山の古別荘のDIY記

あっけない終焉

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 その後、ネズミの姿を見ないまま、その年も暮れていき、年内最後の山の家になってしまいました。

 山はすっかり冬支度。
 冷えが厳しいので、ストーブと囲炉裏に火を入れます。

 キッチンの片隅に置いてある炭火を取りだすために、箱を開けようとしたら、箱の上に何かグレー色の小さな物が乗っている。

 顔を近づけ、目を懲らしてみると、それは・・・・


 ネズミの死骸!!\(●o○;)ノ







 腐敗せずミイラ化して眠っているかのように丸まったまま亡くなっています。
 体長は尻尾を除くと約3センチほど。
 野山に住むハツカネズミなんでしょうね。 
 夏から秋にかけてお騒がせした例のネズミ君と思えます。
 餓死と言うより自然死のような感じがします。


 鉄バサミを持ってきて、キッチンの窓から通路を挟んだ草むらへ投げ捨てます。
 土に埋もれ、春になればバクテリアに分解され、自然に帰っていきます。
 大自然の摂理にネズミ君をゆだねます。
 ナムー人(-_-。)



 炭火おこしには30分以上時間がかかるので、その間に室内の片付けを少しばかり。

 下駄箱の下段に灯油ポンプを入れてあるのですが、取り出す時に中がゴミだらけだったのを思い出して掃除をします。

 下駄箱を覗くと、ビニール袋があって、その中には細かくなったビニールや紙類、ほうきの穂の部分の細いほうき草が何本もありました。







 「あっ、ネズミの奴、こんな所に巣を作っていたのか!」Σ(゚д゚lll)



 下駄箱の引き戸を外して、中を入念にお掃除しました。

 こうして、今年いっぱい騒がした、小さな侵入者は姿を消しました。






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