山の古別荘のDIY記

かかり木ツタ絡み2

★目次ページに戻る


 こ、腰が痛い・・・(;´Д`)


 1月2月と風邪が長引いたもので、山へも行かず海へも行かずゴロゴロしていたせいか、筋力がずいぶんと落ちています。
 足場の悪い斜面を上ったり降りたりしながらの作業で、少し腰に来ちゃいました。


 もう年なんだよ。
 もう、いい年齢なんだよ。
 いつまでも体が動くわけじゃない。



 どんなに悪事を働こうが、正直に誠実に生きていようが、誰にでも必ず訪れる老化。

 いつかは寝たきりボケ老人になるのさ。
 なりたくないって思っていても勝手になっちゃう。
 そして子供達にも見捨てられ、施設に追いやられ、性悪介護士なんかに巡り会ったら、怒鳴られながら残りの余生を過ごすのさ。



 ちょっと待てっ!

 あの子達がきちんと施設に入れてくれるだろうか!? (゚Д゚;)!!



 ↑日頃の行いが悪いから。

 と、つまんないことを考えながら昼を済ませます。
 明日、、、いや、明後日ぐらいから筋肉痛かなあと一人つぶやいて、午後の作業に取りかかります。
 結局、筋肉痛にはならなかったぜ。(*゚∀゚)=3









 切った木の始末をする前に。
 母屋へ帰る時に軒下を見てみると、だんだんと土の流れだして段差が大きくなっているのを見つけました。
 まずはこの部分から手入れをします。







 屋根から落ちてくる雨だれで、軒下の地面部分がどんどんえぐれ始めて来ました。
 場所によっては直径15センチほどの穴のようになっている部分もあります。
 こういった場所に、先日採取してきた石を積んでやって、土の流れだしを防止ししていきます。



 手作業で一つ一つ並べて、上から踏みつけてもグラグラしないように組み合わせます。







 圧倒的に石が少ない。(;´Д`)ノ


 とりあえずの応急処置です。
 少しずつ少しずつ石を拾ってきて、気長に敷設していくしかないです。

 上から見るとこんな感じ。







 傾斜地なので、雨が当たる部分を平らに整地しないと採石や砂利も撒けません。
 本当に気長に石を並べていくしかないです。

 取ってきた石はまだ残っているけど、他に穴が開いた時のことを考えて残しておきます。
 早く植物生えてくれないかなあ。




 テレビの「ザ!鉄腕!ダッシュ!!」のダッシュ島。
 ご覧になられている方は多いと思います。
 昨年、線路の土台が台風で一部流されて、土台作りに石の橋を組む特集をやっていましたね。
 一つが数十キロの石材を手作業で組みあげて立派な石材の橋を完成させます。
 あの放送回はビデオに撮って保存してあります。

 あれは番組スタッフなど見えていないところで多くの人間が活躍しているから出来る作業。
 私のような一人っきりでやっている者には、真似て出来るようなことではありません。

 石垣を組むとか石橋を作るなんてのは、その業界に就労しないと知識なんて得られることはありません。
 戦国時代みたいにあちらこちらで築城されていた時代ならともかく、今や石垣なんてのは田舎の小金持ちの家か、神社仏閣でしか見られなくなりました。
 その点、あの番組はそう言った埋もれて行きつつある先代の技術を紹介していってくれているので非常に助かります。
 過去の分を再放送してほしいものです。
 ダッシュ村&ダッシュ島の番組収録DVDが出たら全巻買うよ。(*゚∀゚)=3



 一度、奈良の長谷寺で石垣の補修工事現場を見たことがあります。
 組まれてあった石に番号を一つ一つ書き込んで、土台を修築した後に、また番号順に石を積み上げ直している現場でした。
 若い職人さんもいたけれど多くが年配の職人さんが働いていた現場で、根気のいる時間のかかる作業だなあと思いました。


 が、その後とあるテレビ番組で親子二代にわたって暇つぶしで作った石垣というのを見て度肝を抜かれました。Σ( ̄д ̄ノ)ノ




 テレビ朝日「ナニコレ珍百景」で紹介された石垣。 長崎県壱岐市



 一つ一つの石が小さくてご老体でも持ち上げられる大きさの石ですが、長い時間かけて積み上げたらこんなこと出来るんですよね。
 見習わなければ。 (◎_◎;)










 午前中に切り倒した木をさばいていきます。
 幹のまっすぐな部分は丸太に。
 小枝の部分は細かく切って森の1カ所に投げて積んでいきます。


 切ってる最中に踏みつけた幹の切れ端が足にぶつかりました。
 「弁慶の泣き所」
 チェンソー持ってますから動けなくて、その場で痛いのをぐっと耐えてこらえます。



 臑の部分をガード出来るいいアイテムはありませんかね?




