します。
 リシマキア・リッシーがとうとうこれだけになってしまいましたよ。(T_T)





 この小さな葉は今年出てきた新しい葉。
 上に乗っている枯れた枝や葉をどけてやってこの小さな葉に日光がいっぱい当たるようにしてやります。
 ここから生き残ってくれれば強くしぶとく大きくなっていくんですけどね。
 生命力に期待します。

 この庭で生き残った草花たちも同じ過程を辿ってきた。
 一度、枯れるんじゃないかって言うぐらい弱って、そこから立ち直ってきた植物は強い。


 人間はこうはいかない。
 死にかけたらほぼ死ぬし。
 たいてい後遺症が残ってずっと苦しむことになる事が多い。

 私の髪の毛も復活することは無かった。(>ω<)


 いや、それ老化やし・・・・


 午前中いっぱいは庭木の手入れ。
 気温は30度前後でも風があるので熱中症にならずに過ごせた。

 母屋に戻って食事すっか。




 曇っていて直射日光が屋根に降り注いでいないので母屋の中は外と同じぐらいの気温。
 扇風機一つあればエアコン無しでなんとか過ごせます。



 それでも室温は30度。



 お昼からもう一度庭に出て作業を続けます。
 今回持ってきたのは有機石灰





 植物が枯れてしまうのはどうやら土壌が酸性すぎるからではないか?と気付いたので石灰を撒いてみることにします。
 石灰は植え付けの前に土に混ぜてしばらく日を置いてから苗などを植えるのだけど、我家の庭には既に植物が植わっています。
 そこで、粉のまま撒くのではなくて少量ずつ水に溶かして薄めてから草木にかけます。
 石灰も消石灰のようなアルカリ度の強いものではなくて効き目の穏やかな有機石灰を使います。
 石灰は土壌を中性化する作用があるだけでなく、植物が吸収して細胞を強化する役目も有るとか。

 と、カーメン君が言ってた。(^^)

 *「カーメン君」ガーデンチャンネルを参考にさせていただきました。


 ジョウロに有機石灰を適量入れて水で溶かします。
 石灰液を元気になって欲しい樹木にかけていきます。
 石段を上ったり下りたり何往復したでしょうか。
 すっかり汗だくになってしまいました。

 この有機石灰の袋は1kg入りです。
 裏書きを読むと「花壇1㎡あたりで500gぐらい使用」と書いてあります。
 この別荘の庭の広さだと数袋必要なはずです。

 でも、実際に使ったのはこの袋の半分の約500g程度だけ。
 こんなのでいいのかな?(*。*)ホヨ?

 吉と出るか凶と出るかわかるのは数カ月後になるでしょう。






 作業を終える頃には空はすっかり晴れ上がってきて夏空が戻ってきました。
 気温もぐんぐんと上昇しているようで暑さがこたえてきました。
 今日のお仕事はもう終わりにしてあとは休みます。


 室内に入るとムッとした熱気。
 太陽に照らされるとすぐに室温が上昇してきます。
 たまらなくてベランダに出ると風が通り抜けて表の方がぜんぜん涼しい。





 扇風機を最大にして室内の空気を入れ替えるようにします。
 汗だくになったのでスッポンポンになってシャワーしましょう。


 午後3時を回って谷間に山の影で暗くなり始めると少しずつひぐらしが合唱を開始しだしました。
 
 夏ですねぃ。(゚∀゚)アヒャ♪





 蚊取り線香を腰にぶら下げて作業をしていたのですけど、二の腕や首筋の数カ所を藪蚊に刺されていました。
 血を吸いにやってきて、ほんの数秒で蚊達は逃げたのでしょう。

 大きく腫れて痒くて仕方がないというようなことはありませんけど、少しプクッとして触ると膨らんできていました。
 わずかに痛痒い。
 蚊取り線香から遠い場所は効果が薄れるよう。
 首筋にタオル巻いておけばよかった。(;´д`)

 ゆっくりと体を休めてから帰り支度を始めました。

 これから夏本番。
 今年も厳しい夏になりそうです。
 皆様も熱中症には十分お気をつけください。

 暑中お見舞申し上げます。



 動画:


★目次ページに戻る

▲このページのトップへ



トップページに戻る