草刈り機 京セラAKS-6000
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*Youtubeチャンネルでは草刈り機について既に幾つか動画を上げています。
昨年より相続で所有することになった田畑の草刈りをすることになりました。
幾つかの条件をクリアするために電動式の草刈り機を必要としました。
昨年は家庭用の電動草刈機を購入して使ってみたのですが、明らかにパワー不足。
100坪ほどの休耕田の草刈りをするだけでへとへとになってしまいました。
そこで新たに性能の良い草刈り機を買い求めることにしました。
購入の条件は、
・住まいしている近畿地方から北陸へと道具ごと持って行かなければならない。
・分割式で乗用車の荷室に入るもの。
・車中にガソリンを積載運搬するのが嫌だったのでエンジン式は不可。
・プロユースに準ずるほどパワーのあるもの。 いろいろな製品を比較して最終的に決めたのが
京セラ製AKS-6000という製品。
リョービ(株)さんが製造していたものを京セラさんがライセンスを受け継いで販売されている製品です。
https://www.kyocera-industrialtools.co.jp/products/home/items/1362/
分割すると大きめの作業袋にもすっぽりと収納できるのが最大のメリット。
ちなみに、分割タイプではない製品は「AK-6000」という製品になります。
メーカー: 京セラ
AC100ボルト 電源電気草刈機
2分割式
使用金属刃 230ミリチップソー
回転数:7800min
消費電力:560W
重量:5.19kg
付属品:チップソー230ミリ1枚、10m電源ケーブル、工具、ゴーグル、ショルダーベルト。
販売価格は24,000円ぐらい。
カタログデータでは「
22mlエンジン式と同等パワー」とありますが、あくまでも
家庭用。
マキタ製やハイコーキ製のバッテリー式草刈り機も検討したのですが、予備バッテリーを含めると完全に予算オーバー。(1セット5-6万円ぐらい?)
作業する田んぼでは2時間半から3時間ぐらいの作業となります。
バッテリー1個で40~50分ぐらいの動作が可能というので、最低でも3個のバッテリーが必要。
バッテリー購入だけで数万円消えていくのはシャレになんない。(互換バッテリーは使いたくない。)
大型ポータブル電源所有しているのだから利用しない手はない。
ポタ電2000W容量なら約2時間半ぐらいの作業ができるのが魅力。
太陽電池パネルもあるので充電が無くなったらある程度充電できるし。
ポータブル電源 EENOUR P2001 2000Wh/625600mAh
*これ2022年購入当時で18万円もしたぜ!(-_-#)
と言うわけで、今年も電源ケーブルを引きずっての草刈りとなりました。
使用している様子は動画をご覧ください。
メリット:
価格が安くネットなどで入手しやすい。
家庭用コンセント、又は、ポータブル電源などのAC100Vさえあればすぐに使用できる。
分割式なので車のトランクや大型の収納袋に入る。
普通の雑草を刈る程度ならばパワーは十分。
エンジン式と違いメンテナンスが楽。
電源、モーター部がエンジンタイプと同じで後方腰の位置にあるため持ち重りがしない。
先端部
電源、モーター部。
分割したシャフトの結合はワンタッチ。
シャフトを差し込み、固定ネジを締めるだけ。
モータへの負荷防止のためのブレーカー装備
デメリット: 電源ケーブルが抜けやすい。
水に弱い。雨天では使用できない。
分割、組み立て式なので、収納袋から出して実際に使用するまで少しばかり時間がいります。
特に左右ハンドルの組み立ては、六角ボルトのカバーを一度外し、しっかりと締め付けなくてはならず、ネジの落下紛失などしないように配慮が必要です。
ハンドル取付部。
一度、ネジとカバーを取り外さないといけない。
使用していて電源ケーブルが伸び切ってコンセントがすっぽ抜けるのは何度もありました。
面倒なのでケーブルを機械のシャフトにくくりつけていました。
ケーブル抜け防止のバンドか何かが欲しいです。
また、強引にケーブルを引っ張るものですから、ポタ電側のコンセントプラグも変形させてしまいました。
ポタ電側の故障の原因になるので十分注意が必要です。
使用感について
今回の使用に当たって、付属のチップソーではなく、電動機専用のチップソーを購入して装着しました。
山陽金属 3Sホワイト
これが抜群に軽い!
スパスパと切れてくれて作業がはかどる。
石に数回当たりましたけどチップが飛ぶようなことはなく、ジズライザーと併用でも全く持ち重りを感じさせませんでした。
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今までの山善製の家庭用草刈り機はモーターがヘッド部にあって非常に持ち重りがし、疲労するのが早かったのです。
先端部の軽さと、駆動部が腰の付近にあることで重量バランスが極めて良く、また、エンジンやバッテリーの重量も加わることがないので作業は非常に楽なものになりました。
3時間ほどかかる作業が2時間少々で済み、バッテリーの使用量も少なく30%の容量しか使用しませんでした。
かなり省エネに貢献したと思います。

ジズライザー装着時
現場の休耕田は晴れたときでも湿地の状態で、草刈り機で泥を跳ね上げてしまいます。
先端にモーターがある製品は、モーター部に溝があります。
これはモーターが加熱しすぎるのを冷やすための空気取入口です。
ここに泥が入って詰まるとオーバーヒートを起こし故障の原因になるので、前回は神経を使いました。
今回はそのようなことも開放されたので楽でした。
付属の肩釣りベルトは片方だけの方にかける細いベルトで、機械の重量が分散されず使用しないほうが良いと思います。
作業ベルトも両肩タイプのハーネスを購入しました。

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電源の問題さえ解消できれば扱いやすくコスパがいい製品だと思います。
山などの不整地や石やコンクリートが多い場所では、ナイロンカッターに換装して使用できるのも良いでしょう。
今回は初夏のまだ柔らかい草でしたが、次回は真夏炎天下での本格的な草刈りとなります。
いろいろと使用条件が厳しくなってくるので、また何か気づいたら加筆いたします。
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