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価格:
4,279円
感想:1件 |
Amazonより楽天の方が値段も安く品数が多いです。
「白アリ通行止め」のパンフ
http://www.ysds.co.jp/html/pdf/siroari_tukou.pdf
輸入物:
ティンボアPCO(ホウ酸塩 防腐シロアリ駆除剤)
http://kominka.yanoss.jp/eco/01_dot/home_dot.html
ティンボア
http://www.woodencanoe.net/epoxy/borate.html
ヒロ・ウッデン・カヌー・ショップ
ここは500g、1600円と安い。(100gから25kgまで小分けの販売有り)
500gで500ccペットボトル容器より少し多い容量になる。
ちなみに、ホウ酸塩500gほどの粉末があれば10%溶液で50リットルぐらい作ることが出来ます。
2018年6月4日訂正&追記 ↑単純な計算間違いをしていました。
正解は「5リットル」です。
訂正いたします。
間違い箇所のご連絡有り難うございました。感謝いたします。m(_ _)mペコ
1リットルで10㎡以上塗ることが出来ます。
ヒロ・ウッデン・カヌー・ショップさんのページのデータですと、塗布量の目安は1平方メートルあたり200mlです。
2回塗りで500gで11.3平方メートル塗ることが可能なようです。
問題点:
防腐剤を塗っておけば腐朽菌に冒されにくいですが、屋外のウッドデッキなど雨がずっとかかる環境下では溶剤が流出してしまいます。(溶脱と言う)
このような条件下では、ホウ酸塩が流れ出してしまわないように、撥水剤塗るとかもう一工夫が必要で、メンテナンスを絶やさぬようにしなければいけません。
使い方は塗りたい場所に水溶液をハケで塗るかスプレーで吹きかけるだけ。
木材に塗ると内部へ浸透していくので、出来れば二度塗りをオススメします。
ホウ酸塩水溶液を作ります。
500mlのペットボトルにホウ酸塩粉末を50g入れます。
これに水を入れて混ぜると約10%強の濃度の水溶液になります。
ホウ酸塩の飽和濃度は10%なので、これ以上粉末を入れると、塗って乾燥した際に結晶が木材の表面に多く残ってしまって汚くなります。
カビ菌には1%以上の濃度で十分な効果があるらしいので(シロアリには3%)、室内ならば10%の濃度の水溶液で十分すぎます。
ホウ酸塩は結露などにより木材が濡れてしまった場合、水分の浸透とともに内部に入っていく性質があるので、少し濃いかな?ってぐらいにしています。
濃度を薄めて使用したい場合はお好みで。
注意:
10%以上の濃い水溶液は粉末が溶けきらないので、スプレーでは使用出来ません。
すぐにノズルが目詰まりします。
また、低濃度の水溶液でも、スプレーでの散布をした後に放置しておくと、ノズル内部で乾燥して目詰まりします。
スプレーでの使用は必ず使い切るか、余ったら他の容器に移し替えて、ノズルは使用後に真水を噴射させて洗浄してください。
50gでこんなに量があります。
人間の致死量は180~200g。
水を入れる際に、食器用洗剤を2滴ほど入れます。
これは水の表面張力を無くして木材に浸透しやすくするためです。
冷水だと溶けにくいので、給湯の暖かめのお湯を使います。
出来た水溶液は最初は乳白色ですが、しばらくすると粉が水に溶けて半透明の溶液になります。
ペットボトル1本分も作ると家の中の木部に塗っても大幅に余ると思います。
こんなに必要は無いのですが、この水溶液は腐りません。
余ったら二度塗り用に使うとかしてください。
子供がジュースと間違って誤飲したら中毒を起こします。 ご心配の場合は必ず捨ててください。
捨てる場合は下水などに流さないでください。
不要な布などに染みこませて廃棄してください。
添付は単純に刷毛や雑巾に染ませて塗っていくだけです。
注:木材は水分を含んで再度乾くときに歪んだり割れたりするので、塗る場所や塗りすぎに注意。
高い場所や手の入りにくい隙間などはコテバケなどを使うと塗りやすいです。
