山の古別荘のDIY記

トイレのドアが開かない!どうする?

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 トイレのドアノブの破損による閉じ込め。

 実は、私が管理する物件で過去に一度だけ起きたことがあります。

 幸いにもご夫婦のご家庭で、ご主人が帰宅して気付いて奥さんが救出されたので事なきを得ましたが、独り身だったら死亡事故になっていたかもしれません。

 一戸建てでしたら、トイレに窓とかがあって表に向かって救助を呼びかければ誰かが気付くでしょうが、マンションとかの集合住宅ではたいていが室内の中心部にあって、大声を出そうが壁を殴りつけようが、外部に伝わる物ではありません。
 区画によっては携帯電話の電波も入らない箇所があります。  

 私自身もドアノブ交換を行っていて、ドアノブを外したままドアを閉めてしまって、ドアを開けるのに四苦八苦したことがあります。f(^ー^;

 

 

 ドアノブは新品でも数万個に1個、数十万個に1個、本当にごく僅かな確率で不良品があるときがあります。
 我が家が今の住居に引っ越ししてから、2年後にトイレのノブが破損して相方が閉じ込められました。
 新築2年目の建物です。 

 相方の声に子供が気付いて、近所の人を呼んできてくれたのですぐに助け出されました。

 相方と近所の人が二人して、「なぜ開かなくなったんだろう?」とトイレに入って扉を閉めたら・・・・。


 今度は二人とも閉じ込められちゃったのです。( ̄□ ̄;)

 
 再び子供が表に出て、近所の人のご主人を呼んできて救助されました。
 嘘のような話しですが、マジ話です。

 私が帰宅してこの話を聞いて大笑いしましたが、シャレにならないな~と思い、すぐに新品を購入して交換しました。

 

 錆で固着したドアノブ。 こんなになるまで放置しないで!!


 リフォームの際には、浴室ドア、トイレドアなどは必ず入念にチェックしています。
 錆など何らかの異常が見られた場合は、例え些細なことでも全交換するようにしています。

 けれども、何年ぐらい使ったら壊れるのか、どれぐらい使用したら異常が出てくるのかなんて全くわかりません。
 そして不良品を見分けることは出来ません。

 強い地震の後に、建物に歪みが生じただけでも、扉の開閉に障害が発生していることもあります。


 閉じ込めにあったときに、ネットでの記事文中では、『体当たりで扉を壊す』と書いてあります。
 ですが、扉は男性でも簡単には壊れません。
 体重の軽い力の弱い女性・子供なら尚更無理です。

 お一人住まいの方は、

 1.扉を閉めてしまわないように習慣づける。

 2.勤務先など長期間連絡が無い場合は、何かハプニングが起きたと思って、親元や自宅の管理人に連絡するよう、周囲の人に伝達しておく。

 3.トイレ内にマイナスドライバーなどの道具を1本必ず置いておく。


 とかして、自己防衛に努めるしか無いように思えます。

 


 本題。

 トイレに閉じ込められたらどうするか?です。

 これから書くことは、確か実際にこれで救助された実話だったと記憶していたのだけど、言い切れる自信がない。
 年は取りたくないもんだ。(T_T)
 だから私の創作と思っていただいてかまわないです。 

 本当にどうにも出来なくなったときの奥の手。

 タワーマンションのような作りのしっかりした建物では出来ないかもしれないです。
 ですが、賃貸マンションや中低層マンションの構造ならば、この手段が使えます。 

 

 

 Aさんは独身一人住まい。
 ある時、トイレで用を済ませて出ようとしたら、扉が開かなくなりました。 
 ドアノブは回るのですが、何か引っかかっているのか横から出ている爪が外れません。
 携帯電話も持って入っていない、大声出しても聞こえない。と言う状況。 


 扉に体をぶつけてもビクともしません。
 お盆休み直前に閉じ込められたAさんは、疲れ果てて途方に暮れてしまいました。

 このまま死んでしまうのじゃないだろうか?
 そんな思いがよぎります。

 

 

 狭い個室で必死に体を動かしていたので喉が渇きました。
 トイレの水は飲めないけれど、タンクに注がれる水は飲めるよね。
 そう考えてトイレのカランをひねって1回流します。
 給水パイプから水が出てくるのを手ですくって喉をうるおします。

 Aさんははっと気付きました。

 この水を出しっぱなしにしたら、下階に漏れて誰か来てくれるんじゃないだろうか?


 給水パイプに手を添えて、タンクから外に流れるようにして出しっぱなしにします。
 床が見る見るうちに濡れて、どこかへ流れていきます。

 約2時間後、管理人が合い鍵を使って部屋に入ってきて、Aさんは助けられました。

 
 

 

 どんなに防音の設備をしてあっても、完全防水構造のマンションなんて聞いたこと無いです
 屋根やベランダ付近は雨水の浸入を防ぐために、防水のウレタンが入っていますが、部屋の中心部にはそんな物入っていないし、あっても切れ目がどこかにあります。

 トイレなどの排水管などは、コンクリート層を貫いて下の階に突き抜けている構造が多いので、その隙間を伝って水は落ちていきます。
 バケツ1杯分の水を流せば充分に下階の天井から水が落ちてきます。
 下の人はたまったもんじゃないが。( ̄▽ ̄;)


 但し、天井や床・壁の修理分を損害賠償請求されるかもしれません。
 電化製品を壊したり、高価な洋服を濡らすと弁償と言うこともあり得ます。
 保険も効かないです。
 私は一切責任を負いません。(-。-;)

 
 本当にいざと言う時に思い出してください。

 
 でも、近年のタンクのないトイレだったらどうするかな~?(・ω・;) 
 浴室閉じ込めだったらこれ無理なんだよな、しかも裸でまずいよな~。(・ω・;) 


 
  
 *この記事は2019年1月にブログに掲載した内容を編集して転載した記事です。

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