雑木の伐採
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生きている木や草を伐採することは基本的に嫌いです。
食べるための自然の摂理ではなく、人間の身勝手な住環境のせいで、植物とは言え命を絶つことですから。
実に2ヶ月半ぶりの山の家。
台風で木が倒れてないか、ネズミが壁をかじってないか、変な虫が繁殖していないかと心配していましたが、到着した山の家はすっかり秋色の山々に包まれていました。
今朝の気温6度。
家の中はさすがに冷え冷えとしていますが、ストーブを付ける前に換気とお掃除。
雨戸を開けてバルコニーに出てみると、お日様の当たる場所がホカホカ。(^○^)
ふと、天井を見上げると小さなアシナガバチのおうち。
誰も住んでいなくて空き家になっています。
アシナガのお母さん、頑張って子供達を送り出したようです。
女性陣が見たら怖がるだろうと思って、お掃除ついでに取り去りました。
今日は家の周りの雑木の伐採です。
物置からチェンソーを取り出してヘルメットをかぶり準備します。
細い小さな立ち木とは言えけっこう重量はあります。
自分の方に倒れてくるとケガの元となります。
切る方向を定めて1本ずつ根元から切っていきます。
森の小道が見える方向をバルコニーから見下ろした写真。
上の方に折れている松の木が写ってる。
まずは細く小さな木から順番に切っていきます。
数が多いので手当たり次第にやっつけます。
太さ1~2㎝、高さ3m前後で倒れてきても軽いから平気です。
最後に太さ約10㎝、高さ5~6m程の大きめの木が残りました。
さすがに重量がありそうなので怖い。(;´Д`)ノ
手前の松の木の幹が太いので、細く見える。
倒す方向を間違えると家に当たってしまいますので、しっかりと見定め少しずつ刃を入れていきます。
そろそろ倒れるかな?と思った時点で谷方向へと押してやって倒しました。
切る時は、ゴメンネゴメンネと言いながら切るですよ。(;´д`)
ここで、なぜ伐採を行うかの説明。
山の家は文字通り自然がいっぱいです。
草や小さな木を刈り取っても次から次へと生えてきます。
雑木林の中ですと日光が大きな木に遮られて、小さな苗木はなかなか育ちにくいのですが、家の周辺は太陽の光を遮る物が少ないため、どんどんと大きく育っていきます。
最初は小さいから大丈夫と思っていても、数年もしないうちに手が付けられないほど大きくなっていきます。
屋根の上まで伸びた枝は、屋根に日陰を作り 大量の落ち葉を降り落とします。
降り注いだ落ち葉は屋根の上に折り重なって、雨が降ったりすると日陰になっているために乾燥せず、やがて腐葉していきます。
腐葉土からコケが発生して次第に屋根を腐らせていきます。
雨樋を詰まらせるだけでなくカビや害虫の発生ともなるので、家屋を長持ちさせるためには常に太陽の光が当たるようにした方がいいのです。
私がこの家を入手した時、この枝はもっと小さく細かった。
わずか3年大きく広がってきて、屋根にかかりはじめた。
階段の真上なので脚立が立たず、これを切り落とすのも至難の業。
隣接している道路から、電線(電灯線や電話線)が伸びて山の家につながっています。
現在、電線は、杉の大木、何かの大きな木、立ち枯れした松の枝の隙間を通って家に入ってきています。
木はどんどん大きくなりますから、いつか電線類は切断されてしまうでしょう。
私が所有する山の家のすぐ横には、松の立ち枯れした大きめの木があって、いつ折れてしまうかわからない状態です
2本あるうち1本は折れて他の木に引っかかった状態。
下手に切るとどこに倒れるかわからないので、現在は放置。(>ω<)
こうなると個人の手に負えません。
近い将来、プロの手に委ねるつもりです。
この太さの木を切るのはさすがに怖い。
どちらに倒れるかわからず、家屋に近すぎるため不用意には切れない。
管理会社の別件での過去の記録を読んだら、まず最初に上部の細い場所を切り、それから根元を切る。
倒す時はロープを掛け倒す方向を決めて、数人がかりでロープを引きながらゆっくり倒していた。
私ひとりでは出来ない作業。
こうならないために今の内に、家の周辺にある低い灌木を、伐採していく必要があるのです。
あと少し、周辺の大木予備軍の小さな木を切り払います。
伐採した樹木を細かく切り薮の中へポイポイ。
↑実はこれがけっこう重労働。
太い幹は森の小道の急斜面に並べてステップとします。
バルコニーから見下ろしたらすっきりして、森の道が見えたです。