下の写真は雨漏りで水分を含み、色が変わってしまった棟木。
結露などで再び水分が付着するとカビの発生の原因となります。
これにコテバケで10%溶液を塗りました。
乾くと粉が吹いて白くなるかと思ったのですが、そういうこともなくきれいな状態です。
逆にくっきりとした濡れ跡がわかりにくくなりました。
このホウ酸塩粉末。
日頃の目視による観察だけで記録には残していませんし、詳細なデータも所有していませんが、腐朽菌やカビ、コケに対して絶大な威力があるのがわかってきました。
私が今まで添付してきた場所では、一度塗っただけでコケもカビも二度とお目にかかっていないのです。
しかも雨が頻繁に当たる場所にも関わらずです。
屋外の木部では保護塗料を上から塗っていますが、塗料が劣化してきて水分が浸透し始めても腐朽が再発していないのです。
塗料が劣化してきたらまた上から塗っちゃいますし・・・
この家を購入した時に一番最初に補修したデッキ部分で、ホウ酸塩を塗った場所。
頻繁に雨が吹き込んでくる部分。
今年の多雨多湿で他の箇所が腐朽菌にやられたのに、ここはコケすら付かず今も現役。
亀裂もあるし半分腐っていたので、本来ならば真っ先に交換対象となったであろう場所なのに。
物置のステップ補修の時にホウ酸塩を施した場所。
根太はクラックが入ってるぐらい腐朽していた。
雨が常にかかる場所だが現在でも腐朽の進行は見られない。
直近の2015年の9月に、バルコニーの床板に木材腐朽菌の一つであるツノマタタケが生えていました。
ここは雨が降ると常に濡れてしまう場所。
腐朽菌に対して日常から警戒していた場所ですが、昨年の多雨でとうとう腐朽菌に支配されてしまいました。
この菌は水分が少ないとこういう状態、雨などで水分が多くなると鮮やかなオレンジ色で太くなります。
いい実験体です。
デッキ材の裏側と下の根太との合わさる面は防腐防水塗料が塗られてはいません。
その隙間に水分が入り込み腐敗菌が育成されてしまったと思います。
このデッキ材の内部深くにも菌が入り込んでいると思います。
10%ホウ酸塩水溶液をシリンジ(注射器)で添付しました。
ホウ酸塩添付3時間後。
ボロボロになってきて、夕方には殆ど見えなくなっていました。
そして同年の11月。
雨が激しく吹き込んだ日に同じ場所を見ても、腐朽菌は全く見えず。
気温が下がったので木と木の隙間で菌糸が眠っているだけかもしれないので、今でも観察中の場所ですが、どうやら菌の活動を抑えることに成功しているようです。
ホウ酸塩による木材の腐朽防止、カビ繁殖防止の経過観察をずっと続けておられる方がいらっしゃいます。
ホウ酸塩を塗ったウッドデッキが雨で流れ落ちてしまったらしく、最近緑色のコケ状の物が付着していたらしいのですが、再度塗り直すとすべて消えて元の状態に戻ったと報告されていました。
よろしければ参考にしてください。
DIY建築士の日々
http://diy-resort.seesaa.net/
追記:(2016年4月)
ホウ酸塩は塩分でした。
塩分は金属、特に鉄にとっては錆を誘発しやすくなる天敵!
このことを忘れていました。
わっ!しまった!! えらい物を皆さんに勧めてしまった。どうしよう!∑(´□`;)
と、思っていろいろと調べていたら、ホウ酸塩には防錆性能も持っていることがわかりました。
ホウ酸の特徴
http://www.meisho.co.jp/bor/02.html
ホウ酸塩は水に溶けると弱アルカリ性の性質を有します。
金属の腐食である酸化を押さえる働きがあります。
なぜなのか詳しいことはわかんない。☆(ゝω・)vキャピ
この性質を利用してホウ酸塩水溶液は冷却剤やサビ止め塗料などにも用いられています。
*但し、ホウ酸塩鉱物から硫酸を用いて抽出された「ホウ酸」は弱酸性です。
お使いになられてみて、効果があった無かったなど教えていただければありがたいです。
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*文中に紹介している各社の製品はカタログより抜き出した物です。
全てを使用したわけではありませんので性能や特徴を質問されてもお答えできません。