山の古別荘のDIY記

クソ熱くて終わったわ

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 ナナフシ君。
 夜間の見張りご苦労さま。





 ナナフシを見つけたのは10年間の間でこれで3回目。
 たくさんいるはずなんだけど擬態が上手ではっきりと見かけることが少ない昆虫です。

 皆さんはナナフシの生態をご存知ですか?

 普通に見かけるナナフシはほぼ全てがメス。
 オスは昆虫学者でさえ10年で1度2度ぐらいしか見ることが出来ないというぐらい極めて希少。 
 どうやって種を保っているかと言うと、メスだけで繁殖する(単為生殖という)という不思議な生き物らしいです。


 だからこの子もメス。

 俺は女にモテるのかもしれない。
  ↑すげえ勘違い



 前回見かけたのが2021年。 この子はナナフシモドキ。


 こんな珍しい昆虫が目に付くぐらい今年は虫が少ない。
 いつもならば常夜灯には蛾たちが群がっているはずなのだが。




 母屋の扉を開けておくとこぼれる光に誘われてヤブ蚊が寄ってきて、1-2匹は中に入ってしまうのだけど。
 今夜はそんなこともなく、コオロギ達の音だけが聞こえてくる夜でした。


 虫が少ない理由はよくわからない。
 今夜の気温は24度ほど。
 山間部で雨が通り過ぎた形跡があるから気温が下がったのだけかもしれないけれど、この涼しさのせいかもしれない。


 母屋の中は昼間の熱暑のせいでむっとしています。
 エアコンのスイッチを入れて室内を冷やします。
 外気温と同じぐらい冷えたら、運転が止まって静かになりました。

 暑さにうなされることもなく、快適に就寝できました。





 少し遅めに目覚めた翌朝。
 ベランダに出てみると、気持ち曇っていて太陽は出ていませんが気温は夏の暑さに戻っています。
 
 谷は蝉の鳴き声がこだまして毎度の夏模様になっていました。





 これからぐんぐんと気温が上がってくるのが予想されるので、いつものごとく庭の手入れをするために着替えて表に出ます。

 お盆に近畿地方を通過した台風の影響はほぼ無かった。
 もっと枯れ枝だとか枯れ葉が飛び散っていると予想していたのですけど、いつもどおりの庭の様子に一安心。 



 庭の手入れと言っても伸びてきた雑草を刈り取るぐらい。
 カラスノエンドウのようなつる草がはびこりすぎて始末におえません。
 長く伸びて樹木に絡み付いたものだけを切っていきます。





 ススキだけは放置しておくとどんどん侵食されていくので見つけ次第切っていきます。

 今年も萩の木が大きく枝を伸ばしてきて沢山の蕾を付けています。
 もうすぐ花が咲き始めるでしょう。






 一昨年植え付けたポリゴナムだけ成長が著しく悪いです。
 半日陰でも育つ植物なのですけど、日なたに植えた株もあまり伸びていません。
 葉っぱが小さくて落ち葉との見分けがつきにくいぐらい。



 赤茶の葉っぱがポリゴナム

 道路脇のアスファルトの隙間などでも盛んにツルを伸ばしてくるほど強い植物なんですが。
 植えた場所が悪いのか、栄養が不足しているのか。

 推測ですが、夜間の気温の低さが影響しているのかも。
 夜間が25度以下、昼間が35度と温度差が激しすぎるのかも。
 気温が低くなってくる秋になれば、また花を咲かせ始めるはずですからちょっと様子を見ましょう。


 それにしても。
 この地に適した植物がなかなか見付けられない。(>ω<)



 サルノコシカケの仲間。 こういうのはどこでも生えてくる。





 植物の状態を見ながら庭を一巡。
 1時間と30分ぐらい表にいたでしょうか。

 庭の木陰で少し休憩。
 空は晴れてきて、太陽光が降り注ぐ炎天が復活し始めていました。





 風があまり吹いていなくてむっとした暑さ。
 すっかり汗だくで頭に巻いたタオルは吸水の限界を超えて汗が滴り落ちてくる。
 通気性の良い作業シャツもべっしょりと濡れて肌に貼り付く。


 体全体が妙にだるい。

 胃のあたりがムカムカするなとは感じていたが、だんだんと吐き気がしてきました。


 やばいッ! マジやばい!

