ルート決め
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晩秋の別荘地を彩るさざんか。
今年も可憐な白い花を咲かせました。
隣地との境界には花がピンクのタイプ。
見上げるほどの大きな木になってしまいました。
・・・あれ?
もう1本あったはずだが・・・・
間違って切っちゃったかな?(゜д゜;)
ま、いいか。
家の道路側には大きな杉の木がそびえています。
杉の木は全部で3本立っているのだけど、この2本がとりわけでかい。
あと300年もしたら神社にあるような巨木に育つんだろうな。
見てみたい気もするが、数世代後の子孫に夢を託そう。
(ヾノ・∀・`)ナイナイ
すっかり生き物の気配が消えてしまった原生林。
約半年ぶりに森の中へ入ってみることにしました。
青テープは何事もなく健在。
しかし、両側の樹木がこの夏で成長してきて、切り開いた道はすっかりふさがれてしまっている。
青テープの目印が無かったから確実に道に迷うよ。
こんな場所にこんな倒木は無かったはずだが・・・
下に下りるにつれ倒木が目に付きだした。
げっ!! ∑(´□`;)
折れた倒木のぶっとい破片が木に引っ掛かったままになってる。
あんな物落ちてきたら白いヘルメットオジサンは永遠にこの世からサヨナラしてしまうよ。
苦しまずに済むかもな。(*゚∀゚)=3
足下だけでなく上にも注意を払いながら歩かなくてはいけない。Σ(゚д゚lll)
今年の台風はこの谷の樹木に手痛い被害を与えたようです。
倒木に上にのしかかられて曲がったままになっている若木が何本もありました。
そして、そういう若木が谷へと行く道を何カ所も塞いでしまっています。
倒木や曲がった若木の下をくぐり抜けるのは非常に危ない。
かと言って、激藪の中に体を突っ込んで、木の根元までず~~っと迂回してくるのは面倒だ。
下敷きになった若木の方を切ることにします。
だけど曲がった木を不用心に切ってしまうと、かかり木になった倒木がどう落下してくるかわからない。
切った際に勢いよく跳ね上がって痛烈なパンチを浴びてしまうかもわからない。
状況を見て慎重に木を切断し、かかり木になった倒木を地面に落として安定させ、危険な箇所を無くします。
倒木が転がってきても受け止めてくれるように、手前にある太い目の木の影から手を伸ばして木を切ります。
それでもへっぴり腰だし、様子を見て怖々切るものだから時間がかかるだ~よ。(;´Д`)ノ
成長した木が行く手を遮るのをノコギリで切り開き、倒木が道をふさぐのを蹴り転がして、森の中を進んでいきます。
少し時間がかかりましたが谷底の沢まで下りてきました。
ここ数日まともな雨が降っていないので、沢を流れる水はちょろちょろ。
殆ど枯れ沢に近い。
この水はもしかしたら各別荘から排出されている家庭排水かもしれない。
絶対飲めねえ!(;´Д`)
よくよく見ると沢筋が微妙に異なっていて、変わってしまってるんですよ。
なんか荒れたな~。Σ(゜д゜;)
沢筋がもっとはっきりしていたんですが、ゴロタ石がいっぱいになってる。
倒木で曲げられた若木のアーチもすごいでしょ。
この周囲はここだけ広いスペースで平場になっていて、木々を切って整理すれば絶好の休憩ポイント(ハンモック等)になるなになるなって考えていたんですけど。
(少し生活排水臭はあるが)
嵐の時はここら一体に濁流が流れるんでしょうね。
構造物とかは無闇に設置しない方がいいみたいです。
↑おまえの所有土地じゃねーよ。
谷から上がってきて自分の敷地内に戻ります。
と言っても、今だに土地の境界表示の杭を発見できていないので、どこからが自分の土地なのかわかりませんが。
購入する時、隣地境界とかあるのか?と聞いたら、「あります!」と聞いたんだけどな~。(;´Д`)ノ
今日は敷地内の周遊散策路のルート決めをしてみます。
敷地全体がきつい傾斜地で、今までは上り、あるいは下りだけの道を作っていたため、生えている樹木を避けるようなルート取りさえすれば事が足りていました。
ですが、斜面を横断するような道を作る場合は、地面がある程度フラットなルートを選ぶ必要があります。
短い距離なのでそんなたいそうに考えなくてもと思ったのですが、実際に斜面を横断してみたら、ズルズルと下に滑り落ちたり、足が斜めになったまま木に手を添えて歩かなきゃいけないとかになるんです。
将来、麗しき女性達やいたいけな子供達が森を散策した時に。
「こんな道危なくて歩けやしないわ! ぷんぷん!!」
と怒られるのも嫌なのものですから。∑(´□`;)
まずは作りかけの散歩道の終点から進行方向を眺めます。
読者の皆様へ。
誠に申し訳ありませんが、ここから先は全て似たような風景の写真が並んでいきます。
森の中はどこも似たような物で写真では区別つきません。('◇')ゞ
ご覧のように藪の中は細い木がびっしりと乱立して、地面は雑草と枯れ草に覆われて、どこが平坦な場所なのかもわかりません。
雑草の高さは平均で5~60㎝ほどです。
倒木や大きな石が転がっていたとしても、上からは殆ど見えないのです。
死体が転がっていてもわかりませんっ!(゚Д゚;)!!
