山の古別荘のDIY記

ポータブル電源&ソーラーチャージャー(TOGOPOWER

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 今回の記事は今更感が強いかもしれませんがネタとしてアップします。
 ページの一番下に追記あり。(不定期更新)


 災害時、非常時に無くて困る物の一つに電気があります。
 大地震などが起きた時に頼るべき情報はテレビやスマホ。

 停電になった場合でも電力を供給できる機器が欲しい!と言うのは2011年の東日本大震災や台風災害などで如実になりました。


 東日本大震災の当初、管理するマンションでも災害時の備えを行わなければいけないとして、停電の際の電源にガソリンエンジン発電機を購入したのです。
 だけど、ガソリンエンジンというやつ、問題が多くていまいち使い辛い
 




 まずガソリンを入手して保管しなきゃいけない。
 4ストロークエンジンなのでホームセンターなどで販売されている2ストローク用は使用しない方がいい。
 ガソリンスタンドまでガソリン缶を持って買いに行かねばならない。
 最近のガソリンスタンドってセルフばっかりで有人販売所まで足を運ばないといけない。
 いろんな事件のせいで身元確認は厳重だしとても面倒。


 保管してもだいたい1年ぐらいで交換しなきゃいけない。
 ガソリン車なら自分の車に注ぎ込めばよいのだがあいにくと私の車はディーゼル車!(T_T)
 扱いがやっかいで危険だし保管場所も考えなきゃいけない。


 一度燃料とエンジンオイル入れて動かしたら毎年定期運転しなきゃいけない。
 その度に燃料抜いてエンジンオイル抜いて・・・・。

 買ったはいいけど10年間放置したまま!!

 今でも動くのかな~?(>ω<)


 何とかせんといかんな~。と思ってはいた。
 昨今はアウトドアキャンプブームでキャンプにポータブル電源を持って行くと言う方が多い。
 ポータブル電源も有りだよな~。と思っていたが価格の高さに躊躇していました。




 先日、何気にネット通販サイトを見ていたらセールをやっていた。
 ポータブル電源を見たら・・・・

 なんと!30%OFF!!!

 この機会を逃したらあかんでしょう。





 買っちまったよ!(゚∀゚)

 ポータブル電源の人気ブランドのJackeryにしようかと迷ったが値段が少しお安めのTOGOPOWERというブランドにしました。
 
 リチウムイオンバッテリー
 容量: 176000mAh/634Wh
 定格出力: 500W(瞬間最大出力1000W)


 *TOGO POWERはポタ電では数少ない日本のメーカーです。

 この176000mAhがどれぐらいの容量かと言うと、
 スマホならば53回分充電可能、60Wクラスのミニ冷蔵庫なら8時間運転。
 4W程度のLED電球なら134時間(約5.5日間)点灯可能。

 *カタログデータより

 500Wですから電気毛布や扇風機、小型テレビ程度なら余裕で動きます。


 充電用にソーラーパネルも必要だなと言うことで、同社のパネルもセット品で買った。





 出力: 100W 18V 5.5A


 商品が届いて、晴天に恵まれていたので早速実証試験を屋上でやってみることにしました。









 今日はすごくいい天気。
 快晴ではないが太陽に雲がかかる恐れはない。
 本日11月26日。
 一年の内で太陽の南中高度が低い時期で、発電量も低い時期と言えるかな?
 時間は午後12時半で一番良い時間帯だと思う。
 *午前中は東側に高い建物があるせいで影になる。






 とりあえず屋上の床にソーラーパネルを置いて接続してみます。


 この製品を選んだ理由が接続ソケットの形式が豊富にあること。
 様々な機械に使用することが可能。
 (J社はユーザー囲い込みのためなのかソケットが限られてる。)










 屋上床面に寝かせた状態で発電量を見てみると・・・





 たったの34W!∑( ̄Д ̄;)

 パネルの角度と方向が重要とあったけどなるほどなあ。
 MAX充電に6時間もかかるのでは夕暮れの早い冬場では満足に充電できないでしょう。


 ちなみに太陽にパネルを正対させてみると80W前後の発電量が発生します。






 パネルの裏面にあるスタンドを立てて太陽に正対させてみる。


 一抹の風が吹いてパネルが飛んだ!(,,゚ x 。)/

 オロオロとあわててパネルを押さえ込んだ。

 面積が大きいと言うことは風の影響もモロに受けると言うこと。
 決して軽い重量(5kg)ではないけど、少し強めの風が吹くと動いてしまいます。
 立てるのは風のことを考えて設置しないとダメなようです。


