マルチツール(Tacklife)
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*注:2024年1月現在、このメーカー及び製品はネット上から消えています。
中国製の類似製品が多数販売されていることから、社名・ブランド名が変更されていると思われます。
このTacklifeというメーカーはどこにあるんだろう?といろいろと調べてみました。
取扱説明書の最後を見ると、中国深センの住所がありました。
もちろん製品もMade in China。
製品の殆どをAmazonを使って、USAやカナダ、ヨーロッパ、日本向けに販売されております。
価格がべらぼうに安いのに製品が結構しっかりしています。
まだ製品にバラツキはありますが、Amazonの評価欄を見てもそこそこの良い評価を得ていることがわかります。
(USA.Amazonでも同じでした。)
近い将来、従来ある電動工具メーカー各社の驚異となるかもしれません。
マルチツールと呼ばれている製品は、アメリカのブラックアンドデッカーが販売するドリルツールの先端を交換して様々な形態に変更するような工具ではなく、2008年頃にドイツのボッシュが開発・販売した「便利電動工具」です。

近年、ボッシュの特許が切れたのか、マキタや日立なども類似製品を作って販売を開始しています。
先端の金具を交換することで、木材、金属、プラスチック類、コンクリート系の様々な素材を、切断、研磨、剥離の用途で使えます。
この工具の一番得意とするのは、木工のシーンにおいてだと思います。
今回私が入手したのは上記に書かれてある中華製の格安マルチツール。

正直言って、製品を使ってみるまで、
マルチツールをバカにしていました。
どうせ専用の工具に比べたら中途半端で役に立たない工具なんだろう。
こんな工具に何万円もお金をつぎ込むなんて馬鹿らしい。
ところが、実際に使ってみたら、目からウロコ。(・ω・;)
非常に使い勝手が良い。
ちょっとした軽作業にささっと使用するのに持ってこい。
わざわざ専用の工具を出してきて準備して、終わったら片付けてなんて面倒な工程が一気に省略出来る。
特にお客さんがいる現場での急な対応など、複数のシーンでこれ一台で足りると思えるほどマルチなツール。
・木材の直線切りは丸鋸に勝てない。
・曲線切りにはジグソーには勝てない。
・金属の切断にはグラインダーやレシプロソーには勝てない。
・コンクリートはつりやケレンは、グラインダーや電動ハンマーには絶対勝てない。
・広い面のサンディングにはサンダーには勝てない。
細かい作業や大量に素早く行う作業には完全に不向き。

こんな製品なのだけど、ちょっとした作業、
ベニヤに小さな穴を開けるとか、木材の角の1箇所だけの面取りとか、仕上げの手直しなど必要な状況には最適。
高速回転系のツールのような危険度もほぼ無いし。
もっと早く買っておけば良かった・・・と、言いたい所だが、ボッシュやらマキタから販売されているマルチツールの高いこと高いこと。
本体だけで1台1万5千円前後から。
バッテリー式だと軽く数万円更に加算。
これに先端金具のソーやらサンダー買ったら幾らお金があっても足りない。
毎日使うようなプロならいいけど、時たまにしか使わない素人DIYにはちょっと高すぎ。
そんな中で見つけたのがこの中華製のマルチツール。
\6,999円
しかもバッテリータイプ!( ̄□ ̄;)!!
正直言ってバッテリータイプでこの値段は破格値。
重量は940gと軽量。
すぐさま買っちゃいましたよ。
買った翌日にタイムセールが始まってもっと安くなっていて、悔しい思いをしたのはナイショ。(T_T)
これまでに何度も品切れ再販が繰り返されているので、売り切れの時は待てば出てくると思います。
ウイルス騒ぎでなかなか出てこないかも。f(^ー^;
中国製なのでもし不良品を掴まされたら代替え品があるかどうかはわかんない。
どうしても不安な方はボッシュとかマキタの購入をお勧めします。
使用テストの動画はこちら↓。
私がこの製品を購入した最大の理由。
それは昨年から行っている、コンクリート塗装膜のケレン作業のせい。
ずっとスクレーパーとワイヤーブラシを使った手作業で行っていたのだけど、これが非常に重労働。(;´Д`)ノ
一日中中腰になって、しゃがんだまま移動して、粉塵にまみれ、汗にまみれて、ベランダ一面やるのに3時間ぐらいかかる。
ケレン作業をやって、再塗装の作業を行ったら丸一日がかりで終わったらもうフラフラ。
4~5日は足腰が疲れ切って、しばらく何の作業もしたくなくなる。
楽がしたい。
楽がしたい!
らくがしたいっっっ!!!
という鬼の一念で、効率的に作業が行えるような電動工具を探し始めたのがきっかけです。
ディスクグラインダーやハンマードリルを使用すると削り過ぎちゃうんですよ。
音もでかいし、振動と打撃音でクレームが来ちゃうし。
マルチツールにスクレーパーを取り付けてやってみました。
あ~!楽っ!!(°∀°)
手でやっている1/3ぐらいの労力で済みます。
が、やはり非力なツールなので浮いた塗膜が完全には剥がれません。
後から手作業での手直しは必要です。
それでもずいぶんと楽。
但し、このスクレーパーの本来の使用用途は、床のクッションフロア剥がしや、クロス剥がし、のり成分のケレンなので、コンクリート面に用いるのは完全にオーバー。
1回の作業でステンレス製のスクレーパーの刃がちびってしまってすぐにダメになります。
予備のスクレーパーが大量に必要。
ケレン作業の動画がこちら↓。
バッテリー1個付属で、約1時間ぐらいは動かせます。
ブレードの交換はクイックレバーでワンタッチ。
この中華製マルチツールですが、
デメリットはやはりあります。
最初に付属しているソー、スクレーパーなどのブレード類、サンダーペーパーが悪い。
ソーなんか切断能力が劣るので使い勝手が悪いです。
ボッシュの純正品のようなわけにはいきません。
ブレードは別途良い物を購入した方が良いです。
ブレード類はホームセンターなどでも互換品が販売されていますが、今まで使用してきた感想からするとボッシュの純正ツールが一番使い勝手が良かったです。
ただし、ちょっと高いけどね。(;^_^A
最初に付属のブレード。
ブレードの幅より狭い物は切断出来ない。
予備バッテリーが販売されていない。
予備のリチウムイオン電池が販売されていません。
この製品だけに付く形状なので、電池切れすれば作業は中断。
電池の寿命が来ればこの製品は終了。
販売店は発売予定だと言っているが・・・・
2018年6月22日追記:
予備バッテリーと充電器のセットが販売開始されました。
値段が安すぎてビックリ!∑(´□`;)
2020年2月現在、新しく入荷して数点在庫あり。
バッテリーがこの値段は高コスパ!
但し、待ち望んでいる人が多いようで、すぐに売り切れちゃいます。
あちらの国のことだし、無くなるといつ再販されるかどうかわかんない。
*2024年現在、この商品は存在しません。
長時間連続作動は不安。
マキタやボッシュのようにプロユースとして開発されていませんから、長時間の連続作動には不安があります。
15分ぐらい動かしたらモーターを冷やすために10分ぐらい休憩させています。
作業時間が長くなるので効率が悪いです。
マルチツールは簡単な木工などのDIYに使用するのであれば、あったら便利なツールですね。
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中国製の製品
ブレード等のセット