かかり木を倒す
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家の横、森へと続く階段にまたがって途中で折れてしまっている、枯れた赤松。
腐敗が進んで自然倒壊を待つ予定でしたが、この木の下をくぐらないと森の中へ行きにくい。
そーっと木の幹を押してみると、ちょっと押したぐらいで倒れる気配は無いものの、グラグラと揺れて。。。
すこーし危ない気配。 (*゚∀゚)ヒャッホーイ
かかり木の処理はプロでも非常に危険な作業と言います。
ベテランの林業の方でも毎年死傷者が出ると聞いています。

木の倒し方をYoutubeに上がっている動画を何度も見て、十分に勉強はしていました。
俺はお前を倒さなきゃ・・・・
海賊王にはなれねえっ!
と言うわけで、プロに任せようと思っていたけど、自分でやってみることにしました。
(;・∀・)
普通に根本を切って倒すと、どっちに倒れるかわからないし、どこへ転がっていくかもわからない。
予測が全く出来ないので、ある程度根本の芯を切ってからロープをかけて引き倒すことにしました。
まずは、木の幹にロープをかけます。
何だかなあ・・・・( ̄▽ ̄;)
誰もいない森の中で、結び目作って木にロープかけて・・・・
しがないおっさんが、自殺するみたいじゃないか・・・∑(´□`;)
誰かに見られたら後ろから抱き留められるよ、うん。
説教されるな。
このまま首吊ったら体重で折れると思うけど・・・・ある意味死ねるかも。(;´Д`)ノ
ロープをかけ終わったらチェンソーで根元に切れ目を入れていきます。
根元が二股に分かれているので、分かれた部分を最初に切り落とし、次に倒したい方向に
受け口作ってやります。
今回は谷の方向に引き倒すので、谷に向けて切ってやります。

二股の部分があったので切りすぎているように見えますが、受け口は根元の直径の30%ほど。
木が傾いているのでバランス悪そうに見えますが重心点はきちんと見定めてます。
反対方向から追い口を慎重に入れていきます。
腐って中身はスカスカになっていますから、切っている最中に倒れ始めるかもしれません。
折れた部分が自分のいる方向に倒れてくる可能性もあるので、ゆっくりと慎重に、刃が芯に当たる感触を確かめながら切っていきます。
幹の半分以上切ったところで、これ以上は危険と判断して、切断作業をやめロープの端を持って谷へ下りていきます。
ロープは30mほどありますが、直下で引っ張ると倒した木が転がってくる恐れもあるので、近くの木の幹にロープを90度に回して、安全な場所から引っ張ってやります。
せーのっ!
バキバキバキ!
ごろんごろんごろん!! (゚Д゚;)!!
予定通り折れた部分も根元の部分も倒れてくれましたが、階段の下まで転がり落ちて破片が飛んできました。
真下にいなくて正解!(;゚∀゚)=3
階段を上がって倒れた木の処理をします。
今回はビデオカメラ持ってきていたので、木を処理する状況を撮影したのですが、途中でバッテリー切れ。(;´Д`)ノ
半袖で作業してたよ、このオジサン。
いつか怪我するな。( ̄▽ ̄;)
良い子は真似しないよーに。
上から見ると、この一角はずいぶんとすっきりしました。