山の古別荘のDIY記

エアコン取り付けてしまわねば

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 晴れてきたら気温が上がってきました。
 この日の最高気温は28度ぐらい。
 今年も猛暑になりそうな感じ。





 森を通ってくる風は涼やかで気持ちいいのだけど、室内はぐんぐん温度が上昇してきています。

 昨年購入した部屋の片隅に置いてある年式落ちのエアコン。
 そろそろ取り付けないと。
 次に来たとき、暑くて困ってしまう。





 車に積んである会社から持ってきたエアコン取り付け道具一式を下ろしに行きます。


 と、ついでに。
 森の中の開拓途中のスペースをチェックしに行ってみます。





 斜面を降りていくだけで、ヤブ蚊やコバエの類の虫たちが寄ってきます。
 夏本番でもないのにその数は多い。
 
 虫を払いながら母屋の下へ。





 雨で土が流れ出してないかな? ブロックが崩れていないかな?と危惧していたのですが、整地した場所は前回のそのままで変わらずにありました。
 これからは本格的に害虫達が動き出してきます。
 ヤブ蚊、ハエ、様々な蛾、アブ、蜂の仲間。
 特にアブが厄介。

 ヤブ蚊は蚊取り線香を焚くか防虫剤を塗っておけば寄り付きもしませんが、アブはお構いなしにたかってきて噛み付いてきます。
 アブ達に発見されたらしつこくつきまとわれる。
 キャンプ名人のヒロシさんも夏場はキャンプしたくない理由の一つに、この害虫達をあげているぐらいです。

 現場を確認できたのでさっさと森を抜け出してきます。
 この作業の続きは寒くなってから。


 道具を下ろしてきて母屋に戻ったら、エアコンの梱包をほどいていきます。





 私のスキルではエアコンを取り付けるのは2時間半から3時間かかります。
 夕方の帰宅時間までに終わらせたいので急いで作業に取り掛かります。





 仕事上年に数台取り付け取り外しを行います。
 今まで失敗したのは1台。
 ガス漏れはやらかしていませんが、ドレン排水管の接続部がうまくいっていなくてお客さんの室内で漏水させました。
 そのうちガス抜けもやらかしてしまうんじゃないかな。



 背面板を壁に取り付けています。


 エアコンの取り付けは電気工事士の免許は不要。
 但し、100V→200Vなどの電源をいじるのには免許が必要。
 基本的に200Vのエアコンは取り付けはしません。

 だって、200Vのエアコン(たいてい10畳用以上)は高価で重量もあるし、壊してしまったらシャレニナラナイ。(・へ・;;)


 エアコンの取り付け取り外しが出来るというのは賃貸業大家にとって強い武器。
 新規の空室募集時に、『エアコン1基が無償で付いてきます!』という宣伝の謳い文句はお客様にとってすごい魅力。
 数万円の初期投資で集客率がぐんとアップします。

 ここをお読みの賃貸オーナーさん。
 エアコンぐらいDIYで取り付け出来るようになっておいたらメリット大きいですよ。(゚∀゚)
 最初に専用道具類を揃えるのに5-6万円ぐらいかかりますが、工具は一度揃えば何年も使える。
 エアコンはネットで格安に購入できます。
 あとは設置の知識を学ぶだけ。



 室内機を背面板に取り付ける。
 このときはどうしても力がいる。 女性にはちょっと厳しいか。



 と、偉そうなこと言ってますが、最初の取り付けは怖かった。

 エアコンの取り付けで感電や火傷(エアコン冷媒ガスによる凍傷)、爆発事故は毎年何件か報告されています。
 最初、冷媒配管のバルブを開ける時は手が震えた。
 電源を入れる時は何度も何度も確認して、それでもしばらく戸惑いました。



 DIYで取り付けのHowTo動画を何回見直したことか!


 工程の基本を守って慎重に作業を行えば事故は起こらないもんです。
 チェンソーや丸鋸といっしょで、慣れてきた時に基本を逸脱するような行為を行うから事故に繋がっちゃう。
 取り付けの電気工事屋さんみたいに件数をこなすわけではない。
 時間をかけて焦らずゆっくりと行えばいいのです。


 
 問題は借りる人によって使い方が荒っぽいこと。
 フィルターは掃除しないし、リモコンなんかは壊しちゃうし。
 引っ越しの時に外して持って出ていく不届き者もいる。

 契約では「1台のみサービス、後は壊れたら自分で付けてね。」という縛りを付けてある。
 にも関わらず、壊れたら文句言ってくるし。(▼、▼メ)

 新品にせず、中古買ってそれ付けてやろうかと思うこと多々。(中古は問題起きやすいので避けてます。)


 長く空室にするぐらいなら集客効果を狙ってサービスの一貫として設置するのはありです。
 但し、賃貸住宅の立地によって、得られる家賃がそれぞれ異なるので、採算が合うならオススメ。
 採算が合わないならしない方がいい。
 




 室内機の取り付けが終わったらベランダに出ます。
 壁からニヨキッと突き出た管に配管を接続していきます。





 室外機を運んできて配管をつなぐ準備をします。
 雨戸の横を通るように配管を曲げて這わせていきます。
 
 設置直後のエアコンのガス漏れの多くが配管接続時点での不備。
 ラッパ状になっている配管先端部のフレアが変形しているのに気付かなかったり、管がまっすぐに繋げていなかったり。
 私は、フレア加工が既に施工されてある配管キットを購入してきますが、必ず正常かどうか確認してから取り付けます。
 変だとか、何かおかしいと思ったら躊躇なくフレアを切り落として新しく作り直します。


 室外機への接続が終わったら真空引きを行います。





 配管に化粧テープを巻いていきます。
 だんだんと残り時間が少なくなってきました。
 真空引きが終わったら空気漏れがあるかどうか30分ぐらい放置するのですけど、夕方が迫ってきたので今日は15分だけ。
 マイナスを指したゲージの針がピクリとも動いていないことを確認して、室外機のバルブを開けて冷媒ガスを送り込みます。





 コンセントを差し込みリモコンに電池を入れて試運転。
 冷房にして最低の17度でスイッチON!


 え?もう冷たい風が出てくる!∑(-∀-ノ)ノ

 1分も経たぬうちに冷風が吹き出し口から出てきました。
 きょうびのエアコンは性能いいですね。
 さすが天下のダイキン。(゚∀゚)
 購入当時一番安いやつ選んだんですけどね。





 冷房時は10~15畳用という性能だけど、この広いリビングをどこまで冷やしてくれるのか。
 次回行ったときにわかるでしょう。

 
 
 ところで・・・
 今回は時間の都合で突貫で取り付けを行いました。


 この別荘に取り付けたやつは、失敗していないだろうか?
 ガス漏れしてないかな?
 この記事書いていて、大丈夫なのだろうかと心配になってきた。(>ω<)



 

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