山の古別荘のDIY記

新エリア開拓

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 母屋のベランダから数メートル先は鬱蒼とした森。
 葉の茂る時期はそこに何があるか全く見えず。
 落葉した時期でも殆ど見通すことが出来ない藪。





 母屋の基礎から1メートルも離れていないエリアなのに足を踏み入れたことは1度しか無く。
 それも1メートルぐらい入って木の枝を片付けた程度。



 4月末にはもうこんな感じ。

 敷地をぐるりと廻る道は作ったけど、道から逸れて森の中へ踏み込んだのは足場の見通しの良い場所のみ。

 この建物と同じかそれ以上の広さがあるこのエリア。
 今年の冬はここを開拓しようと思い立ったのでした。




 延長コードと草刈り機をかついで階段を降りていきます。
 森へ入る場所は獣道であろう直線がうっすらと付いている箇所。
 床下物置の直下です。





 草刈り機を振り回しながら草を薙いでいきます。
 ここらへんの斜度は30度近くあります。
 地面の感触を確かめながら草を刈り歩を進めます。

 しばらくして延長コードが伸び切りそうなのでコードリールからコードを伸ばすために戻ります。

 あれ?





 これは・・・擬木の階段??

 草に埋もれた擬木杭が出てきました。
 上に乗っている草を足で取り払います。





 この別荘が立てられた当初は、こちら側に下りることが出来るように階段が作られてあったのでしょう。
 長い年月で落ち葉に埋もれてしまったのだと思います。
 この場所は細い木などは生えていなかったのかもしれません。


 コードを伸ばしてどんどんと奥へ進んでいきます。
 10メートルほど進むと木が生えていないポッカリと開いた空間に辿り着きました。
 畳6畳分ほどの広さの空間。
 この場所の雑草を重点的に刈り取っていきます。





 周回路から見えていた、木が少ない場所に到着したようです。

 中央には太い倒木。
 苔むして大地へと還っていく途中ですが十分にその太さはわかります。
 傍らにはその倒木の物と思える切り株。





 切ったのではなく折れたのでしょうね。
 前のオーナーさんが切り倒したものではないようです。

 その先を見ると母屋の基礎の鉄骨が見えます。





 「そんなにも離れていない。」

 たった数メートル先にしか来ていないのに驚きます。


 草を刈る手を止めて周囲を観察します。

 



 草を刈り取ったエリアは全体の1/4程ぐらいでしょうか。
 まだまだ奥行きがあります。
 雑木が一杯で藪化していて草刈り機だけでは手に負えません。

 ふと斜面の下を見ると、2メートルほど先の前の木に見慣れた青テープが。





 周回路間際まで降りてきていました。

 草を踏んで周回路に降り立ちます。
 やはりここは以前見つけていたぽっかり開いた空間。





 木々に囲まれたこの空間を森の中で過ごす事の出来る場所にしていきましょう。

 今日はもう時間があまり無い。
 周回路の反対側へと抜ける短絡路を作るため草刈り機を動かします。
 反対側へはやはり木が密になっていて細い道筋しか出来ませんでした。

 最後にノコギリで背の低い木を切ってやって来た通路を通り抜けやすいようにしていきます。


 太陽が山の陰に入ってあたりが薄暗くなってきたところで今日は終わり。
 この続きは次回にします。





 道具を片付けるために階段を登って行き、庭の石垣をふと見ると。


 わあっ!石垣崩れとるやんけ~っ!!Σ(゜д゜;)





 石垣の石の幾つかがすぐ下に転がっています。
 よく見ると石の一番下に木が生えてそれが腐って潰れています。

 石垣は石と石との隙間にモルタルが詰めてありますが、触ると劣化していてボロボロと崩れてくる。



 取り除いた腐った木。


 中途半端な仕事しやがって!!(`△´+)


 石垣の土台をきちんと整備せずに組んだのでしょう。
 石垣の継ぎ目が開いて崩れてきています。





 触ると上の石はかすかにグラグラと揺れます。
 モルタルがもっと劣化してくると崩落してしまうでしょう。

 とりあえず応急処置で隙間に落ちている石をあてがい、隙間に小石を詰めて固めていきます。





 グラつきは抑えられましたがこれは非常に危険。
 組み直すには上の石をどけてしまわないと組めません。


 機会を見つけて手頃な石を拾ってきて、この崩落部の前にもう一列石を組み上げてモルタルで固めようと思います。
 石を探しに行かねば。


 またする事が増えた~。(T_T)




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