草刈り機 山善SBC-250JB
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*Youtubeチャンネルでは草刈り機について既に幾つか動画を上げています。
この機種は山善さんの
「刈る刈るボーイ」の後継機種という位置づけの製品です。
https://book.yamazen.co.jp/product/diy/garden/SBC-280A.html
所有する刈る刈るボーイは現在でも現役で使用しています。
100ボルトAC電源電気草刈機
メーカー: 山善
2分割式。 金属刃 樹脂刃 ツーWayタイプ
販売価格は8500円ぐらい。
刈る刈るボーイとの違いは、
・樹脂刃が3枚から2枚になったこと。
・モーターが280Wから250Wに少しだけ変更。
・回転数は4900回/分から6000回/分(樹脂刃)とアップ。
・重量1.9kgと軽量化。
・2分割式になった。
他の箇所は細かい違いはありますがほぼ同じ仕様です。
付属品に金属刃(160ミリ8枚刃)と10m電源ケーブルが付属していてお買い得感がありました。
山善さんにはこの製品の上位機種にモーターが320WのSBC-320Bや、これから主流になってくるでしょうバッテリー式の草刈り機など多数のラインナップがあります。
購入したきっかけは相続で所有することになった田畑の草刈りを行うことになったから。
住まいしている近畿地方から北陸へと急遽道具ごと持って行かなければならなかったので、家庭用の安価な製品を探したらこれになりました。
二分割でコンパクトになるので乗用車のトランクに簡単に入りますし、大きめの作業袋にもすっぽりと収納できるのが最大のメリット。
AC100V電源にこだわったのはポータブル電源を利用して長時間の作動が可能だから。
ポタ電所有の活用法の一つとしたわけです。
ポタ電ミドルクラスの500W容量なら約1時間半以上動かせます。
バッテリータイプの購入も考えてみたのですが、長時間の作業には予備バッテリーが必要。
マキタさんのように他の機械に転用できるバッテリーならばいいけど、草刈り機用の専用のバッテリーを揃えるのはいらない出費だ。という考えもあったからです。
重たいポタ電と長いケーブルをずるずる引きずって、休耕田の草刈りをやってるのは私ぐらいなもんでしょう。σ(^○^)
マキタ製やハイコーキ製のしっかりとしたバッテリー式草刈り機は欲しいのですけど、予備バッテリーを含めるととんでもないお金が飛んでいきます。(1セット5-6万円ぐらい?)
さすがに年に数回の草刈り作業のために高額な散財は出来かねます。
もう少し様子を見ます。
使用感:
基本的なところは刈る刈るボーイとあまり変わりまりません。
メリット:
価格が安くホームセンターなどで入手しやすい。
家庭用コンセント、又は、ポータブル電源などのAC100Vコンセントさえあればすぐに使用できる。
軽量で持ち運びが楽。
使用前や使用後のメンテナンス等は殆ど不要。 刃の取り付けボルトの緩み確認や、使用後の通気口の草詰まり除去は必要。
分割式なので車のトランクや大型の収納袋に入る。
普通の雑草を刈る程度ならばパワーは十分。
デメリット: 電源ケーブルが抜けやすい。
水に弱い。雨後・朝露のある現場では使用できない。
モーターが先端にあるため重量バランスが悪く持ち重りし疲れやすい。
メインパイプが短いのでブレードの水平を保ちにくい。 身長のある人は背をかがめがちになる。切断孤が小さいので狭い範囲しか刈れない。
樹脂刃が2枚になり(刈る刈るボーイは3枚)材質も変更されたようで刃の摩耗が早くなった気がする。
モーター部の冷却溝に草の切れ端しが詰まりやすい。(分解清掃は簡単)
モーター部がけっこう高温になり夏場は特に連続動作時間に気を使う。
この機械の最大のメリットは、
刃の取り付け径が25.4ミリで互換性が高いこと。
金属刃、樹脂刃、ナイロンコードと各種の刃が販売されており容易に交換が可能。
樹脂刃回転範囲が210ミリなので、200ミリまでの金属刃が使用可能です。(モーターに負荷がかかり草が詰まりやすくなりますが。)
デメリットで取り上げたように重量の大半を占めるモーター部が機械の先端にあるため重量バランスが悪く、機械の先端部を持ち上げるように動かしているとどんどん腕が疲れていきます。
解決策としては肩釣りベルトをこまめに調整して重量を肩で受け止めること。
うまく調整できれば先端部を振り子のように振り回せるのでかなり楽になります。
肩釣りベルトは片側の肩にかかるシングルタイプなので、長時間かけていると首筋がベルトに擦れて痛くなってきます。
タオルを1枚当てるとか、両肩釣りのベルトに換えるのも有りかと思います。
樹脂刃は刈る刈るボーイの3枚から2枚に変更になりました。
刈る刈るボーイの樹脂刃は長さ9.5センチほどでけっこう硬い材質。
縁石やコンクリートに当たるとよく欠けたり割れたりしていました。
このSBC-250JBの樹脂刃は長さ8センチほど。
刈る刈るボーイのものより柔らかく、あまり折れることがないのですが刃先が摩耗しやすく切断力がすぐに落ちてきます。
縁石などの際刈りには持って来いですけど、硬く太いい草や樹木の苗などが生えてきているようなエリアだと力不足を感じます。
金属刃はチップの無い8枚刃。
耐久性があって研げば何度も使えるけど少し持ち重りを感じます。
広い場所ならチップソーを使用した方が刈り取り作業は楽になるかも。
分解清掃について
先端モーター部に設けてある溝は、モーターが加熱しすぎるのを冷やすための空気取入口です。
ここに草の切れ端などが入って詰まるとオーバーヒートを起こしやすく故障の原因になり寿命も縮めます。
使用後はこまめに溝に空気が通るよう清掃してやり、定期的に内部に入り込んだゴミを取ってやると長持ちに繋がります。
分解はモーター部の取り付けネジ8箇所を外すだけ。
ネジを取ると外側のカバーは外れます。(少し力がいります。)
外す際は安全カバーを固定する小さな六角ナットが隠れているので、紛失しないように気をつけて外してください。
中のゴミを取るときに電気線やモーター線を傷付けないように。
ギヤ部分のグリスが不足していたら補ってやります。
組付けはモーター用ブラシがきちんとはまっているかを確認して元に戻していきます。
分解清掃は手先が器用な方や機械の扱いに慣れた方なら簡単な部類だと思います。
動画:
家庭用園芸用品として扱いやすくコスパがいい製品だと思います。
しかし、本格的な農耕地や野外の草刈りとなると明らかにパワー不足でしょう。
庭や、母屋周辺の簡単な草刈りにメリットを十分に活かせる草刈り機と思います。
軽量化のためプラパーツが多用されていて、金属パーツも少し貧弱で耐久性はあまり無いと思います。
つまり「
値段なり」。
プロユース品のような長時間作動や藪のような雑草地帯での使用に耐えられると思いません。
また、電気製品なので水には大変弱いので、使用環境に配慮が必要です。
決して悪くない機械です。
大事に扱えば長年使用できると思います。
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