山の古別荘のDIY記

暇だから草刈りでもするか

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 昼食を食べて午後から何をしようかと考えた。
 することはある。
 ベランダの再塗装、物置ステップの再塗装、母屋北側壁面の塗装。
 どれもこれも段取りを組まなければいけないし、作業にも時間がかかる。

 クソ暑いのにそんなことやってられん!(;´д`)ノ

 かと言って何もしないと暇だしなあ。
 仕方ないから草刈りでもしよう。





 母屋の北側斜面はここ数年全く手付かず。
 雑草が伸び放題で木も生えてきた。
 深いところでは背丈ぐらいまで草が生えてしまっている。

 この冬には建物の鉄骨基部のサビ取りと再塗装、北側壁面の木部塗装などを予定しているが、このままでは足を踏み入れることも出来ない。
 そこで、基礎の土台に沿っての歩行通路を作っておこうと考えついた。
 これぐらいなら小一時間で終わるだろうと高をくくって作業を始めた。

 母屋からポタ電、物置から草刈り機と電源ケーブルを持ってきて準備します。





 使用するのは家庭用草刈り機の「刈る刈るボーイ」。
 この草刈り機、なんと14年も使用しています。
 既に生産終了製品。
 パーツも無いから壊れたら廃棄処分確定。

 最初購入した時は、家庭用でプラパーツが多用されているので何年かしたら壊れるだろうと思っていた。
 メンテはマメにやっていたけどこんなに持つとは思ってもみなかった。

 



 小型で軽量。
 それなのにそこそこパワーがある。
 建物の基部のコンクリートやら鉄骨の周辺は複雑で狭い箇所などもあるので、こういった家庭用の小型の方が使い勝手がいい。
 使用するのは樹脂刃。
 構造物や石に当たったら簡単に刃が壊れるけど替えが効くのであまり気にならない。 
 小さな木などは切断出来ないのが難点かなあ。
 柔らかいシダ類がメインなのでこれで充分。




 斜面の叢に足を踏み入れて手当たり次第にカットしていきます。





 チップソーのように右から左へ刃を動かしていく動きではなく、草の上に回転部分を押し当てていく。
 樹脂刃の回転範囲に触れる物全てを粉砕していく感じ。
 コンクリートの際刈りも刃が当たってもお構い無しで動かしていきます。


 急な傾斜の斜面なので足を滑らさないようにしながら刈り取っていきます。
 刈り取る範囲は基礎際の幅50センチほどだけなのでどんどん進んでいく。





 10分もしないうちに1本の道が出来ていきます。

 気温は30度を優に超えて33度ぐらいあるはず。
 空調服を着ているが既にシャツもパンツも汗まみれです。
 蚊やアブなどの不快害虫が多いかと思ったけど、気温が高すぎる真昼のせいか飛んでこないのが救い。


 最後の基礎の手前まで来て足場が極端に悪く危険を感じたので一旦ストップ。 
 一度上に上がって電源と機械を持って斜面の下側に移動します。
 母屋下に通ずる通路はシダ類で完全に塞がってしまっているので、通路を作りながら下側からの刈り込みをしていきます。





 充分に歩いて通れる幅の道を作って刈り取り終了。
 時間にして30分ほどで出来ました。

 これから涼しくなっていくので、冬までにこの道が雑草で塞がってしまうことはないでしょう。





 出来た通路を登りながら鉄骨基礎の状態を確かめていきます。
 飛び散った枯れ草やゴミを吹き飛ばすために持ってきたのが新しく購入したエアーダスター。





 これ便利な道具ですね。
 作業現場で使っていますが、ちょっとしたゴミなどを吹き飛ばすのに大活躍。
 以前からエアーコンプレッサー欲しいなと思っていたんですが大掛かりになるので躊躇していました。
 このエアーダスターで充分。
 もっと早くに購入しておけばよかった。

 数年前からAmazonなどで中華製の安物が販売されていて、ここ最近はそのパワー競争みたいになっています。
 価格も数千円で入手できます。
 ハイコーキを購入したのは、バッテリーを持っているんだから使いまわししなきゃ損だよなと思ったから。
 充電バッテリーツールはこうやって一つのメーカーに嵌められていくんですね~。f(^ー^;



