山の古別荘のDIY記

木の伐採は後片付けがたいへん

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 カメムシはどこから 来るかしら♪
 あの空越えて 雲越えて
 光の国から 来るかしら

 いえいえ そうではありませぬ♪
 それは どこかの隙間から
 カメムシ来る来る カメムシ来る
 「くさい~」 「くさい~!」


 と言うわけでございまして。
 カメムシという昆虫は、多種多様な種類がおりますが、普段私たちが目にする人間の家に近づくカメムシは「クサギカメムシ」という名前です。
 他にも種類がいますが、主にクサギカメムシが人間にとって都合の悪い害虫、「不快害虫」とされています。



 住宅の外壁にとまっているクサギカメムシ


 このクサギカメムシは、寒い季節は人間の住む家の暖かい場所に潜り込んで越冬しようというふてえ輩でございます。(▼、▼メ)

 いつの間に入ったのか、どこから入ってきたのか、人間が気付かぬうちに僅かな隙間を見つけて、屋内へと大量に入って来やがります。

 カメムシ自体は木を食い荒らしたり、布を噛みちぎったりなどいう直接的な攻撃はいたしませんが、体に付いたばい菌などを屋内に撒き散らします。
 また不用意に踏みつけたり、手で追い払ったりすると、えもいわれぬ悪臭を撒き散らします。
 その特有な臭気は容易に除去できず、カメムシが死骸になっても尚、体内に保有しており、室内中に悪臭を満ちあふれさせ人間を不快な気分にします。 (´ヘ`;)

 この悪臭のため、カメムシにはほぼ天敵はいないと言われるほど他の生物にも嫌われていて、また、殺虫剤以外の忌避剤などは効果がなかなか見られず、カメムシが住宅へ侵入するのを阻止することは容易ではなく、田舎や山の中の住宅では昆虫嫌いの人間を悩ませる存在です。


 カメムシの住宅への侵入は主に2つの経路があります。

 1つは住宅のどこかにある隙間。
 ゴキブリと同じで、1~2ミリぐらいの僅かな隙間から入ってくるため、家にそのような隙間がある場合はことごとく塞いでしまう以外手がありません。

 もう1つは、玄関扉やベランダを開閉した際、サッシの溝などに潜んでいたカメムシがさっと入ってしまうことと、洗濯物に付着していたのをそのまま取り込んでしまうこと。
 さっきまで何もいなかったはずなのに、いつの間に入って来たんだろう?と言う場合は、2番目の理由が多いのです。


 カメムシの侵入を阻止するには外部との隙間があるのを見つけたら、ことごとく塞いでしまうこと。

 と言うわけで、今回はキッチンの換気扇口にある僅かな隙間を塞いでしまいます。







 キッチンでのカメムシ発見率、死骸発見率が極めて大きいので、くまなく隙間を探したところここしか見当たらない。
 ここさえ塞いでしまえば、留守中のカメムシ侵入はほぼ無くなるだろうと予想しました。

 だけど、この羽根の隙間を埋めてしまうと換気扇は動かなくなります。
 そこで、昆虫侵入防止に一番効果のある『網戸の網』を使うことにしました。
 
 ただ、網を直接打ちつけると、網が汚れて目が塞がってきた時に取り替えに手間取ります。
 容易に取り外せるように枠を付けました。


 用意したのは細い木の端材、網戸の網、工具類です。




 換気扇枠の寸法と同じ四角形の枠を端材で二組作ります。
 端材を採寸してきた寸法通りに切り揃えます。

 
 あうっ!(゜ロ゜)

 手ノコで切っていたのですがあさりの部分が指に触れて切ってしまいました。
 傷はそんなに深くないですが数筋の切り傷が付いてしまった。
 木材に血痕が付くのが嫌なのでバンドエイドを巻き付ける。

 
 私は非常に鈍くさいのです。
 電動工具などを用いた作業での生傷は頻繁にあります。
 電動丸鋸だったら指を落としていたことでしょう。
 だから丸鋸は使わない、使いたくない。


 枠組みはタッカーで固定。



 このタッカーは、ダイソーで324円で買った。
 替え芯は108円。
 壊れやすいらしいけど、これで充分。





 片方の枠に網をタッカーで固定していきます。




 網の縁を切り揃え、もう一方の枠で挟んで固定。




 出来上がり品を、換気扇枠にネジ固定。
 ネジを外せば交換可能です。 




 ペンキを塗って出来上がり。(最初に塗っておけば良かった。)




 効果のほどは、この冬にカメムシがどれだけ入ってくるか?でわかります。
 全く変化が無ければ、まだどこかに隙間があるので、それを探し続けます。

 ちなみに、リビング両サイドにある和室、トイレ、浴室は、不在中に戸を閉めきるようにしたら、カメムシは1匹も出現していません。
 侵入経路で一番怪しいのが、玄関、もしくは、キッチンからという・・・かな?





 遅めの昼食を取った後の午後からは庭木の伐採を行います。

 と、その前に。
 オイルが出なくて故障していたリョービの古いチェンソー。
 持って帰ってきて再度分解してみました。





 こういうモーター類などの分解整備をする業者さんのページを見つけて、おぼろげにその仕組みがわかりました。

 結論から言うと私の現在の能力や設備では分解不可能。

 どうやらモーターの回転軸とオイルタンクがある金属部とは、ベアリングを介してつながっている様子。





 推測ですが、ハンマーか何かで軸が曲がらないように叩き出せば、軸は抜けると思います。
 ただ、一度抜いてしまうと再度はめ込むのに、専用の道具や機械が必要になり、抜いてしまったら二度と戻せないと思います。


 それ以外に作業中にネジ山舐めてしまったり、プラスティック部のネジ受け台座へし折ってしまったり・・・(ノД`)・゚・

 おまけに中にカメムシがいるのを発見してうんざり。(;´Д`)ノ

 騙し騙し使えばまだいけそうですが、新しい主力機種を入手しているので、このチェンソーは引退していただく事にしました。
 組み立てする気もなく、バラバラのままスクラップ屋に引き取って貰います。

 短い間だったけど、お役目ご苦労様。





 作業着に着替えて3本の木の伐採を開始します。
 直径10センチから20センチほどの細い木なので楽勝。

 楽勝、楽勝♪と思いきや・・・・



 どうしてこんなに下手くそなんだろう。(;´Д`)ノ
 まだまだ修行が足らないようです。


 木の伐採は伐倒よりその後の後片付けがたいへん。
 小一時間かかって後始末。





 丸太は使える物は床下へ運びます。
 切ったばかりの生木は重くて重労働。
 細い枝葉は落ち葉捨て場へ放り込んでいきます。
 涼しい気候なのにすっかり汗だく。

 小枝・落ち葉捨て場も満杯になりました。





 母屋の横手は視界を遮る物が無くなって、庭が道路からよく見えるようになりました。





 チェンソーの掃除をして道具類を片付けていきます。






 晩秋の日はつるべ落とし。
 山間の谷間は午後3時半でもうこんなに薄暗くなってきます。





 次に来る時は冬将軍到来まっただ中の寒い日になりそう。
 最後に水抜きをして山小屋を後にしました。



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