山の古別荘のDIY記

行き詰まってしまった

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 山や森の中にある、遊歩道や登山道をハイキングしたりトレッキングしたりすることを、アウトドアを楽しむ、又は、アウトドアスポーツと称しています。

 昔の登山全盛期には、先達方が様々な山の初登頂を競い合いました。
 あらゆる山が全て征服されたら、次はロッククライミングなど登頂ルートの初登攀や新規開拓を競い合いました。
 今ではもう、人が一度通過した道を辿ることしかない、切り開かれた場所で自然を楽しむことしかない、と思っていた山のアウトドアスタイルですが。

 全く道のない里山の山林に分け入り、重機などの機械を使わず自分の手で道を切り開き、遊歩道や散策路を整備していくことに汗水垂らし。
 自然の摂理を破壊せず、地形にあった危険の無い道を作り上げる。
 その行動を通じて、爽快感や達成感を感じるための趣味として楽しむことも、アウトドアと呼べるのではないかと・・・

 まだこう言う面白みもまだあったのだなと、あらためて思わされました。

 自分が所有するか許可された土地でしか出来ませんが




 冬の間クローズしてましたので、春に近くなってきて久しぶりにやってきました。
 山はすっかりと冬景色になっていて、緑の衣を脱いだ木々が立ち並んでいます。




 


 今年は雪が少なく、積もった日は数えるほどしかなかったそうです。
 道路もほぼ凍結せず、穏やかな冬だったみたいですね。
 家に入り、さっそく水を通し掃除をします。


 それにしても・・・寒い!(;´Д`)ノ


 昼食を取った後は、いよいよ本日のメイン作業の森の開拓!


 自分の道は自分で切り開くんだ!!(゚∀゚)



 物置から草刈り機を取り出してきて、摩耗した刃を交換します。






 マダニ媒介の変な病気が怖い。(>ω<)

 何人か死者が出ている報道が相次いだので、ズボンの裾口、手首、首筋をしっかりと止めてガードします。
 野山に住む獣たちが、エサを求めて里山に下りてきて、ウィルスを持つマダニを拡散しているのではないかというのがもっぱらの噂。
 この山々でも野生の鹿を頻繁に見かけます。


 作業スタート地点に電気ケーブルを垂らし、ヘルメットをかぶって作業開始します。




 切り株のあるラインがスタート地点。
 この写真は、雑草を刈り取って道を作った後の光景




 草刈り機の爆音と共に、雑草の生い茂る薮へと入っていきます。

 雑草を刈り取り、地面を確認しながら、急斜面を下って行きます。
 約5mほどは雑木など障害物も無く、順調に作業が進みます。

 やがて、少し太い雑木や、トゲトゲのあるツタの一種が生い茂ってる地帯にぶつかって、道を阻まれてしまいました。








 左右に踏み込める領域があるので、まず最初は右へと進んでいきます。
 斜めになった斜面を横断する形で、少し作業がしにくいのですが、地形に沿って足を進めていきます。

 約4mほど進んだときに、手を休めて進行状況を見定めます。



 ん? 登ってる??? (゜ロ゜)ギョェ



 大きな木を除けて、地形に沿って進んでいたら、徐々に薮が密生してきて、木を何本か切らないと進めなくなりました
 気が付くと次第に上へとカーブして、道が登っていく方向に付いちゃいました。

 下へ向きを変えるには斜面が急に落ち込んでいるし、ちょっと躊躇してしまいます。




 進路が徐々に上へとカーブしてきた



 無理に進路を変えて真っ直ぐ下りていくと、雨が降ると川になる沢筋にぶつかるはず。
 こちらはダメだなと判断して、道を戻り、先ほどの分岐点から左方向へ。
 
 こっちは木と木の間隔が狭くて、顔や頭に木の枝が当たって作業しにくい状況です。
 草刈り機もすぐに木の幹に当たってしまって、動かす範囲も限られています。

 それでも仕方ないので強引に、歩を進めていきます。



 斜面に沿う形で進路を下へと持っていき、少し下った所で・・・・


 ガクンと急激に斜面が落ち込んで、機械を持ったままでは危なくて進めなくなりました。
 しかも、倒木と数本の細い木がじゃまをして、草刈り機の作業を阻みます。




 ここから先は急激に落ち込んでいる。



 「これは、ここら辺の細い木を全部刈らないと進めないな・・・」

 あまり木を切りたくないのですが、何本か木を切らないと先へ進めそうにありません。
 すっかり行き詰まってしまいました。


 10mの電気コードはすっかり伸びきって、切り株からちょうど10m地点です。

 後ろを振り返って見上げると、山の家が上の方に見えます。







 ノコギリとナタを持って軽装で進んでいかないと、進路の見定めが出来ないので、本日はここで終了~。
 作業は次回へと持ち越します。


 クモとハチが出てこないうちにもっと先へ進みたかったのですが、今年も谷底への到達は無理な気がしてきました。


 散策路が出来るまで、何年かかるだろうか?(>ω<)






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