 以前、サビ取りと再塗装を行った鉄骨は一部サビが出始めているものの概ね良好。
 しかし、手を付けていなかったところはやはりひどい。





 大規模修繕の際に塗られた塗膜が浮いてきて、サビの破片とともにポロポロ剥がれます。
 早い機会に補修しなければいけませんね。

 道具を上に持ち上げてきて草刈りは終わり。
 これだけで汗だくです。








 小さな木が枯れてしまっているので、歩行のじゃまにもなるしノコギリで切ってしまいます。
 母屋のすぐ横でほぼ1日中影になる場所。
 こんな場所では植物は大きくはなれないのですね。





 小さな木と言っても身長の倍ぐらいの高さはある。
 上から順に分割して切っていきます。
 ヒョロヒョロで細いから簡単に切れる。



 落ちてきた種子の位置がほんの数メートル異なるだけで、枯れ死するか大木になるまで大きくなるか明暗が別れてしまう。
 植物は動くことが出来ないから落ちた場所でその一生が決まってしまう。
 自然界で生きるというのは本当に幸運に恵まれないと生き残れない。

 人間も同じ。
 生まれた場所、生まれた時代、生まれた環境で、何もしていないのに戦火に巻き込まれたり災害に見舞われたり、有名人になったり大金持ちになったり。
 「天才とは1%のひらめきと99%の努力」という言葉があるが、私は別な意味合いで「成功は1%の努力と99%の運」が左右するんじゃないかと思い始めてきた。

 小難しい話は置いておいて・・・。





 自然は厳しいと言っても小さな木が無限に生えてくる。
 1年も放置したら名前も知らない若木があちらからこちらから。
 敷地の手入れがいつまで経っても終わりません。
 とりあえずメンテナンスのための通路が出来たので道具類を片付けて母屋に戻ります。


 もう汗だくで気持ちが悪いのでシャワーと着替えをしたいのですけど、その前にやっておくこと。
 もう9月です。
 あと一月もすれば気候は涼しくなってくるはず・・・・?
 カメムシやら昆虫たちの越冬で母屋目指してやってくるのを防ぐために窓という窓、サッシ周りに予防のため忌避剤を散布しておきます。





 昨年末にカメムシ大発生で痛い目にあって、その後忌避剤を撒き始めたらピタッと不快害虫がいなくなりました。
 冬場の期間に窓辺やサッシの溝で見かけたカメムシは僅か数匹のみ。
 住宅の中に入ってきたのは1匹だけ。
 カメムシだけでなく蛾などは全く見ない。
 とんでもなく好成績でした。
 毎年、不快害虫に悩まされている方には超オススメです。
 
 使用は数社の製品、どこのメーカーのものでもある程度効果があるみたい。
 月に一度ぐらいの散布でやっていました。

 難点は乾燥するまで薬剤の匂いがきついのと、サッシ周りだけでなく窓ガラスにも飛び散って汚れてしまうこと。
 カメムシ専用のものが1本1400円ぐらいして高価なこと。
 




 ベランダサッシ、部屋の窓、トイレ・バス・キッチンの窓周り、そして玄関扉枠周辺に散布して終わり。
 玄関枠は忘れやすいです。
 開閉頻度も多く隙間がサッシなどより大きいので、昆虫が侵入しやすい。
 お忘れなく。


 動画:*動画の内容は記事とは少し異なります。


 *動画の前半で草刈り機の性能の話をしています。
 扱ったことがない、使ったことのない道具の性能比較は私は決してしないです。
 現場で本格的に使用して充分に扱ってみないとその機械の概要というのはわからない。

 作業者が扱う環境によっては良い機械にもなり、使い勝手の悪い印象にもなる。

 カタログデータだけを見て性能を語ってくる人がたまにおられます。
 データに明らかに差があるのだから、性能比較すること自体ナンセンスだとのたまわれる。
 「お前、この製品扱ったことねーだろ。」と内心で思ったりする。
 反論して反感買うのもアホらしいので、ためになりまーす、勉強になりまーすとか言って受け流します。

 この動画はちょっと皮肉を込めて作ったのだけどわかるかなあ?
 マキタ社製品のことではありませんよ。 誤解されませんように。


 上に書いたカメムシ忌避剤。
 散布したら1匹もいなくなる。と誤解される方がいる。文句を言う人がいる。
 そんなこと誰も言ってない、書いてない。
 環境によっては全く効果の見られないケースもあるだろう。
 そこんとこを考慮して扱うのが道具やツールだなと思っている。

 新しいアイテムや機械の紹介をしている際はそういうことも含めて読んでください。

 でも、文句言う人ってこういうあとがきも読んでくれないんだよな~。
 なかなか難しい。(;´д`)ノ


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