山の古別荘のDIY記

木こり始めました

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 この家を買った時から目障りで、いつか排除しようと思っていた物体。





 バルコニーの前に居座る大きな枯れ松。( ̄∩ ̄#

 
 この1本があるためにせっかくの景色が台無し。
 大型台風が近づいてくる週末。
 もし、へし折れて家を傷つけてはたいへんだと思い、切り倒してしまうことにしました。

 作業服に着替え、ヘルメットを被り、雨が降り出す前に仕事に取りかかります。
 物置からチェンソーを取り出し、バルコニーから電源線を垂らして準備完了。







 目的の木は高さは10mぐらい、根本の太さは約30㎝ほど。
 大木というわけではありませんが、それでも危険な作業。
 生まれて初めて木を切り倒す作業を行う私にとって、それは恐怖との背中合わせです。


 この木は上部が家の方に湾曲しているため、切る方向を間違えると家に倒れてきます。
 あらかじめ予習しておいた基本通りに作業を行っていきます。

 まずは、木を切るために周囲の邪魔な木を伐採します。
 次に木を切り倒すセオリーに従って、倒す方角を決め、受け口を付けてやります。

 




 
 いよいよ反対側からチェンソーの歯を入れて切っていきます。

 半分以上切り進めて、そっと木を押してみます。
 こういう木はなかなか頑丈でちょっとやそっと押してもビクともしないです。

 もう少し切り進めて、もう一度木を押してみます。


 メキメキメキッ!!


 木の折れる音と共にゆっくりと木が倒れていきます。

 私はと言えば、反対方向に猛ダッシュ!((((((;°°)~

 
 いや~、怖いです。
 しょんべんちびりそうでした。



 で、倒れた・・・・と思った木を見てみると・・・・





 まだ立ってます。( ̄▽ ̄;)


 倒すべき方向とは違う方角に傾いています。
 しかも、横にあったもう一つの大きな木に、枝が引っかかってそれ以上倒れません。


 切り口に近づいてよく見ると、根本付近が腐っていて切り方もまずかったらしく、受け口なんか関係なく弱い部分から折れてしまったようです。







 こうなると、チェンソーは使えないし、近づくのは危険だし、専門職が持っているような鳶口(とびぐち)など持っていないし、どうしようかと一思案。

 最初に伐採した細い木をチェンソーで切って、1.5mほどの棒を作ります。

 その棒を使って、てこの応用で切り株から倒木を押し外してみることに。


 バキバキバキッ!!


 と言う音と共に、更に木が倒れて行きます。

 私はと言うと、もう一度猛ダッシュ!~(((((;°°)~ヒイイイィィ







 ・・・・倒す方向が悪かったので、すっかり幾つもの木に引っかかってしまいました。 _| ̄|○


 こうなった木の処理方法を勉強してきていますが、非常に危険な作業だし、傾斜地で足場は悪いし、下敷きになった木が跳ね上がる危険もあるしで、もうこれ以上はあきらめることにしました。
 下敷きになった木さん、ゴメンナサイ。

 枯れ松が朽ち果てて、自然に還っていくまで放置です。


 道具を片付けて、バルコニーに戻って景色を確認します。





 ちょっとスッキリしました。(^o^)v


 
 この家の周囲にはもう2本枯れ松が立っています。
 




 家の真横に立って、先端が電線に当たりそうになっています。
 木自体が家の方に傾いているため、プロの方でないと切ることは難しいでしょう。
 これはいつか管理事務所に頼んで、専門の方に切って貰うつもりです。
 
 作業を終えたら雨が降り始めました。
 室内でちょっと反省。


 樹木の伐採作業は、素人の私にはちょっと危険すぎます。

 おまけに生まれつき運動神経鈍いし、臆病者のビビリだし・・・・


 体が敏捷に動く若いときならいざ知らず、初老の年代の私には荷が重すぎる・・・





 木こりやめました。_| ̄|○






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