山の古別荘のDIY記

水の激落ちくん

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*2014年11月7日に掲示板上で紹介した記事を編集し直した物です。


 「水の激落ちくん」はレック株式会社という浴室やキッチンなどの水回り製品を扱う会社の商品名です。


 職業柄、掃除に関していろいろと知識を持つ必要があったので、今までは油汚れに対しては主にマジックリン。
 タバコのヤニなど広範囲のしつこい汚れなどは、強力ホームクリーナーとか激落ちクリーナー
(激落ちくんではない)という商品名のアルカリ性洗剤を使っていました。

 強力ホームクリーナーなどのアルカリ性洗剤は業務用に準ずる物で、けっこう高価で、1本1000円前後するのがざらです。
 「水の激落ちくん」は比較的安価。
 ホムセンで300円ぐらいで発売されてから、もっぱらこちらを使うようになりました。


 マイペットやマジックリンは弱アルカリ性の界面活性剤が含まれた言わば”洗剤”。
 強力ホームクリーナーも界面活性剤が含まれていて、少し強いアルカリ性でph値はだいたい11ぐらい。

 水の激落ちくんは界面活性剤が含まれていない、単なる水酸化ナトリウムの水溶液なので、洗剤ではなく”洗浄剤”と呼ぶのが正しいかも。
 
ph値は12.5以上!

 
 強めのアルカリ性なので使用場所・用途が限られてきます。
 アルミや銅などの金属は変色しちゃいますし、衣類などに使ったらシミが出来てちゃいます。

 
もちろん手荒れハンパ無し!!(゜∀゜)アヒャ♪


 清掃部分に直接吹きかけると、液だれしたり、液がかけたくな場所にまでかかっちゃう恐れがあるので、固く絞った濡れ雑巾などに一度吹きかけて、その面で掃除するようにしています。
 
ガラスはph9以上の強いアルカリ性には弱いらしく、使用し続けているとガラスの表面が溶けて曇りガラスのようになってしまうらしいです。





 この水の激落ちくんを使って壁紙に付いたカビを除去する実験をしてみました。
 詳細はこちらのページ。
 
 結果はあまり取れませんでした。('◇')ゞ



 写真の激落ちくんの横にあるのが「重曹クリーナー」です。
 こちらも界面活性剤が入っていない、単なる重曹の水溶液。

 これのphが8ぐらいと弱いアルカリ性。
 肌に優しいですし、環境にも優しいです。

 使用箇所によって使い分け出来る製品の一つとして紹介しておきます。


 注:界面活性剤を使用しないこれらの商品は「万能」というわけではありません。

  使用条件・品目によっては界面活性剤含有洗剤の方が良い場合が多々あります。
  元来、石けんを始めとする界面活性剤は天然の物ですので、大量に使用しなければ環境に及ぼす影響は些少です。
  条件に応じて使い分けるのが賢いやり方だと思います。



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