枝切り1
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この日は午前中曇りでしたが、次第に晴れてきて寒いぐらいだった気温も暖かくなってきました。
山々の木々も芽吹き始めて、青空の下若葉の緑が戻ってきています。
1ヶ月ぶりに山の家に訪れてみると、屋根の上が汚れてくすんだように見えます。
屋根の上に覆い被さっている、樹木が1日中日陰を作ってしまい、じとっと湿っているようです。
そこに、樹木の花の散ったのやら落ち葉やらがこびり付いていて、黒ずんでまるでカビが生えているかのよう。
このままだと、屋根が傷んでしまうな。と思い、屋根の上にまで張り出している枝を伐採することにしました。
何年も放置されていた周囲の木々は、背の高い木で、枝バサミや脚立が届かなくなっています。
仕方ないので、太い部分からノコギリで切っていきます。
手の届くところや、高バサミが届くところの枝をおおかた切り払い、いよいよ今回の本命である、大きな木の枝を根元から切り落とすことにしました。
この長い枝1本のために、小さな庭に日が差すこともなく、屋根に大量の落ち葉を落とすのです。
切断する枝は、根元で直径20センチぐらい。
長さは6mぐらいあるでしょうか。
重さは百キロオーバーになると思います。
久々にチェンソーの登場です。(゚∀゚)
木の枝を切る前にいつも木に向かってつぶやきます。
「ごめんね、ちょこっと切るからね。」
木が嫌だと言っても否応なしに切るのですけど。(^^ゞ
切断位置が、脚立に登って腕を精一杯伸ばした場所ですので、一つ間違うと事故が起きてしまいます。
特に、切った木が落下するとき、衝撃で屋根を壊したり、自分の方向に跳ねてくれば大怪我を負ってしまいかねません。
注:こういう木の切り方は危険なため、本来はやってはいけないことです。
それらを防止するため、落下ポイントへ上手に落ちるようロープを掛けて、谷方向に落ちるよう引っ張っておいてやります。
いよいよチェンソー始動!
ゆっくりと木の枝に刃を入れていきます。
頭の位置より上の箇所ですから、木屑が容赦なく私に降り注いできます。
チェンソーが跳ねたり、キックバックしないように慎重に慎重に切っていきます。
まかり間違えばチェンソーで自分の頭をたたき割ることになります。
正直言って怖いです。(;´Д`)ノ
数㎜切っては確認、1㎝切っては止め、という動作を繰り返していきます。
半分以上刃を入れたところで、枝がミシミシとしなり始めました。
折れやすくなるよう枝の下からも切り目を入れてやります。
そして、枝はゆっくりと切り口を開き始めながら傾いていきます。
一旦、脚立を下り様子を見ますが、それ以上落ちてきません。
枝先を見ると屋根にもたれかかって引っかかっています。
そこで、ロープを結んでいる場所まで行き、ロープで引っ張ってやることに。
生きている木ってのは強いですね。
私が体重を掛けて引っ張ってもぴくりともしません。
改めてロープを張り直してから、脚立に登り、更にチェンソーで切っていくと、バキバキバキという音と共に枝全体が落ちてくれました。
大きな枝ですので端が家にもたれたまま立っています。
チェンソーで太い枝を切り払いながら横に倒していき寝かせます。
多くの葉を付けた枝が家の壁をズルズルこすってようやく倒れました。
大きな枝葉は小さな庭を埋め尽くしていました。
この後の始末がたいへん。( ´Д⊂ヽ
チェンソーで1m間隔ぐらいに切り分けて、捨てやすいようにしていきます。
太い幹は後日使えるので、仕分けしていきます。
葉のたくさん付いたバラバラになった木は、いつも落ち葉を捨てている場所へと放りこんでいきます。
汗だくでヘトヘトになっちゃいました。(×_×;)
屋根は大丈夫かと空を見上げると青空。
ちょっとすっきりした感じ。
屋根は大丈夫なようですが、雨が降らないとわかんないです。
雨漏りしたら、軒天にシミが着くからわかるでしょう。
ヽ(^▽^)ノワハハ
もう少し視点を降ろしてくると・・・・・
ん!?
何かが窓枠にぶら下がっています。(〇o〇;)
前のオーナーさんが取り付けた、窓にスダレを掛ける金具でした。
木の落下の衝撃でへし折れてもぎ取れてしまいました。
この作業で午前中いっぱいが潰れてしまいました。
屋内に戻り、顔と手を洗って昼食。
リビングのソファにもたれて食後のコーヒーをすすります。
こういう危ない作業は、あんまりするもんじゃないなと反省。