山の古別荘のDIY記

脚立伸縮補助脚(段差用補助金具)

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 傾斜面や階段などの段差がある場所で脚立を使いたい!


 傾斜地に建っている山小屋で屋外作業を行うために、この願いは長い間の懸案事項でした。
 脚が伸縮する脚立や梯子が販売されていますが、天板面の高さが2mぐらいの物になるとけっこう高価な商品となり、なかなか手が出せないのが実情でした。


 ショップなどの検索を辿っていき、ふとこの商品が目に止まりました。

 (株)本宏製作所  安全ストッパー
 丸パイプ/角フレーム脚立専用、伸縮補助脚
 
http://www.honko.co.jp/products/category-5/45/


 上記ページの写真をお借りしました。


 どうして今までこの商品を見つけられなかったのだろう?( ̄□ ̄;)!!

 商品名に原因があります。
 「安全ストッパー」という名前では、段差に脚立を立てられる補助金具とはわかんないです。


 値段も伸縮脚立を買うより遙かに安い。
 これはいい物を見つけた。
 すぐに購入しました。





 購入した製品は角フレーム脚立用アルミ製。

 長さ: 690mm
 重さ: 1,090g(1本) 
 適合角フレーム: 幅70mm・厚さ40mmまで

 同社製品には丸フレーム用と角フレームの鉄製とこのアルミ製の3種類があります。
 鉄フレーム用の重さが、1本1,610g。
 4本だと6.44kgにもなって使い勝手が非常に悪いと思ったので、少しでも軽量のアルミ製をチョイス。


 脚立のフレームに装着して、2つのプレートに挟み込んで固定する仕組みです。




 金具装着後でも脚がワンタッチで伸縮出来るような仕組みになっていて、現場での微調整が可能です。





 高さ1.2mほどの中型の脚立に装着してみました。

 最初は、脚立のゴムブーツが金具の脚を乗せる面にしっかりと付けなきゃと思って、下の写真の方向に取り付けてみました。




 脚立はアルミ製でカタカナのコの字型。
 固定ネジをどんどん締め込んでいくと、フレームが凹み初めて変形してしまった。(>ω<)

 金具とフレームの接点面が少なくてがたつきやすく、これは危ないなと思って装着方向を変更。





 金具とゴムブーツの先端が点で接触している感じで何だか不安ですが、金具の本体側の固定プレートに溝があってそこにすんなり納まります。





 実際に立てると、

 重くなった!・・・・(;´Д`)ノ


 ただでさえ4kgぐらいある脚立に、更に4kg以上の重みが乗るのですから重量感があります。
 重さ的には合計8kg程度なのですが、重量が脚立の下部に集中しているので、バランスが崩れてずんと重くなった感じが強いのです。

 これ、山小屋の2m(重量約9kg)に付けたらちょっとたいへんだよな~。(´ヘ`;)



 実際に階段に運んでいって使用してみます。





 金具の脚は69センチですが、金具は黒いキャップで止まるので最大で約60センチほどまで上げることが出来ます。

 目一杯伸ばすと脚がしなるかと思い、低い方は50センチぐらいの所で止めます。
 段差の上段部分の脚を調整して天板が水平になるようにしてから、脚立に乗ります。





 ・・・・足が上がらない・・・・(T.T ) ( T.T)

 体が固い上に短いのが原因で、一段目に届かない。
 50センチほど上げただけでこのざま。
 反対側の低い方から上ります。





 階段上にあるので低い脚立でしたが高度感が増しました。
 少し脚立を揺すっていましたが固定部分はビクともしませんし、アルミ脚がしなることもありません。
 かなり頑丈な感じ。
 脚立上でよっぽど危険な行為をしない限りだいじょうぶでしょう。


 階段での最大段差は二段分が限界。
 三段分はちょっと無理が出てきます。(使用環境により異なります。)





 テストは上々。
 良い商品を手に入れたかも。

 山小屋に持っていって使ってみます。





 山小屋の脚立は高さ2m。
 重量は約9kg。





 立てたままでは重みで金具を装着出来ないので横倒しにして取り付けます。


 まず最初の目標はあそこだ!
 



 一番高い雨樋の会所。
 杉の枯れ枝が入り込みやすくて詰まりやすい会所。
 いつもはグラグラする脚立に上って、雨樋の金具に片手を添えて、軒の下からもう一方の手を伸ばして、アクロバットのような姿勢で掃除をします。
 そのうちバランスを崩して落ちるんじゃないかと苦慮していた場所。


 早速金具をしっかりと取り付けて脚立を立てます。

 う!重い・・・・





 やはり重量バランスが狂ってしまっていて、相当な重量感が出てきます。

 狭い通路で足を開いてがたつきが出ないように調整していきます。









 あの高さにはぜんぜん足りませんが、最上段に上ればなんとか頭だけ上に出せそう。

 恐る恐る脚立を上がって行きます。





 高所恐怖症の私です。(T_T)
 最後の一段になかなか足が出ない

 作業現場などでは脚立からの転落事故は高所作業の中でもワーストワン。
 安全帯などが出来ない環境なので、落ちると怪我の程度もひどいです。
 本当は天板に上ってはいけないのだけど、最後の一段を怖々上がります。





 やっとこの高みにまで上がることが出来た。(*゚∀゚)=3


 外から見ているとあまりゴミは詰まっていないように見えましたが、近くで見るとかなり詰まっています。
 雨樋会所の中まで手は差し込めないので、一度下りて鉄バサミを持ってきて、中に入った枝葉を取り除きます。

 前回は高圧洗浄機のノズルを突っ込んで、高圧水で無理矢理ゴミを押し出したんですが、あれから何年経過したでしょう。
 初めて手作業できれいにすることが出来ました。 





 雨樋掃除が済んだら、次は傾斜面に立てる実験をしてみます。

 外壁木部のペンキなどを塗り直す時は、足場を立てるしか手が無くて困っていたんです。
 うまくいけば足場を組まなくても容易に塗装などが出来るかもしれない。





 ただ、この傾斜角である・・・・





 斜度何度ぐらいだろう。(*。*)ホヨ?

 無理なんじゃね?


 脚立に補助金具を取り付けて、斜度何度まで立てられるか、計算すれば簡単なことだ。
 高さは短い方を約10センチ、開脚の際の角度が付くので長い方が50センチとして、差分約40センチ。
 脚立の開脚幅約1.5mぐらいを底辺として角度が割り出せるはず。


 三角形の算数なんかもう忘れたよっ!(;´Д`)

 誰か計算してくれ。


 重い脚立をえっちらおっちら運んできて立ててみます。

 補助脚を伸ばさないとこうなる。




 とてもじゃないが上れないので、補助脚を伸ばして調整してみます。

 不整地なので4本の脚が4本ともバラバラの高さ。
 一番低い場所に合わせてみる。






 で、どうなったかと言うと・・・





 あかんやん!これ!!(;´Д`)ノ

 傾斜がきつすぎて補助脚の意味なし!

 屋根とか傾斜のある場所は無理かも。
 こうやってみるとこの斜面は30度近くあるな。


 とてもじゃないが危なくて使えません。
 一番下にブロックか何かをかませれば何とかなるかもしれない。
 今はペンキなど塗り直す予定はないから、その時になったらいろいろと考えてみましょう。


 以上、脚立の補助脚のレポートでした。

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 注意!
 この製品は1本ずつバラ売りで出店されている物や、1本の販売で非常に高い値段に設定されている物があります。
 購入の際は必ず「4本セット」又は「4本1組」と書かれてある物の値段を確認してから購入してください。



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