山の古別荘のDIY記

物の値上がりすごいんですけど

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 10月三連休の初日。
 従兄弟が一度別荘に行きたいと言っていたので高速の途中で降りて迎えに行き、そこから二人で別荘へ。

 高速道路は終始混雑気味。
 感染症対策で長い間家に閉じこもって方々が一気に開放されて出てきたという感じ。
 遅くはないけど一定のペースで進んでいくので文句は言えない。
 ゆっくりと車を走らせて無事到着しました。





 天気はあいにくどんより曇り空。
 
 庭に生えている萩は開花していましたが既にピークを越えて枯れ始めていました。





 秋の虫達が奏でる鳴き声を聞きながら母屋の中へ。
 雨戸を開けて外の空気を室内に入れます。

 ベランダに出て風景を眺めていた従兄弟に飛んできたキイロスズメバチが威嚇してきました。
 いきなり自然の洗礼を受けた従兄弟はあわてて室内へ。


 別荘というのは何か目的がないと何も無い退屈な場所。
 とりあえず別荘を見たいと言ってやってきた従兄弟は何もすることがない。
 私はいろいろと作業の予定があってきちんとおもてなしが出来なくて申し訳なく感じます。
 しばらく近況報告や世間話を交わしていましたが、やがて「ちょっと散歩に行ってくる。」と言って外出していきました。


 私も車に積み込んだ荷物を下ろしがてら周囲の情景を見て回ります。

 駐車スペースから数メートル歩いたところに栗の若木が生えているのを発見。
 高さ3mほどで、そこに栗が生えてきていることに全く気づきませんでした。
 茶色になって開いたイガを見つけたからわかったようなもの。
 イガが無ければわからなかった。





 周囲には栗の木がたくさん生えていてこの周囲では珍しいものではない。
 イガが開いているということは栗の実がそこらへんに落ちている可能性がある。
 動物に食べられてしまわなければあるはずだと、地面を探すとすぐに見つかりました。





 ぺらっぺらの薄い実。( ̄▽ ̄;)
 
 これじゃあ動物達は食べないかもなあ。
 初めて実を付けた若木なのかもしれない。

 少し離れたお隣さんの玄関先の楓が色付き始めていました。





 少しずつ秋らしくなってきています。





 今日、行う作業はエアコンの移動。

 リビングに取り付けてあるエアコンは中古品の6-8畳用。
 リビング自体は16畳あって天井が高い。
 洗面やキッチンまで入れると20畳を超える広さがあります。

 夏場、6畳用でリビングの気温を下げることは不可能でしたが、除湿機能で湿度を下げてカラッとさせることで多少室温が上がっても凌げていました。
 ところが、今年の夏の暑さは湿度を下げても暑くて耐えられず。
 つまり乾燥したサウナみたいな状態になってしまい、これは我慢できない。もっと馬力の強いやつに変えなくては。と考えていたのです。





 今年、皆さんご存知のようにエアコンは品不足。
 特に10畳用から16畳用なんて品薄。
 今年はあきらめて来年に型落ち品を購入しようと考えていました。

 が!

 10月より物の値段が大幅に値上がりする。

 というニュース。
 エアコンはネットで買うと安いですがそれでも高価なもの。
 これ以上高くなったらたまったもんじゃない。
 ちょっと無理して2021年の型落ちで在庫が残っていた12畳用のエアコンを探し出して購入しました。





 16畳の部屋なのになぜ12畳かと言うと、この別荘は落雷多発地帯。
 接地アースを取ることが出来ないので200Vへの切り替えはできません。
 100Vエアコンで最大の出力の物は12畳用が限度だからです。


 10月1日からの値上がりには本当に驚きました。

 今年これまでに購入したものの中から価格の違いをあげてみると。

 HIKOKI製充電式インパクトドリル \23,500円 → \26,800円
 山善 AC電源草刈り機   \7,117円 → \9,999円
 KENWOODカーナビ   \41,000円 → \43,200円
 のり付き壁紙 30m   \8,800円  → \9,900円
 山善 AC電源ヘッジトリマー  \12,961 → \16,800円
 タカラ スタンダード キッチン換気扇  \19,106 → \22,000円

 *Amazon、楽天調べ
 
 値上がりしていないものもたくさんありますが、全体的に2割から3割の値上がり。
 材料費や工具類が大幅に値上がりしているのが痛い。(>ω<)

 木材に至っては昨年の今頃から比べるとほぼ2倍の価格になっちゃってます。





 私が属している業種は簡単に値上げは出来ない。
 旧態然とした古い法律(借地借家法)に縛られている業種なので、お客さんに値上げします!と言うことは出来るけれど、拒否されたら法的処理が必要になる。
 弁護士費用とかの費用は自腹なんですよ。
 税金とか、社会保険とかお金が足りなくなったらホイホイと上げられる仕組みは羨ましいですね!(皮肉)

 自分の身は自分で工夫して守るしかない!





