山の古別荘のDIY記

青テープ

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 再び谷の小川を目指すんだ!!ε=(。・`ω´・。)



森の中へ



 森の深さに翻弄された前回の失敗をしないように今度は気をつけます。
 道に迷わないように、木に目印を付けていくことにしました。

 赤テープかリボンがあれば良かったのですが、残念ながら持ってきていないので、資材の中にあった青テープを一巻き持って下りていきます。


 片手にノコギリ、片手にカメラの出で立ちで坂を下りていき、森の入り口へ。


森を探索



 進路の障害となる細い木を切り、枝を払い落とし、数mおきに木の幹に青テープを巻いて進んでいきます。

 数歩歩いては後ろを振り返り、やってきた道の青テープが見えるかどうか確認しながら、少しずつ坂を下っていきます。


森を探索


 青テープなので判別しにくいかと思ったのですが、案外視認性が良くて遠目からでもはっきりとわかります。
 ただ、今日は晴天でいい天気ですが、これが曇天とかだったらどう見えるかはわかりません。



森を探索







 あらためて森を見渡す。

 周囲は藪・藪・藪。


 木を切った切り口だけでは判別できないのも当然。


 前回きちんと戻ることが出来ただけめっけもんかも。(汗)



 ずっと下ってきて、前回帰路で進路を不明にしてしまった倒木までやってきました。
 ちょうどお腹の高さで横たわっていて、完全に道をふさいでしまう形の大きな倒木。
 これを道幅に合わせて切断することにしました。

 表面は腐敗が進んでいてグズグズなんですが、中心部はしっかりと芯が残っていて、切断するのに手こずります。

 木が宙に浮いているので、下手な切り方をしたら自分の足に太い木を落としてしまったり、両サイドが転がってきたり、切った拍子に下敷きになっている木が跳ね上がって当たったりすると大ケガをしかねないので、慎重に具合を見ながら切れ目を入れていきます。

 木の上から複数箇所に切れ目を入れて、最後は全体重をかけて腕で押し下げてへし折りました。


森を探索


 片側の幹が不安定に宙に浮いていたので、足で蹴り倒して地面に落として安定させます。

 作業が終わったらこれが進路の格好の目印となってくれました。








 この段階で目印となる青テープが無くなってしまったので、次は写真に撮って進路を記録していきます。


森を探索


 ちょうど苔むした倒木が進路に沿って横たわっているので、これもかっこうの目印となります。



 そして谷の小川に到着。\(^_^)/


森を探索


 前回と全く同じ地点に辿り着きましたので、道としてはこれで間違いないようです。


 周囲を見渡すと、ここだけがぽっかりと平坦な土地になっていて、四方は深い藪に覆われています。


森を探索


 よく観察して気がついたのですが、30センチを超えるような直径を持つ木が殆ど見当たりません。

 そして、そこかしこに倒木が横たわっているか、別の木にもたれかかっていたりして、その数はハンパではないのです。
 その倒木は一様に直径30センチに満たない幹の木。

 原生林に何本か生えているような、樹齢数百年も経るような大木は1本として存在しないのです。

 この谷の環境がよっぽど悪いのだと思います。
 広い幅の谷ですから、日照不足より土壌の関係でしょうね。

 この谷川には、各別荘から排出される家庭排水も混ざっています。
 浄化槽で無害な水へと浄化されているはずですが、洗剤成分まできちんと除去出来ているわけではありません。
 
 生き物が暮らすには厳しい山のようです。



 回りを観察していると、次第にヤブ蚊がお出ましになってきたので、来た道を引き返します。

 今度は順調にすんなりと森の入り口に戻ってきました。

 前回、30分もかけて藪をかき分けていたのに、今回はほんの数分で帰って来ました。(;^_^A







 森の入り口で、1本の草が生えてきています。


サルトリイバラ


 こいつはイバラの一種でバラと同じトゲトゲを身にまとっています。
 調べたらサルトリイバラと言う名前の植物らしいです。


 名前の由来は「猿でも引っかかってしまうから」とか。( ̄□ ̄;)!!


 これが伸びて木に絡みついたら非常にやっかいな存在になります。
 枯れてもトゲはしっかりと残り、そこら中の木に絡みついて伸びていき、大きなバリア地帯が出来てしまいます。
 トゲが肌に刺さったらケガをします。
 誤ってこのイバラの藪に体を突っ込んだら、体中血だらけで出てくることになります。
 これのせいで何度もケガをしています。


 昨年同じ場所で伸びていたのを、根元から刈り取ったのですが、また同じ場所にこうして伸びてきました。

 サルトリイバラ君には申し訳ないが、再び根元から切り取ってしまいました。






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