テレビ台 設置
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リビングの隅っこのテレビ台をどけて掃除するのは何年ぶりだろうか?
最近、山小屋へ行ってもきれいなものだから掃除を怠るようになった。
大規模修繕して屋根の手入れをしたら、虫の死骸が激減、ほこりもあまり舞わないようになった。
音楽・動画再生用のパソコンをどけ、スピーカーコードやら配線を外し、モニターアンプを横へ移動させます。
ぽっかりと空いた空間にヒノキの角材を積み上げます。
このヒノキの角材がテレビ台の脚になります。
この角材は今から2ヶ月近くも前に入手した物・・・・
2ヶ月前に遡ってみます。
テレビ台の天板は出来たけれど、脚はどうしようかな?
テーブル類の脚というのは作るのが結構難しくて、1ミリでも寸法が狂えばがたつきが出ます。
既製品の脚だけを購入しようか。
いや、それでは何とも味気ない。
せっかくここまでDIYで作ってきたのだから最後まで自作しよう。
かと言って、ほぞを組んだりダボ継ぎして脚を作るほどスキルは上達していない。
大きなテレビを乗せた分厚い天板に貧弱な脚だと見栄えが悪い。
材料を探して何気にネットを見ていたら、ヒノキの角材が販売されていました。
ふと思いついたのが、この角材を積み上げること。
大きな角材なら重量感もあるし、下手な細い脚より頑丈で、製作に手間いらず。
ホームセンターにも太い角材は無いかと見に行きましたが、殆どが105角止まり。
しかも割れがあったり歪んでいたりする二等材が多かったので、ネットでの購入に踏み切りました。
で、ヤフオクでポチしたのが120角の太い荒材でした。
ポチした後にいつまで経っても出品者の案内メールが来ない。
おかしいな~、連絡来ないなあと思っていたら、
「出品終了時から3日間ほど山に入るので連絡出来ません。」と言う案内を見落としていました。
( ̄▽ ̄;)
数日後、ようやく案内メールが届いてそれから取り引き連絡。
週末も挟んだので実物が届いたのが落札から1週間後とずいぶん日数がかかりました。
角材は一応一等品。
四面が簡単なプレーナー加工をしてありますが、節の多い芯持ちの材。
長さは1mが4本。
*一等材とは
構造用木材の等級で、大小の節がたくさんあり、強度的に全く問題無い程度の若干の死節や虫食い穴等も混入している材。
ホムセンで売られている安い物は、割れ等がある二等材が多く置かれてあります。
芯持ちなので必ず干割れするのはわかっていますが別に構わない。
背割りも必要ありません。
テレビ台に必要なのが50センチ6本なので、これを半分に切断します。
木材業者の手で半分にカットしてもらえば良かったろうと思われるかもしれません。
半分にすると荷物が二個口になって送料が倍になります。
少しでも経費節減のため自分でカットします。
電動丸鋸持ってません!
120角ともなると190ミリのチップソーが付いた丸鋸でないと切断出来ません。
しかも上と下と二回切り分けなきゃいけない。
ジグソーでもさすがに無理。
と言うわけで手ノコで切ります。
きちんとケガキしてガイドプレートを当てて直角に切ります。
斜めになったりずれたりしないように慎重に切っていきます。
1本切るのに15分!(;´Д`)ノ
小一時間かかって材料が揃いました。
それにしても、この材は節が多い。
節穴が空いたままではみすぼらしいので全てパテで埋めていきます。
パテは1日に最大3面しか出来ない。
角に欠けがある材は2面しか無理。
乾燥に一日置くので全ての面をパテ施工するのに二日かかる。
そして100番のペーパーから始まって400番まで順番にサンディングしていきます。
パテが肉やせで凹んでいる箇所があるとまたパテを盛って一晩乾燥に費やします。
6本全てサンディングが終了するまで、まるまる1週間。
そしてオイル塗装。
オスモカラーを順番に塗っていきます。
が!これが1面ずつしかできない。(;´Д`)ノ
4日かかってようやく完成。
長さ50センチの角材を6本揃えるだけで、約3週間も費やしてしまいました。
手間暇かかりすぎ。(>ω<)
サンディングしている際に「パシッ!」と鋭い音を立てて干割れが入ったのには驚きました。
割れる時ってけっこう大きな音を出すんですね。
オイルフィニッシュなので木材の肌はすべすべ。
角材を単に積み上げただけでは、大きめの地震が来たときにずり落ちてしまいます。
そこで角材と天板の間に滑り止めのシートを挿入していきます。
滑り止めシート。 ホームセンターで1個500円ほど。
最後に天板を乗せて出来上がり。\(^▽^)/
この方法、メチャ簡単に組み立てできます。~(*゚∀゚)
間に棚を作りたかったら中板を挿入してやるだけでOKですし、低いと思ったらもう一段角材を積み上げればいい。
この日のために買った50インチの中華製液晶テレビを乗せます。
長い間貯めたポイント全部使ってアマゾンで3万円弱で買った。(*゚∀゚)=3
アンプも乗せて、横にPC、前にスピーカーを配置します。
・・・ (-。-;)
て、天板の木目とか耳の造形とか、機器に隠れてわかりにくい・・・ 一枚板にした意味ねえ~っっ!! ~~~(((;T▽T)
この中華製テレビ、脚がとっても貧弱でちょっとした揺れで転倒しそうです。
念のため、地震の際に倒れないようにチェーンで壁に固定します。
チェーンは100均で買った。
この中華製テレビはフルハイビジョン。
地デジ、CS、BSチューナーが内蔵されていて、外部HDを付ければ録画も出来る。
重量は13kgほどで運搬もさほど苦労しない。
大型画面にありがちな映像の遅延やちらつきも殆ど気にならない。
実際に映画を1本見たけどぜんぜん遅延など感じなかった。
製品のバラツキがまだまだあって、5%ぐらい不良品が出るのと、寿命が謎なのを除けば充分合格品。
これでこの価格では国産メーカはどんどん撤退するわけだ。
4Kテレビみたいな高画質を望まない方ならお買い得だよ。
中国メーカーが儲かってしまうのはちょっとしゃくに障るけどね。(T.T )
今まで使っていたテレビ台は、使い道が無いので分解破棄しました。
お役目、ご苦労様でした。人(-_-。)
次はと・・・
BSアンテナ設置にチャレンジだな。