 履いている靴はブーツタイプですが、安全靴ではありません。

 えーっ!?安全靴じゃないのぉ!!
 と思われるでしょう。

 もう長い間森の中をうろうろとしていますが、作業中にケガをする場所は決まって臑か膝。
 何カ所も傷跡を作って、傷跡が癒えないうちにまた激しくぶつけて。
 着替えでズボンを脱いだら血まみれなんてしょっちゅう。


 不思議なことに足の甲とか指先なんかをケガすることなんて一度も起きていません。
 樹木相手の作業なのでこうなるのでしょう。
 これからやっていく石相手の作業なら安全靴必須でしょう。



 私が社会に出た頃の安全靴と言えば、真っ黒の軍靴のような編み上げブーツ一辺倒でしたが、最近はスニーカータイプなどの商品が売られていておしゃれになりました。
 森の中で徘徊して作業するなら登山靴よりブーツタイプの方を推奨します。
 登山靴は登山ルートなど木々の生えていない路面を選んで歩くのが主目的で、藪の中や、ぬかるんだ場所や、落ち葉で深みがあったりするような場所ではブーツの方が使い勝手が良いです。

 特に最近話題の「マダニ」の進入防止にはブーツの方が優れています。
 足を入れる裾部分がヒモやマジックテープ式でぎゅっと絞れるタイプを推奨します


 ちなみに、スパイクブーツですが、完全凍結の氷雪路ならばスリップ防止でとても良いアイテムです。
 ところが、落ち葉地帯の上に少しだけ冠雪した場合など、落ち葉にスパイクが刺さってしまい、歩くうちに何枚も重なってすぐに歩行困難となり、少し歩いては落ち葉を取らなければいけないと面倒な状態になります。
 凍結の度合いによって善し悪しのアイテムなんです。
 アイゼンも同じだよ。
 北国の厳冬期や半凍結の岩礁帯を除いて、落ち葉の多い里山の森の中での使用は推奨しません。




 5年間ハードな使用に耐えてきた安物作業ブーツですが、

 とうとう穴が開いてしまいました。。・゚・(つД`)・゚・


 それがわかったのは最後に水道を使用した時なのですが、それはまた後で。
 もうそろそろダメになるだろうと思って、新しいブーツタイプ安全靴を購入してあったので、買いに行かなくても済みますが。









 倒した木の片付けが終わったら、障害になっている残りの木の伐採の続きをやります。



 今度はナラが生えている庭の直下の木。
 一つの株から3本の木が生えている。
 これさえ切ってしまえばナラの木に取りかかれます。


 1本目、無事伐倒。


 2本目。
 根本を切っても倒れない。
 細い木なので押してみるけど傾きもしない。
 上の方を見上げると、幹が後ろに反り返って複数の枝が3本目に絡んでいる。Σ(゚д゚lll)ガーン


 仕方ないので、恐る恐る3本目を切ります。
 切っている最中に、2本目が倒れてくるかもしれない。
 いつでも逃げ出せる位置で切断していきます。


 浴びせ倒しで2本とも倒れろ~っ!!


 と力一杯押したのですが、3本目だけが勢いよく倒れていきます。( ̄▽ ̄;)ナンデヤネン







 2本目は!?


 枝が絡んでいるから3本目と一緒になって倒れてくれると思ったら・・・


 横の大きな木に絡んでかかり木!!!(;´Д`)ノ



 抱え上げられる大きさの木ですので、手で引っ張って行って強引に引き倒します。
 体力をどんどん使い果たしていきます。







 この3本の木もバラバラにして始末していきます。




 細い木って言ったって、直径は10~15センチ。 十分に重い。



 丸太がずいぶんと貯まってきました。
 これを床下の物置横の斜面まで運んで保管します。

 一番太い物は両手で抱えないと運べない。
 1本ずつ抱えてバランスを取りながら斜面の階段を上っていく。
 丸太の本数分斜面を往復します。
 もう汗だく。(;´д`)


 索道システムが有ればなあ。
 ちょっとは楽なんだけど。
 これらの丸太を使って重量物運搬の仕組みを構築しますから、今はがまんがまん。


 小枝類を木々の間に放り投げ、通路を確保していきます。

 いよいよナラの木の伐採へ。






★目次ページに戻る

▲このページのトップへ



トップページに戻る