ソフトインパクト(ブラックアンドデッカー)
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電動インパクトドライバーはプロの作業現場やDIYでの作業では一般的な電動工具。
木工作業、特にウッドデッキを組むときなどには無くてはならない工具の代表格です。
ドリルドライバーはある一定の力が加わるとクラッチを滑らせて刃先にそれ以上負荷がかからないように空転させるのに対して、インパクトはモーター軸を空転させる遠心力を利用して更に刃先に力を加えてネジなどを打ち込んで行きます。
下穴などが開いていない木材に長いビスを打ち込む時などに使用します。
職人さんやDIYで木工作業を行われる方なら一つぐらいは所有している道具なので、敢えて紹介してきませんでした。
もちろん、私も所有しておりまして、仕事用にDIY用に使用しております。
私の場合は電気コンセントが使用できる作業が主なので電気コンセント付きを主に使っております。
インパクトドライバーはネジなどを打ち込む際に、回転のスピード、つまり打撃の力加減をトリガーを引く指先の加減で調整していきます。
一般的なインパクトはこの打撃の力が強すぎる場合があるんですね。
ネジ山を潰すぐらいならいいのですが、打ち込みすぎて素材を破壊してしまったりすることもあって、場合によっては使いにくいというシーンもあります。
今回紹介するのは従来の電動インパクトドライバーとは少し異なる物です。
ブラック・アンド・デッカー インテリア・ソフトインパクトドライバー 7.2V
電圧:DC7.2V 50/60Hz
回転数:0~2200回/分、打撃数:0~2500回/分
最大締付トルク:12Nm
スイッチ:無段変速
ブラック・アンド・デッカー社のインパクトが最大締め付けトルク:140Nm。
他のメーカーのインパクトも100Nm以上あるのが大半なのに、この製品は12Nmしかありません。
非力すぎて床の木組みやウッドデッキの組み立てなんかには絶対使えない。
動画:
じゃあ、どういう場所で使うんだよ!こんな物!
と思われるでしょう。
木材ではなく、石膏ボードや天井ボード、プラスティック素材など、柔らかくて破損しやすい材料を用いる現場ではこの締め付けトルクの弱さが大活躍します。
私の仕事環境ではこういった素材を用いているケースが多々有りますので大活躍!
また商品名に「インテリア」と名付けられてあるように、家具の分解組み立ての場などで使用するのに最適です。
ネジ山も舐めにくいのでカーテンレールの取り付ける時のような細いビスでも安心です。
ドリドラのクラッチでいいんじゃない?とも思われるかもしれませんが、ネジの揉み込みなどインパクトの特性を必要とする場合があるので、ドリドラより使い勝手が良いのです。
ハンガーバーの取り付け
この製品を特に取り上げたもう一つの理由は『
軽さ』です。
バッテリータイプのインパクトは、マキタやハイコーキなどの従来製品はバッテリーを含めると重さが2kgとか3kgとかになるんですね。
この製品は僅かに640g。
2年ほど前に仕事で手首を痛めた時に電動工具を持つのが辛くて、思わずこれを買ったんです。
そしたら手放せなくなってしまって、水道金具のネジ締め、換気扇やエアコン取り付け、電気コンセント等のネジ締めなんかにも最適でこれ1本で殆どの作業をこなしています。
床組みでも仮止めなどの時にささっと使える。 欠点はバッテリーを取り外せない。
予備バッテリーなどは無いと言うこと。
バッテリーが老朽でダメになったらブラック・アンド・デッカー社で交換してもらうか新しいのを買うしかないです。
充電には約4時間ぐらいかかるので、作業の途中でバッテリーが切れたら使えません。
電動ドライバーとしては十分な電池容量があるのであまり困ったことはないです。
(カタログデータでは、最大作業量(満充電時)は直径3.8×38mmネジ約330本となっている。)
ちょっとした軽作業でインパクトが必要な時におススメの電動工具です。
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