山の古別荘のDIY記

丸太椅子に合わせた机を作る

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 それはもう数ヶ月も前のこと。
 住人さんから粗大ゴミ処分として委托された木製のタンス。





 いつか処分しようと長い間放置していました。

 アジアンテイストな雰囲気で何かに使えるんじゃないかなと置いてあったけど、各部をチェックするとかなりガタが来ていて、ちょっと端を押すとグラグラと揺れる。

 天板も小傷だらけ。





 パーツのつなぎ目を外して再度組み立ててもいいけど、この大きさでは工作部屋の収納棚にするのもちょっと中途半端です。


 引き出しを外してみると各部が摩耗していて、一度塗装を剥がさなきゃいけないし、つなぎ目のガタツキがひどいです。
 修復するのはいたって面倒。





 これは使い道は無いなと思って、約1ヶ月前頃に解体を始めました。
 引き出しは竹が使用されていてボンドで固定されているだけ。
 バラすと全部外れちゃったので解体して捨てました。





 天板が思いの外頑丈。

 最近のこういう家具は合板が用いられていて、木の板だと思ったら中が圧縮材を使ったプリント合板であったり、中空でスカスカだったりします。
 この天板は合わせですが、しっかりした一枚の板。
 フレームも真っ直ぐな角材が用いられていてねじれなどありません。

 塗膜さえ剥げば何かを作れます。



 山の家のベランダに置く机を作ろうか。…(`・д´・ ;)
 
 丸太の椅子の高さに合わせた小さな机があればいいなと思っていました。

 作業道具とかカメラとか、一時的に置く場所はエアコンの室外機でした。
 ベランダに小机を置いておけばハイチェアとか作業台とかをわざわざ運び出す手間が省けるから。





 従来の事務机や食卓などは高さはだいたい70センチから75センチぐらい。
 椅子もそれに合わせて45~6センチほどと低くなっています。
 その高さですと、山の家のベランダの柵が障害になって表の景色が見えません。

 丸太椅子は高さが60センチぐらいと少し高く切り出してあります。
 その高さに見合った小机。





 思い立ったら早速制作に取り掛かります。

 机の脚や貫(ヌキ、横材のこと)を部品取りします。






 塗装をサンダーで剥がしていきます。

 この塗装がなかなか剥がれない。(;´Д`)ノ

 表面にラッカーニスが分厚く塗られていて、オービタルやランダムなどのサンダーではちっとも削れません。
 丁寧にやっていたらいくら時間があっても足りないのでベルトサンダーを出してきて強引にゴリゴリ削ります。





 板の側面はカンナでゴリゴリ。






 裏面は少しだけ塗装が残ってしまいましたが、まあいいか。(;^_^A

 表面をランダムサンダーで磨いていきます。
 100番、240番、400番と磨いていき、表面をすべすべにします。
 少し深めの傷は消すことは無理でした。
 どうせ半屋外に置くので完璧にツルツルにする必要はない。




 

 脚や貫の部材はベルトサンダーで一気に塗膜を落とし、ビス穴などを予め開けておきます。
 そしてランダムサンダーとオービタルサンダーで磨いていきます。

 特に脚は高さ調節をシビアに。
 組み付けてガタガタすることのないように、目視で段差がないようにカットし、サンダーで研磨して整えます。

 



 最後に防汚、防湿、防虫の目的でオスモカラーのノーマルクリアーでナチュラルに塗装仕上げ。
 

 これらの工程にかかった期間は約1ヶ月。
 昼休みの短い合間に作業していたので時間がかかってしまいました。
 仕事の合間にしか出来ないし、夜は機械工具の音が大きくて苦情が出る可能性があったから。
 特にベルトサンダーは強烈な音と振動が出ます。


 それらの材料を梱包材でくるみ、車に積み込みして準備完了。





 天板とパーツ類を車から下ろし、ベランダに運びます。

 ネジを揉み込んでいくだけですから作業は早いです。


動画:
 出来上がった机に丸太椅子を持ってきて座ってみます。
 ちょうどよい高さになりました。
 おおむね満足。 (*゚∀゚)





 ん~、ちょっとグラグラする。('◇')ゞ


 脚とかをコースレッド1本だけで留めただけですから横方向に動かすと少しぐらつきます。
 次回、金物でも買ってきて補強しましょう。


 この小机はこのままベランダに置いておきます。
 作業する時に道具を置いたり、食事でコンロを置いたりする時に使います。

 これで、ネジ釘などを床下に落とす確率がぐんと減る。(^^ゞ







 問題はだ。


 このテーブルの上に野ネズミとか小鳥たちがやってきて、

 糞尿まみれにしないかということだけ。(;´Д`)ノ


 拭けばすぐに汚れが落ちるようオイルステイン塗ったんだけど。
 屋根はあるとは言え表に置いておくので仕方ないか。




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