山の古別荘のDIY記

虫コナーズ

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*2014年11月7日に掲示板上で紹介した記事を編集し直した物です。


 この製品は殺虫剤と言うより「防虫剤」という位置づけの製品です。

 商品説明では、不快な害虫を寄せ付けませんとありますが、飛んでくる虫や、不意にやってくる虫達、夜の明かりに誘われてやってくる虫達に対しては、飛んでくるのを防げるわけではありませんし、減るわけでもありません。
 忌避効果があるので、スプレーした箇所に寄ってきた虫は嫌がってある程度遠のきますが、サッシや扉に隙間があったりしたら入ってくる物は入って来ます。





 どちらかと言うと、サッシと雨戸・網戸の隙間に隠れたり、家の周囲に居着く虫達などに効果があります。
 雨戸やサッシの間に潜んでいる蛾やカメムシたちが激減します。
 (全くいなくなるわけではありません。)

 使い方はサッシ周り、ガラス面、網戸、雨戸の裏側(部屋向き面側)にまんべんなく散布します。

 涼しくなってきて、もう虫達はいないだろうと思って油断して雨戸を開けると、越冬の目的で隠れていた蛾などが落ちてきて驚かされる時があります。
 
↑女性はこれだけでも大弱りのはず。
 その予防に大きく効果有り。

 但し、害虫を食べてくれるクモ達も数がいなくなりますので、善し悪しと言ったところでしょうか。

 この手の防虫剤は、シーズンが終わって寒くなってくると店頭から姿を消してしまうので、今の内に数本購入しておいてはいかがでしょうか。
 
*金鳥の回し者ではありません。(;^_^A






 上記の記事を記入した当初、虫コナーズという類の製品は液体スプレータイプのみの販売でした。
 翌年には缶のスプレー、ボトルに入ったリキッドタイプなどが作られ、今では軒先に吊しておくだけのプレートタイプも販売されています。
 製造販売するメーカーも金鳥、アース製薬、フマキラーなど殺虫・防虫剤メーカーがこぞってオリジナル商品を出しています。

 私なりに幾つかのタイプを使ってみましたが、一番効くのは液体スプレータイプでした。
 効能は夏場ならば1~2ヶ月ほど。
 冬場は薬剤の揮発速度が遅いのか、虫が少ないのか3ヶ月ほど持ちます。


 軒先に吊すプレートタイプなのですが、効能は正直言って疑問符。(*。*)ホヨ?
 我が家はネコがベランダに出てお昼寝したいと言うので、冬でも夏でも毎日のようにサッシや網戸の開閉を行います。
 頻繁なので油断すると蚊やハエが飛び込んできてしまいがちなのです。
 昆虫が勢いよく飛び込んでくるので、薬剤が効いているエリアを素通りしてしまうようです。


 アルミサッシにはサッシ下部のレール部分に、雨水抜きのための切り欠き部分があります。




 下の写真のように水抜き穴が開いている物もあります。



 

 虫達はこの隙間をかいくぐって室内へと入ってくることが多いです。
 カメムシなどはサッシの上端に止まっていて、網戸が開けられるとポトッと落ちて網戸の内枠の隙間に入ります。
 そして水抜き穴などを通って室内に入ってきます。
 ゴキブリなんかも同じです。

 害虫忌避剤を網戸やガラスに噴霧するより、サッシ回りの金物にまんべんなく塗りつけた方が効果は高くなります。


 同様に、換気扇の外部出口や、エアコンダクトの隙間なども昆虫の侵入を許してしまう隙間です。





 こういう場所にもまんべんなく吹きかけます。


 山小屋のキッチンの換気扇は、外部にフラップが付いていて、換気扇が作動するとフラップが起き上がり空気を排出します。
 フラップ同士に僅かな隙間があってここから小さな羽虫が年中入って来ます。





 換気扇の出口は調理などで出た油分が付着してたりするので、ゴキブリなども油の匂いで寄って来やすいのです。
 忘れずに忌避剤を吹き付けておきます。

 手が届かない場合は、換気扇のスイッチをオフにした後にファンがゆっくり回転している際の風を利用して撒布すると、薬剤はまんべんなく行き渡ると思います。





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