山の古別荘のDIY記

ガチガチの庭を耕す

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 母屋の前の植え込み。
 通路を挟んでツツジに囲まれてあまり日が差さない日陰の畳一畳分ほどのスペース。

 昨年、6月の梅雨の頃。
 この場所の表土を鋤いてディコンドラの種を撒きました。





 雑草もすべて刈払い、肥料も十分に施し、水もたっぷりと撒き、出来るだけ日が差すようにと、周りの背の高い植物も剪定しました。
 そして8月にはディコンドラの小さな芽が発芽しているのを確認して、グランドカバーとして成長してくれるのを期待しました。







 ・・・・それから1年。





 な~んにも生えてこん。(;´Д`)ノ

 ディコンドラどころか雑草すら生い茂らない。
 荒れ地に強いシダさえ見当たりません。






 一方。
 玄関前階段横手の斜面。
 こちらは格別日当たりが良い。
 ここにもディコンドラを撒きましたが、今年はこんな状態。





 黄色い丸で囲まれた中に見える小さな小さな葉がディコンドラ。
 昨年は右側も下手にも、もっとたくさんの種を撒いたのですが、今年になって出てきたのはここだけ。
 しかもこの大きさからぜんぜん大きくなってくれない。(;´Д`)


 ホームセンターでディコンドラの苗が販売されているのを見た時、その大きさ立派さに驚きました。
 こんなにきちんとした植物に育つんだ・・・・と。


 こりゃ、よっぽど土が悪いんだ!

 ようやく気付きました。トホホ


 今回はこの二箇所のエリアの土を改善します。




 この山の周辺すぐ近くに、レンガや耐火レンガの鉱山があります。
 ここもおそらく同じ土壌でしょう。
 庭を掘り返すと、粘土状の層、石灰岩のような層が組み合わさったような状態です。
 様々な鉱物が多く含まれていると思います。
 PH度は測ってないのでわかりません。

 造成してこの家を作った時に、一度掘り返しているはずですから数十年前に人の手が入っています。
 前のオーナーさんも植木や草花を栽培していた痕跡があったので、ちょっと表土を掻き取ればすぐに植物を植えられると思っていました。

 



 前庭には、ツツジ、サツキ、サザンカ、桜などが植わっているのですから、そんなに悪い地質ではないだろう思っていたのが大きな間違いでした。

 開墾し直します。



 耕うん機など入れられませんし、スコップで手作業で掘り返すのは重労働なので、お得意の電動工具を使用します。

 ハンマードリル&専用スコップ!!(゚∀゚)アヒャ♪





 少し前に紹介した工具です。
 前回はこの重量にめげてしまってすぐに使うのを終えてしまいましたが、今回はまだ体力があります。
 こいつで地面を掘り返していきます。


 電源つないで水平に構えてスイッチレバーを引きます。
 コンクリートハンマー特有の打撃音が周囲にこだまします。

 カンカンカンカンッッッ!!!


 かてぇっ!!!(;´Д`)ノ


 地面めちゃ固いです。
 大きな石とか木の根っこではなくて、地面がガチガチ。
 こんな状態じゃ草一つ生えるはずがありません。

 深さ10センチから20センチほど、スコップを突き立てて、差し込んだまま持ち上げたりえぐったり。
 畳一畳分の広さの地面をほぐしていきます。





 小石が出てきたらその都度取り去って横に除けます。
 約10分間ほど機械を操作したでしょう。

 やっぱり、この機械は重いっ!(>ω<)

 すぐに腕が痛くなってきました。
 一昔前は、職人さんがこれを使ってコンクリートをはつっていたんですね。
 生っちょろい私ではこんなの一日中振り回せません。


 ある程度ほぐしてやったら機械を置いて次の過程に移ります。




 土はほぐしただけでは良くなりません。
 雨が降って固まったらまたガチガチの地面になっちゃうでしょう。

 そこで・・・

 スコップとポリバケツを抱えてこの場所にやってきました。





 母屋横の庭の奥。
 毎年毎年、ここに落ち葉を捨てています。
 ずっと溜まりに溜まった9年分以上の落ち葉。

 自然の腐葉土!~(*゚∀゚)


 スコップで少し掘り返してみます。





 おほ~っ♪
 いい感じの腐葉土があります。
 この周りには大量の腐葉土が眠っています。
 これをスコップですくってポリバケツに入れていきます。


 ・・・・が!
 大量にあると思ったら、約5センチほど掘り返したら下の土にぶつかりました。
 もっと深いと思っていたのですけど、押し固められて層に厚みがありません。
 場所を広げてどんどん掘り出します。





 バケツ七分目ぐらい溜まりました。
 これ以上入れると重くて運ぶのが大変です。

 これを、先程掘り返した花壇の土に混ぜてやってフカフカの栄養豊富な地面にします。





 まんべんなく腐葉土を撒いて熊手で混ぜてやりました。
 これから暑い夏になるので、植物の植え付けは出来ません。
 秋の中頃か、来年春に日陰に強いアンダーグラウンドの植物の苗を植えてやるつもりです。


 動画:




 前庭が終わったので、もう一箇所も同じ作業をします。
 今度はディコンドラの小さな葉が出ているので、それらを掘り返してしまわないようにしながら地面を柔らかくします。





 こちらはハンマードリルで掘っていたらソフトボール大の石がいくつも出てきました。
 全く開墾されていない荒れ地に近い。(゚Д゚;)・・


 この写真に写っている木柵は百均のダイソーで見つけたもの。
 あ、これ丁度いいなあと思って購入してきました。
 せっかく耕して土を柔らかくしたので踏みつけて固めてしまわないように、立ち入り制限の柵です。


 で、この木柵ですが、110円は110円なりです。
 ハンマーで地面に打ち込んでいたら・・・・





 片端の杭がポロリ。(゜ロ゜)
 構造を見たらタッカーで留めてあるだけ。
 釘で固定し直しました。


 ここはディコンドラが芽生えているので、腐葉土を混ぜて上から水を撒いてあげます。
 肥料は前回撒いているのでたぶん大丈夫でしょう。
 ディコンドラに覆われてくれるといいのですけど。(´ヘ`;)


 気温は高くないですが湿度が高い。
 すっかり汗だく、腕はパンパン。
 明日か明後日には筋肉痛になるかな?



 余った腐葉土は、それぞれの植木の周囲、根本に撒きました。

 腐葉土は草取りした後の地面にカバーするように撒くと、草の種の進入と雑草の成長を防ぐ効果があり、ある一定期間雑草が生えにくくなるそうです。(全く生えてこないわけではない)
 ワンシーズン程度ですがそれでも有効策なのでやってみました。


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