行方不明者捜索で警察が何日も経ってからしか発見できなかったなんてのは、日本の森はこういう地形が多いからなんですよね。
木々や草をかきわけて自分の足で歩いてみてようやく大地の形状がわかります。
藪の間を抜けて5mほど進んできました。
後ろを振り返ってパチリ。
進んできた方向を撮影したから木と木の間隔が開いているのがわかるだけであって、進行方向を変えたりするともうわかりません。
もう少し進めば、どこが入り口だったのか判別が出来ないようになります。
何度か急傾斜の場所にぶつかりズルッと下に滑ったり、木を支えにしないと進めない箇所がありました。
オオスズメバチなどはこういう斜面の崖になった場所に巣を作ることが多いです。
まだ冬眠の時期には入ってませんから、もしスズメバチの巣の入り口を踏み抜こうものなら、あっと言う間に無数に刺されてお陀仏だよぉ~。(;´Д`)
こういう場合死因は何になるんだろう?
虫さされによる急性心不全かな。
生命保険はしっかり入ってるから遺族は大歓迎かも。
大きい個人の借金があるから右から左へ消えるけど。
そんなルートを恐る恐る避けるように、木と木の間を行ったり戻ったりして探りながら家の反対側に出ました。
この間の距離、母屋のベランダの長さとほぼ同じ約10mほど。
たったこれだけの距離を歩くのに何分もかかってしまいました。
来たルートを引き返して再確認していきます。
今度は青テープを木に巻いて、ルートを決定しながら歩いて行きます。
一旦向こう側に出て、またもう一度テープの目印を辿ってきました。
草が高くて踏み跡も見分けられないので、目印が無ければ同じ場所を行き来出来ません。
両サイドの木の枝もじゃまになるので、最終的にはたくさんの細い木をや枝を切ってしまうことになります。
庭木の手入れと一緒で、葉が落ちて草が枯れる冬場が一番ベストなんですね。
若い人の間で明治・大正・昭和初期の古道や廃道を探索するのが密かなブームになっています。
オブローダーって言われる方々ですが、その人達も探索するのは春先の雪解け時期と、今の時期が一番ベストなんですよね。
害虫も害獣も極端にいないし、何より葉っぱが落ちて森林や藪の先が見通せるからです。
私ももう少し若くて体力があったならやってると思います。
次回はこの場所に機械類を入れて、
ぶった切ってやるぜ! (゚∀゚ )三 三( ゚∀゚)
上の写真は家の西側、今まで開いてきた場所と反対側の森を撮影した写真。
足下に浄化槽のマンホールの蓋が写っています。
こちら側の森は鬱蒼として薄暗い。
山の陰になっているのと、大木が多いから。
右手が斜面の上方で小さな庭があるところ。
左手が斜面の下方向でこれから周回道を作っていくスタート地点になります。
正面奥に雑草の生えていないスペースがあるのが見えますでしょうか。
そこからずっと奥まで広い平場になっています。
平場を横に見て真っ直ぐにずっと下って突き当たりまで行くと、雨の日には水が流れる枯れ沢があります。
森の奥の支流。 2012年7月撮影。
この流れが、谷の下の沢の本流となるのかどうかわからない。
この時はスズメバチホイホイを仕掛ける場所を探すために森に分け入ったんです。
いい場所が見当たらなくて退散してきましたが。
こっちは木ばっかりなので撮影した写真も極端に少ないです。
昔の写真を探ってみたが意識して撮影していないため、全体像が掴めるのが皆無だった。(・ω・;)
今度はこちら側を開いてみたいと思う。
明るい森に変えてみたい。
補足
今、この別荘地は新規住宅の建築は、申請がなかなか受け入れられずたいへん難しいらしいです。
それは、水源森林の保存と、土砂災害防止のために開発の規制が入っているからです。
私の山の家自体も傾斜面に立っており、斜面の樹木を伐採しすぎると斜面崩壊を起こしかねません。
樹木の伐採・剪定に当たっては無闇に木を切らぬように気を使って行っています。
今後も同様に、間引く程度の伐採にとどめて森を明るくしていくつもりです。