山の古別荘のDIY記

道具分解修理 ブロワ偏

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 リョービの電動ブロワ、RESV-1000。
 送風、吸引の両方が出来るバキュームブロワです。

 これが、年初から頻繁に動かなくなる。
 モーター部分を叩いてみたり、底部を地面にぶつけたりして気まぐれのように動き出します。
 きちんと動き出すので内部のモーターが焼き付いたわけではないようで、配線のどこかが断線しかかっているのか、カーボンブラシという部品が摩耗してしまったのかわからない状態でした。

 今回、これを分解してみてきちんと動くよう整備します。


 まず、底部の集塵袋を取り外し、先端のノズルを止めてある2本のネジを外してノズルを外します。






 次に本体各部のネジを緩めていきます。

 ネジは全部で12本。

 穴の深い位置にネジ山があるので、ドリルドライバーを使う時はドライバービットの長い物が必要です。
 山小屋には置いてなかったので、私は全て手作業。(T_T)






 ネジを全て外すと、本体カバーを持ち上げればぱかっと外れます。

 中はこんな状態。





 各部の配線をチェックして異常がないかどうか確認します。

 異常が見当たらないので、カーボンブラシをチェックします。





 ブラシはコイルスプリングの爪で押されて固定されています。
 ラジオペンチなどで爪をそっと持ち上げ外します。





 押さえの爪が外れたら、コードを引っ張るとするっとブラシが抜けてきます。

 ゴミが詰まって固くて抜けない時は無理矢理引っ張ってはいけません。
 強引に引っ張ると電線が切れてしまう場合があります。
 少しだけ潤滑油を隙間に付けて(あくまでも少量)、ピンセットなどを使ってゆっくりと引っ張り出します。





 ブラシは特に異常が見当たりません。
 摩耗の程度もほんの少しで、まだまだ余裕で使えます。

 ブラシはモーターに2個セットで付いていますから、反対側のブラシも確認します。

 配線など断線しないように、モーター本体をゆっくりと優しく持ち上げて外します。





 反対側のブラシも見えました。
 こちらも外してチェックします。

 反対側のブラシを外すと、ぼろっと大きなゴミが落ちたのが見えました。
 どうやらモーター軸の隙間にゴミが詰まっていた模様。

 完全にモーターを持ち上げると木っ葉クズが結構な量が落ちてきました。





 スプレー式のエアーダスターを使って、ブラシの隙間などにある細かいゴミを除去します。
 汚れた部分を拭き取ってきれいにしてやって終わり。

 これで動かなかったら、電源スイッチの接続不良か、ファンの横にあるリレースイッチが怪しい。





 このパーツは、ファンの正転、逆転用のスイッチだと思うのですが、交換部品が売られているのかどうかわかりません。
 部品が壊れていないことを祈って、分解と逆の手順で組み立てていきます。


 組み立て終わって試運転。
 問題無く作動しました。\(^▽^)/

 原因はブラシ部分に詰まっていたゴミだったようです。

 念のため新しいカーボンブラシを購入して持ってきていましたが無駄になりました。
 今のが摩耗したら使います。


 このブロワは気まぐれのように止まったり動いたりするのでしばらく様子見です。



 一連の動画



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