 新しいエアコンを室内に運び込みましたが今日はこれを取り付けるわけではありません。
 最初にリビングに付いている既存のエアコンを移設しなければいけません。
 さっそく取り外しにかかります。





 配管内の冷媒ガスを室外機に移動させ配管を外していきます。
 分離が完了したら室内機を外し、隣の和室に持っていって壁に取り付けていきます。





 文字に書き起こすのは簡単ですけど、配管類をそのまま使用するので慎重にバラして時間がかかります。
 私は素人ですからエアコンの取付取り外しは2時間半から3時間ぐらいかかります。
 今日一日では完了しないでしょう。
 配管の組付けまで行って、配管内の真空引きや試運転は次回になるでしょう。





 配管の接合部のフレア部分(ラッパ状の端部)は再利用すると破損しやすいのでカットして作り直します。
 配管曲げも折ってしまわないように慎重に曲げていきます。
 一つひとつの工程に時間がかかってしまいます。






 とりあえず配管の接続までは完了。
 室内機の取り付けに予想外に時間がかかってしまいました。






 今まで室外機を置いていた場所を見るとホコリが溜まって汚いですね。
 塗料も劣化してきているようです。
 次回はエアコン取り付けするよりベランダメンテナンスにしたほうがいいかも。





 ここまでの動画:




 エアコンの移設に時間を費やしてしまって帰宅時間が近づいてきました。
 日が短くなってくると太陽が山の陰に隠れてしまうのも早くなってきます。
 




 もう一つしたいことがあったので急ぎ支度をします。

 新しい草刈機です。(゚∀゚)

 



 これも10月の値上げ前に慌てて購入した一品です。
 
 KYOCERA(旧RYOBI) 電気式刈払機 AKS-6000

 電源(V):単相100
 消費電力(W):560
 チップソー径(mm):230
 無負荷回転数(rpm):7800
 長さ(mm):1780 幅(mm):630 高さ(mm):360


 家庭用という位置づけでプロユースではありませんが本格的な刈払機。
 AC100V駆動では唯一と言っていい製品。
 *もう一種類AC100Vの刈払機はあるみたいですが高価。






 マキタかハイコーキの充電式刈払機にしようかどうしようか迷いましたが、ポタ電があるのにわざわざ予備充電池を複数買うのも無駄だなと思ってACタイプを選びました。
 現場で充電が切れたら結局ポタ電で充電することになるから。

 問題は消費電力560Wという点。
 手持ちのポタ電2000W容量の実質電気容量は8割として1600Wほど。
 理論では作動は約3時間。
 実際にポタ電で動かしてどれぐらいの電力を食うのか。

 今回は動作テストと電力消費量の実測を見てみるテストです。






 装着した刃は付属の230ミリではなくて、先日使用した200ミリの刃。
 少し誤差が出るでしょうが概ね実測値が出ると思います。
 ケーブルを引きずって行き、近くの雑草を刈ってみます。





 草刈機を動かし始めたら瞬間に730Wをマークしました。
 その後連続動作は430Wから470Wの間で動いています。






 実際に液晶表示を見ながら運転してみます。





 瞬間最大770W、その後の運転はやはり430Wから470Wぐらい。
 1センチぐらいある木の枝をカットすると負荷がかかって500Wぐらいになります。
 田舎の田んぼの草は柔らかいですし、230ミリの刃を付けても500Wぐらいで動作すると判断していいと思います。
 草が巻き付いたら負荷は大きくなるだろうな。

 これならば2000Wポタ電1台で十分に3時間半ほど作業できそう。
 効率も良くなるだろうし、田舎の休耕田での作業に充分耐えられそうです。

 ただ複数台の草刈機は繋げなくなる。
 手持ちのポタ電を総動員しなきゃいけないかな?ドウスルカナー(・へ・;;)

 
 短時間でしたが実験を終了します。





 帰る時間帯になって天気が良くなってきました。





 今回の続きはまた今度。
 帰りが渋滞しそうなので早めに帰宅します。

 *案の定帰路の最後は大渋滞でした。(>ω<)





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