枝打ち一発
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動画サイトであるYoutubeにこのサイトにまつわる幾つかの動画をアップしております。
ゆーちゅーばーになってお小遣いで楽々暮らすんだ!を目標にしておりますが、今だかつて一度もYoutubeからお小遣いをいただいたことはございません。(泣)
その動画のうちのひとつにY様という方からありがたいコメントをいただきまして、
「ツル切りや枝打ちならいい道具がありますよ。」
と、この製品の名前をお教えてくださいました。
ニシガキ工業(株)
枝打ち一発
http://www.ni-co.jp/ec/products/detail.php?product_id=33
柄の長さ、236.5センチ(仕舞い寸法)
鋸刃の長さ、39センチ
重量、2.35kg
長さ調節、7段階
柄を伸ばすと、6.5mに達する大型の枝打ち鋸です。
この製品は全長3m、4m、5m、6.5mと、長さの異なる物が4種類販売されておりまして、どうせ買うなら一番長いものを買ってやれ、と思い6.5mの製品を購入しました。
送られてきた製品を見てびっくり。
鋸刃を伸ばすと大薙刀のよう。
これを持って町中歩いたら、刀剣乱舞ファンの女子達がぞろぞろと着いてくるんじゃないかと、勘違いするぐらいの大業物です。
←いや、すぐに警官に捕まるだろ。
コスプレやっている子供に、
「これいいだろ~(*゚∀゚)」
って自慢げに見せたら、
「これ持って電車に乗られないし重いし使えないし。」
とすげない返事が返ってきました。(×_×;)
山小屋に持ってきて、まず最初に屋根に枯れ枝を一杯降らし、八重桜の上で日の光を遮っているこの杉の木の枝打ちをやってみることにしました。
杉の枝の一番下の部分は4mぐらいしかありませんので、一番目のシャフトを伸ばすだけで充分に届きます。
枝に枝打ち一発の重みを乗せてノコを引いていきます。
重量があるのでその重みで鋸刃に加重が加わり、あまり力を入れなくて済みます。
想像していたよりスパスパと切れてくれます。
鋸刃には「付き上げ刃」と「ツル切り刃」の返しが付いていて、刃が行き過ぎたりして切断箇所から外れることがありません。
一度、刃が食いついてしまえば、あとは柄をスライドするだけで切れていってくれるので、思いのほか楽です。
切った杉の枝。
動画
但し、これはあくまで1本目のシャフトを伸ばしただけの、約4mでの仕様での作業の場合のみ。
試しに全段伸ばして
全長6.5mにして使用すると、
・重くて持ち上げるのに一苦労する。
・長いのでふらふらして目標が定まりにくい。
・頑丈なシャフトですが、さすがに左右にユラユラとしなって扱いにくい。
という症状が出て
急激に使い勝手が悪くなります。
使わざるを得ないというケースでも出てこない限り全部伸ばしての使用はしないでしょう。
この6.5mの製品より少し安い、4mや5mの製品でも良かったかもしれません。
ただ、1本目だけを伸ばした状態では、2本目のシャフトが持ち手のシャフトの中にあって、全体の剛性を高めてくれているようで、ユラユラしたしなりはありませんでした。
その意味では6.5mの製品でも良かったのかなと思います。
すっげえすっきりしちゃったぞ。
この製品を購入した主要因がこの木を切るため。
既に枯れてしまっていて立ち枯れの木なのですが、母屋からの距離が1m強ほど。
上部の枝がアンテナ線や電話線に絡んでいて、安易に切り倒すと線に沿って母屋に倒れ込んでくるか、線を切断してしまう可能性が高い状況。
一番確実な方法は、枝の部分を切り落とし、安全な状態になってから伐採する方法が考えられたのですが、脚立も立てられず、梯子も危なくてかけられない立地に生えており、一個人ではどうにも手の施しようがなかったのです。
枯れてしまっているので根元が腐って母屋に倒れ込むことがないように、真横の杉に木に傾倒防止のロープを張ってありました。
今回、この高切り鋸を入手したのでようやくこの木を伐採出来る可能性が広がりました。
まずは少しずつ枝を切り落としていきます。
1本目シャフトでは足らなくて、2本目シャフトも少し伸ばして全長約5mほどにして切ります。
そして最後に上の大きな部分を単独で落とすことに成功。
切り落とした上部は雨樋に引っかかりましたが、軽いので下から引っ張ってやったら簡単に地上に落ちてきました。
動画:
この後、チェンソーで根元から伐採。
木の根元部分は傾斜面の土石流出保護のためこのまま朽ち果てるに任せます。
切った木は何の樹種かわかりませんが、すっかり乾燥していて木肌もめくれ、真っ直ぐで土留め構築に使い勝手良さそう。
非常に堅い木でしたよ。
これで母屋周囲の切断予定の樹木がまた1本片付きました。
高切り鋸はこれで一旦役目を終えましたが、母屋周辺の木々が日当たりが良くなったせいか急速に枝葉を伸ばしてきています。
近いうちにまた使うことになりそう。
予想以上に切りやすい鋸で良い製品だと思います。
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