油断していた
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初夏の高原。
梅雨はまだまだ続くけど今日は晴れ。
風は爽やかで野鳥が飛び交っています。
気になる虫達もまだ本格化していないので、蝶か蛾ぐらいしか飛んでいません。
動画:森の小鳥達のさえずり
単に山の家からの鳥たちの声を収録しただけの動画です。
これから盛夏、そして秋に備えて少しでも危険な要因を減らしておこうと、今年も4月中旬にはスズメバチホイホイを仕掛けていました。
森の中の木に吊したペットボトルを確認しに行くと、1匹のスズメバチとたくさんの蛾でいっぱい。
茶色く変色して腐敗しちゃっていて、何やら綿のようなスポンジのような層まで浮いちゃって、
えげつなくキモい!! (;´Д`)ノ
内容物を焼酎と100%グレープジュースの混合物にしたのが間違いだったかな?
ファンタグレープと違って糖分少ないから。
昨年の秋にはいっぱい捕獲できたんだけどね~。
季節柄もあるでしょうけどスズメバチの大量捕獲というわけにはいきませんでした。
そう言えば、以前テレビで見たよな。
スズメバチ酒。
焼酎にスズメバチを数匹漬け込んで、滋養強壮に効くとかでマジに売られているらしい。
もしかしてネット通販で売ってるかもしれないって思って検索してみたよ。
あったね!ΣΣ(゚д゚lll)
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価格:
5,143円
(2014/06/25 13:28時点 )
感想:4件
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商品ページに飛んで、
「この商品を購入された方のレビュー」を読んでみたら笑った。
ヽ(^▽^)ノワハハ
・・・新しい商売を思いついたよ♪
蛾酒!
幾らでも量産できるから、漢方薬屋なんか買ってくれないかな?
「これを飲むと夜の蝶を口説き落とせます。」ナンチッテ。
回収したペットボトルのキモい内容物を捨てて、屋外の散水でよく洗って新しいスズメバチホイホイを仕込みます。
焼酎はワンカップ焼酎とか販売されてきているのに、最近、ファンタグレープがコンビニなんかで売ってないんですよ。
なかなかに入手難。
この高原の係の人はよくわかってくれているのか、入り口の管理棟横にある自販機には常にファンタグレープがで販売されています。
来る時に立ち寄っていつもそこで入手するのです。
ジュースと焼酎の混合比は適当で、だいたい半々。
飲ませてください~♪ もう少しぃ~♪ 今夜は、帰らな~い、帰りたくない~♪
って歌いながらこれを再び森の中の木にぶら下げてきました。
森から帰ってきて室内でお道具の手入れをします。
今日、木を1本処理したチェンソー君。
切れ味は落ちていないけど、枯れ木だったもんで内部にかなり木屑が入り込んだはず。
駆動部のカバーを外して、チェーンとプレートを取り、ハケで木屑を吹き払います。
予想通り結構溜まってましたね。
オイルを補充して組み付け。
ついでに刃先を目で確認しながら目立てをしていると、
突然!
ぶぶぶぶぶぶ~んっ!!!
頭の背後から、急激に近寄ってくる昆虫の羽音!
独特な重低音。
小型のハエやハチなんかでは決して出せない大音量の重低音!!
紛れもないスズメバチ!!!
ヤバイ!と瞬時に思ってとっさに両手で頭を抱えて椅子に座ったまま体を丸め込みました。
虫の羽音は頭上すぐ上を舞いながら徐々に接近してきます。m(;∇;)m
耳元すぐ近くまであの爆音が迫ってきた!!
私は頭を抱えながら、ゆっくりゆっくり体勢を低くしていき、心の中で
「あっち行け!あっち行け!」と念じています。
どんどん体勢を低くしていき、しまいには椅子から崩れ落ちるように床にしゃがみ、最終的に寝そべってしまいました。
後から思い起こせば、椅子から崩れ落ちた時に既に羽音は遠ざかって行き始めていたのですが、身の危険を感じたあまり、どんどん体勢を低くしていったのです。
何の羽音もしないので、はっと上を向き、周囲にハチがいないのを確認して身を起こします。
「ヤバかった~!」とつぶやきながら立ち上がると、手が震えています。
僅かながら足も震えています。
ほんの数秒間の出来事でしたが、瞬間にして若い頃にスズメバチに刺された時のあの激痛の記憶がよみがえりました。
すっかり油断していた。
ここは大自然の中だった。(汗)
スズメバチが急激に近寄って来た時は手で払ったり、急に逃げたりしてはいけません。
両手で頭を抱えて保護しながら、静かにゆっくりとしゃがんでそーっと逃げるか、地面に寝てしまいます。
ハチは素早く動く物に過敏に反応します。
またハチは体の構造上、下方向を認識しにくいからと言われています。
黒い物に反応するので、頭を手で隠すか、白いタオルを持っていたら頭にかぶるのが良いようです。
家庭用殺虫剤が一番効くらしいのですが、スズメバチに薬をかけてもすぐには逃げていきません。
逆に攻撃されたと思うのか、果敢にこちらへアタックしてきます。