オイルランプは暗かった
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東日本大震災の影響でオイルランプという物を手にして以来、ランプの魅力に取り憑かれてしまって、コツコツと安価なランプを集めていました。
山の家も非常時に備えてと、オイルランプを持ち込んで壁にハンガーを取り付けて吊り下げています。
私自身、別宅をカントリー風にしたいので、こういったアンティークなスタイルのオイルランプは、家を飾る小物としては最適な物と考えついたのです。
ランプショップのうたい文句では
「電球15W相当の明るさ」と書いてある七分芯(幅21mmの芯)のランプをメインの照明にしました。
オイルランプの値段もピンからキリまであって、そんなにお金をかけるわけにはいきません。
だから製品の殆どが安価なMade in Chinaが主体。
キャプテンスタッグ製の山小屋風ランプと、DEITZのランタン。
で、オイルランプってどれぐらい明るさがあるのだろう?
非常時に生活できるのかな?
と、疑問が生じてきてテストしてみることにしました。
手持ちの中で、一番明るいと言われてる物を3つ、三面の壁に取り付けたフックにかけて
点灯してみました。
いずれも七分芯(芯の幅が21mm)で、15w電球相当と言ううたい文句。
キャプテンスタッグ アンティークランプB
安価なクラスの吊りランプでは一番大きいかな?
扱いやすく容器も金属製なので破損もしにくいです。
*終売になったようです(2014年現在)。
表は昼間ですので、雨戸を閉めても窓際から少し明かりが漏れてきて、夜間の完全な闇にはなりません。
それでも、歩行に困難な程度の暗さにはなります。
暗すぎて灯している器具自体を写しても手ぶれします。
いや~、暗い暗い。(;´Д`)ノ
15畳ほどのリビングですが、全体を明るく照らすには全く足りません。
どれぐらいの明るさかというと、炎の見える石油ストーブで照らされる明るさと変わり映えありません。
15w電球どころか、ちょっと大きめの豆電球を点けてるって感じ。
自動車のテールランプぐらいの明るさかな?
明るい物でもブレーキ踏んだ時に照らされる照度ぐらい、と言った感覚をイメージしていただければいいです。
販売店の説明だと七分芯のランプだと本が読める程度とありますが、高い位置に付けると明かりは手元に届かず。
うすぼんやりで、床にあるゴミ箱など小さな障害物もわかりにくいです。
本を読むにはランプのすぐそばでないと判読は無理ですね。
目が悪くなっちゃう。
昔の人はこれでよく生活していましたね~。
映画などで、古いお城の廊下にオイルランプが掛けてあって、出演者がスタスタと歩いていますが、実際にはメチャ暗い廊下を歩くことになるんだと思います。
床に何か転がっていてもわかんないでしょうねぇ。
古びた山小屋なんかだと、石油ランプの明かりだけで夜を過ごすと聞きます。
どれだけランプを吊すのか?
ランプを吊す位置、高さ、ランプの性能によってかなり違いがあるのでしょうけど、現代の生活を維持するのは困難だとわかりました。
追記:
壁にぶら下げた
キャプテンスタッグのアンティークランプに久しぶりに火を入れて撮影してみました。
このランタンは七分芯。
オイルランタンの中では明るいと言われている物です。
まずは、ストロボで全体を撮影。
高さは2m弱ほどの位置です。
ではストロボを焚かずに補助光の無い状態で撮影してみます。
いかがでしょうか。
この画像は実際の状態を見たときと同じ輝度になっています。
右上にあった時計などわからなくなってしまいました。
傘があってもランプの真下にも光が届いていなくて、左右にのみ光が広がっているのがわかります。
すぐ横にある額縁の模様は見て取れますが、光源から50センチも離れると暗くなってきています。
足下も真っ暗ですが、目が慣れてくれば物体の存在や形はわかるようになりますので、周囲を歩き回る程度なら問題はありません。
何か小さな物を探すとなると・・・・
これで書物を読もうとするならば、ランプのすぐ近くで本を広げないと読めません。
オイルランタンはこれぐらいの明るさしかありません。
一方、こちらはイワタニ・プリムスのガスランタン。↓
ホヤを使用するランタンです。
60w電球と同等の明るさがあります。
明るさが全然違うのがおわかりでしょうか。
光源から2mほど離れたキャンピングチェアの複雑な脚の1本1本まではっきりと見えます。
ちなみに、明るさと炎の安定度はDEITZの大型ランプが№1。
さすが歴史あるDEITZだと感心しました。
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明るさはこのタイプでは最高クラス。
ちなみにDEITZ社製で一番大きなランタンと言えばこれ。↓
お値段もすげえですわ。
これ以上明るい物となると、灯油ランタンタイプでは、ドイツの「ペトロマックス」、コールマンの並行輸入品のケロシンランタン。
いずれも高価ですし、プレヒートが必要になってきます。
これらは、照度が50W電球クラスだとか。
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左のコールマンは灯油燃料のケロシンランタン。
以前、マルチフューエルランタンってのがあって、基本灯油だけど、ガソリン(ホワイトガソリン、レギュラーガソリン)も使えるってのがあったんだがどこ行ったかな?
あと、アメリカのアラジン社製のランプがありますが、メチャ高価です。
いつかはアラジン社のランプ欲しいなあ。(´・ω・`)
どうしても明るさが欲しい場合はガソリンランタンかガスランタンを使おう・・・ってか、そう言う場合は電池式の懐中電灯使いますよ。
オイルランプは、灯油という安価な燃料が使え、燃費がいいのが最大のメリット。
現代社会では雰囲気を楽しむアイテムかも。
と言うことでテスト終了~。
・・・・問題はねえ、オイルランプは室温が上がっちゃうんですよ。(-""-;)
気候が涼しい時期はいいんですが、これが夏だと使ってられねえ。
だって、停電になったら扇風機も使えないんでしょ。
都会のマンションの一室で停電だからって、オイルランプ使ったら室温跳ね上がって熱中症になっちゃいます。
と言うわけで、暑い時期は、あまりオススメできねえ。
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参考:アウトドアグッズメーカーのオイルランタン

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
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*文中に紹介している各社の製品は、これはいいなと思ってカタログより抜き出して紹介している物です。
全てを使用したわけではありませんので品質や特徴を質問されてもお答えできません。