 周りに風を遮るような物が何もないビルの屋上。
 電池パネルを固定させる何かが必要。
 そこで風の影響を受けない範囲でブロックをパネルの下に入れてみます。





 この段階で発電量は60W前後。





 もう少しパネルに傾斜を付けて太陽に向くようにしてやります。
 風で吹き飛ばされる恐れがあるのでロープをバッテリーとブロックにくくりつけて固定。





 発電量は70W前後にまで上がりました。





 たぶん、これで大丈夫だろう。

 充電には時間がかかるのでずっと見ているわけにはいかない。
 2時間後に来ることにしてその場を離れることにしました。








 午後3時過ぎ。
 バッテリーの状態を見に行きます。





 あうっ!風で倒されてる!!(;´д`)


 しかも、離れてからすぐに飛ばされたようで充電量は64%にしか達していません。
 充電開始が59%でしたからたった5%しか出来ていない。

 現在の発電量も設備の影が伸びてきていたのでたったの10W。





 これでは何時間あっても満充電にはならない。

 日没まで約1時間半。
 日もすっかり傾いてきて西方向の建物に姿を没するのも時間の問題。





 太陽に正対するように屋上の縁壁にもたれさせます。
 発電量は55W前後は出ています。
 残りあと1時間ほど頑張ってもらいます。



 午後4時過ぎに再度やってきました。
 そろそろ撤収の時間です。





 充電量は68%に達していました。
 約1時間で4%分稼ぎ出したわけです。
 うまく太陽光を捉えれば充電時間は短縮が可能です。

 もう太陽がお向かいの建物に遮られてきているので充電量は9Wほどしかありません。
 曇りの日だとこれぐらいの発電量になるんですよね。
 と言うわけで本日の試験はタイムアップ。

 
 撤収~!



 オフィスに戻ってきてAC100V電源につないで充電します。





 充電量は99%で一定の数値を示しています。
 充電時間も約1時間ほどで満杯になりました。
 やっぱり違いますねえ。





 今回の試験でわかったこと。

 ・よく言われているようにソーラーパネルは太陽に直角に正対させないといけない。
 少し角度が異なると途端に発電量が落ちてしまう。
 太陽の動きに合わせてこまめに方向を移動させるのが充電の早道。

 ・パネルは風の影響で舞い上がりやすい。
 5kgと重さのあるパネルですが、そんなに強くない風でもふわっと飛ばされ動いてしまいます。
 パネル装備の足なんか貧弱でダメ。
 風のある日は何かで固定して動かないようにする工夫が必要。

 ・大容量バッテリーだと今回使用した100Wのパネルではちょっと役不足。
 充電にすごく時間がかかります。
 もう1枚ソーラーパネルを用意して並列つなぎで電流量を増やしてみたらどうなるか?
 次の課題にします。セールヤッテクレ!



 もうちょっと大容量のポータブルバッテリー欲しいですけど高価でなかなか手が出ませんね。
 災害時の充電も考えなきゃいけないし。

 
 今回購入したのは管理する施設の非常用。

 私個人自分の家用の物は無いと今気付いた!(-.-;)

 どうすっかなあ買おうかなあ。オカネナイヨ



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 2022年3月31日追記

 購入したポータブルバッテリーは放置しておくとどれぐらい放電していくか。
 興味があったので定期的に起動して充電残量を見ています。

 製品を購入してから約1ヶ月経過した2021年12月21日。





 充電残量は100%を示しています。

 まあ、こんな短い期間で残量減っていくようなら信頼できないわな。(ヾノ・∀・`)
 と言うわけでもうしばらく放置。

 2022年3月29日。
 購入後4ヶ月経過。
 さすがに少しぐらい減っているだろう思ったのですが。





 けっこう良い製品かもしれませんね。

 ただ電気器具をつないだ途端にがくんと残量が落ちてしまうケースもあるのでまだ断定はできませんが。
 半年後、1年後に電気製品をつないでいろいろとテストしてみたいと思います。

 まったく充電残量に変化が無いようでしたら非常時用電源として最良のパフォーマンスを持つ製品と言えるでしょう。
 実証はまだまだ続きます。



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