 明らかに熱中症の症状。

 作業を全て取り止めてすぐに母屋へ戻ります。



 朝は爽やかだった室内は既に気温30度。





 3基あるエアコンを全て付けて冷房全開。
 汗で濡れたタオルと上着、ズボンも脱ぎ捨ててパンツ一枚。
 顔と手を水で洗って冷やします。
 冷蔵庫からフレーバーウォーターを取り出して水分補給をします。



 しばらくして室内が冷えてきてようやく人心地つきました。

 危なかった。

 無理をしていたら森の中でぶっ倒れていたことでしょう。


 熱中症は普段から体を暑さに慣らしていたらなりにくいのですが、睡眠不足だったり体調不良の場合は健康な人でも陥ってしまいます。
 お盆休みの間、しっかりと休息を取っていたつもりですけど、空調の効いた場所ばかりにいたので体がなまっていたのかもしれません。





 今年は春から歯医者に通っていまして、前歯を含めた4本をいきなり抜かれました。
 無くなった部分には入れ歯。

 その他の傷んだ箇所をずーっと治すために通っていて、お盆直前に残った前歯の部分を治療されました。
 その前歯の部分の歯茎が腫れ上がって、お盆期間中はずっと熱を持って痛くてうんうん唸ってたんですよね。 
 幸い、化膿すること無く痛みは終息したのですが、変な疲れだけが体に残っていました。


 だいたい、歯医者は大っ嫌い!(▼、▼メ)

 前歯がおかしくなったのも虫歯ではなくて、中学生の時にスポーツ中の事故で3本も折るということから始まった。
 差し歯になった時に、義歯の噛み合わせが悪いからと、差し歯を削らずに健康な歯を削るようなクソ医者に巡り合ったのが不幸の元。
 それ以来、全体の歯が悪くなって、40年以上経過してとうとう根っこまでだめになっちゃった。

 今の医者だって、二言目には「インプラントにしましょう。」とか言い出すし・・・・。
 どこを治療するか説明も無しに麻酔打たれてガリガリ削られるし・・・。

 未だに歯医者なんてほぼ信用してない。







 「少し早いけど昼食にするか。

 こういう時はゆっくり過ごすに限ります。
 毎度のごとくカップラーメンでお腹を膨らませ、ソファにもたれ休息。
 
 「お昼からベランダのペンキでも塗るかな。
 そう考えてボーっとしていたら・・・・。
 いつの間にか居眠りしていました。





 目が覚めたら午後3時すぎ!( ̄▽ ̄;)


 すっかり熟睡していました。
 あれこれやろうと考えていたことが全て消えてしまいました。


 涼しい室内からベランダに出てみます。
 屋外はむっとする熱気が渦巻いていて、相変わらず蝉の声に包まれています。
 太陽の光は母屋に遮られてベランダ前の木が陰ってきていました。





 あ~あ、何も出来なかったな。

 蝉の声はツクツクボウシの声に切り替わっていて、夏がもうすぐ終わるよと告げているかのよう。
 今年も夏が過ぎ去ろうとしています。


 今からまた作業を始めて汗だくになる気が起きません。
 何も出来なかったけど、真夏の午睡はめちゃ気持ちが良かった。
 別荘本来の使い方。
 癒やしの空間でした。




 夕刻、帰宅するために車に物を運びます。
 空は青くて、まだ日が長いことを語っています。





 振り返ると、既に樹木の影が母屋に差し掛かっていました。
 じきに太陽は山の影へと入っていき全体が暗くなってくるでしょう。





 次に来る時はもう少し暑さは和らいでいるかな?
 このクソ暑さには勝てませんでした。


 動画:



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