山の古別荘のDIY記

草刈り機 ハイコーキCG36DC(D)

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 ついに手を出した充電式草刈機。

 今まで充電式草刈機を購入しなかったわけは、購入条件の一つである「分割式」の機種でこちらが望むスペックの物が作られていなかったことが要因。
 工進というメーカーで分割式は販売されているけれど、どれもヘッドモーター式
 機械の先端部にモーターが内蔵されている機種は、どうしても前後のバランスが悪くなりがちで、使用しているとヘッド部の持ち重りを感じて疲労の度合いが進むのが早い。
 マキタは分割式で後ろモーターの機種はあるけど高価過ぎて手が出ない。
 ハイコーキには分割式が無いという状態でした。

 それが2023年にハイコーキがモデルチェンジとともに分割式のCG36DC(D)というモデルを出してきたのです。
  




 この製品がセールとかで安くなるのを虎視眈々と狙っていたのですが、今年の春にアマゾンのアウトレット製品で販売価格より1万円ほど安い製品が売られていたので思わず飛びついてしまいました。
 バッテリーセットとして売られていたようですがバッテリー側に不具合があったらしくて、箱は開封済み。





 同時にバッテリーも購入して装着してみたのですが、動かない。(;´д`)ノ

 結局本体も不良品かよ!となって返品。

 商品代金がポイントで返金なので、貯めていたポイントと合わせて本体のみ新品を買い直ししました。
 ちなみに、ハイコーキの充電器製品は以前から使用しているのでバッテリーや充電器は使いまわしします。


 スペック:
 CG36DC(D): 両手ハンドル(メインパイプ分割型)
 刈刃:     チップソー 外径255mm
 刈刃回転数: エコ:3000min⁻¹ / オート:4700min⁻¹ / パワー:6000min⁻¹
 工具本体寸法: (全長×全幅×全高)1840×650×415mm
 質量       : 5.0kg
 連続運転時間: エコ:115分 / オート:50分 / パワー:27分
 モーター    : 直流ブラシレスモーター
 使用可能蓄電池:  マルチボルト蓄電池、電池電圧 36V



 前モデルとの違いは操作スイッチの位置。
 評判の悪かった後部モーター部の操作スイッチ。
 ハンドル部に移されました。





 スイッチは起動スイッチとモード変更が三段階になっています。




 すぐに実戦投入。
 従来使っている京セラAKS-600との比較も兼ねて、初夏の田舎の休耕田の草刈りに使用してきました。





 付属の肩釣りベルトは片方だけの肩にかけるベルトで、機械の重量が5kgもあるので、持ち重りするだろうと考え両肩タイプのハーネスを使用。

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 チップソーはYoutube動画で紹介されていたトリガー社の「パワーチップソー255x40」を使用。
 https://trigger-shop.com/shopdetail/000000001305/ct484/page1/order/



 このチップソー。
 よく切れる、チップ飛びしにくい、価格が安い(¥1530円)ということで売れに売れて入手難になってます。





 使用感

 最初はエコモードから使ってみます。
 休耕田の雑草はカヤが主体。
 高さは腰ぐらいの高さでまだ固い茎ではない。





 エコモードは回転数が3000min⁻¹ と低回転ですけどトルクがあって密集した草に負けるということがない。
 気持ち良くスパスパと切れてくれます。
 バランスも良くて重量の割には振り回しやすいで。
 前荷重とか後荷重ということもなくちょうど良いぐらい。

 ガードのボードとの間隔も悪くなく草が絡みつくという事はありませんでしたが、少し排出が悪く引っかかる感じがします。
 ツタの類のような絡みやすい植物なら簡単に絡むかも。



 次に顔の高さほどに伸びた密集地帯に挑みます。
 ここの草は結構固い。



 

 さすがにエコモードでは硬い草に遮られて跳ね返されてしまいます。
 オートモードにしてみて何とか刈り取れますが少しパワーが足りない。
 場所によっては弾き返される。

 パワーモードにしてみます。
 一気にモーター音が大きくなります。
 さすがにトルクフルです。
 ただ、これだと短い時間で電池残量が無くなるでしょうね。



 だいたい感触が掴めたので密集地帯から離れてまた背の低い草の地帯に戻ります。
 あとはエコモードでどれぐらいの時間動くかのテストです。





 しばらくしてモーターが止まり動かなくなりました。
 バッテリーの残量表示も0。
 約60分間ぐらいの動作でした。





 バッテリーが1個しか無いのでここで京セラ製とバトンタッチ。
 京セラ製はさすがにAC100Vの機械ですからパワーが違います。
 密集地帯も問題無く刈り終えて作業を終了させました。





 ここで費用対効果の計算をしてみます。

 販売店により機械類の販売価格が異なるのでアマゾンの値段で比較してみます。
 尚、今回の価格は2025年7月現在の値段。
 アマゾンは為替やセール期間などにより価格が常に変化しているので、ここで書いた値段と違いが生じるのをご了解ください。

 ハイコーキ CG36DC(D)
 バッテリー1個・充電器セット 価格¥67,500円
 予備バッテリー36V 価格¥15,280円

 *この休耕田は約100坪強あります。
 一番草が伸びている時期ならば、全部刈り取るにはバッテリー3個は必要。

 合計 
67,500円+15,280円+15,280円=¥98,060円

 

 京セラ AKS-6000 価格¥22,968円
 ポータブルバッテリー 2048Wh/640000mAh 価格¥159,980円


 合計 22,968円+159,980円=¥182.948円

 ポータブルバッテリーを使用すると約4時間は動作可能です。



 *このバッテリーは6月のセール時だと9万円弱で売られていたし。(;´д`)ノ

 動画の中身とかなり違うやんけ!( ̄▽ ̄;)


 ポータブルバッテリーはメーカーや季節・セール期間により値段の変動が激しすぎて比較が難しい。

 使用する環境や使用時間などにより、どちらが良いとか一概には言えないです。
 こういう点も御理解の上購入の参考にしてください。 



 ここまでの動画:*動画の内容は記事とは少し異なります。


 



 充電式草刈機は扱いやすい製品だと思います。
 何と言っても電源ケーブルの煩わしさから開放されるのが大きい。

 山などの不整地や石やコンクリートが多い場所では、ナイロンカッターに換装して使用できるのも良いでしょう。

 今回は初夏のまだ柔らかい草でしたが、次回は真夏炎天下での本格的な草刈りとなります。
 いろいろと使用条件が厳しくなってくるので、また何か気づいたら加筆いたします。


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 2025年7月31日追記

 同社の36Vマルチバッテリー(BSL36B18X)1台でCG36DC(D)草刈り機がどれぐらいの時間稼働するか。
 どれぐらいの面積の草刈りが出来るかの検証をしてきました。
 オートモード、パワーモードを一切使わずエコモードだけで通した場合の実験です。

 場所は、いつものごとく田舎の休耕田。
 草の状態は高いもので胸の高さぐらいありますが殆どが膝から腰ぐらいまでの高さのエリア。
 草の種類はカヤが主で、柔らかめの状態です。





 気温30度以上の高気温状態でしたので30分稼働したら約10分休ませるというスタイルで開始。
 途中、移動のためにスイッチOFFなどを繰り返しますがその間は数十秒程度。

 バッテリー1台の稼働は約70分弱。
 アドバンテージを考慮すると延べで65分強ほど作動出来ました。





 刈り取った面積は休耕田110坪のうちほぼ半分の55坪。
 あぜ道約30坪のうちの1/4ほどで約7坪ほど。
 合計で約62坪(約205㎡)を刈り取りできました。

 購入の際の参考になさってください。




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