冬のダメージは予想以上
★目次ページに戻る
午前7時半起床。
雷を伴った激しい昨夜の雨は夜明け前にやんだようです。
雨戸を開けて表の空気を取り込みます。
厳しい寒さが緩んできたとは言えまだ肌寒い里山。
そんな中でも小鳥たちは恋の季節が訪れているようで、静かだった谷間に様々な鳴き声がこだましています。
お湯を沸かしてモーニングコーヒー。
ベランダに出てカメラをセットして動画を撮影します。
森の木々はまだ緑が復活していません。
冬の装いのまま。
今日は終日曇り空の不安定な天気という予報。
気温はあまり上がらないでしょう。
コゲラくん達が数羽、すぐ前の木の枝にやってきて飛び回っています。
小さな小顔。
可愛い。
飛び去っていくまでしばらくじっと観察していました。
部屋の中でしばらく暖を取ってから作業着に着替えて表に出ました。
ん~?いつもと様子が違う!
母屋から出て前の庭を見て違和感を感じます。
いつもなら青々としているシダ類が枯れてる!
こんなことは今までで初めて目にする光景です。
2020年3月14日撮影
雪もほぼ降らず積もることなど殆どなかったのですけど、今シーズンの冬は植物たちにとってよっぽど厳しい冬だったのでしょう。
庭木を一通り観察します。
ツツジは新芽が出始めています。
リシマキアは葉の色が少し変わったりくたびれたりしていますが枯れてしまうような気配はありません。
ユキヤナギは新しい葉が出て花芽が膨らんできています。
ヤマツツジは順調に開花の準備をしています。
ソメイヨシノも花芽が膨らんできました。
低温に強い植物達は何とか持ちこたえています。
さて、絶不調のしだれ梅。
花の時期はもう終わりで数輪しか花を咲かせませんでした。
今日は梅を中心に土壌を良くしてやります。
買ってきたのは「
土壌改良材」。
木に直接肥料を撒くには少し早いので、木の周辺の固い土をほぐして改良材を混ぜ込んで根がよく伸びるようにします。
物置からバールやスコップなどを持ってきます。
木の根があるであろう周辺の外側の土を少し掘り起こしてほぐします。
すぐそばからこんな大きな石が出てきましたよ。(;´Д`)ノ
こんな石が幾つも出てきて驚きました。
本当に全く開梱されたことのない庭なんですね。
石は石垣補修の材料として庭の下に積み上げておきます。

木に影響を与えないように出来るだけ外側の地面をほぐしたら、改良材を撒いて土に混ぜ込んでいきます。
時折小雨がぱらつくので上から水を撒かなくても大丈夫でしょう。
(この日の夕方再び雨が降りましたからOK)
梅の木を上に伸ばしてやりたいので新しい枝を上に向けて添え木に添えてやります。
根本のすぐ横に支柱を立てて適当な枝を選んで上に向けたら・・・
ポキッ! ( ̄□ ̄;)!!
無理に曲げようとしたのがいけなかったです。
簡単に折れちゃいました。
別の枝を選んで再び上に曲げたら・・・
ポキッ!!!(-""-;)
ムズカシイ・・・・
短い枝から出ている上向きの新らしい枝を選んでこれを支柱に沿わせることにします。
ぜんぜん小さな枝だし、枝から出てるんだけど大丈夫かな~。(´ヘ`;)
大きく伸びてきたらこんな木になるんじゃないか?↓
滋賀県石山寺の梅林に生えていた梅の木。
これが育たなかったら新しい枝が伸びてきたらそいつでやりましょう。
ところで、このクリップですが枝を固定してしまうのではなく、支柱とクリップの間に隙間が有り枝が自由に動くようになっています。
100均のダイソーに売っているのでおすすめです。
動画:
さあ、お次はみかん。
あれ?
え?え?え?え?
あわててネットをめくって不織布を外します。
うわあ!ヽ(TдT)ノ
葉がことごとく枯れている!
なぜ? なぜ?
思い当たるのは、
不織布をかぶせたのでそのため日照不足。
もう一つは、寒さが厳しすぎた。
たぶん・・・
今年の冬は2月に入ってから何度か春先のように暖かくなり、そしてまた真冬の寒さに冷え込むといくことを繰り返しました。
この激しい温度差が植物にとって大ダメージを与えたのだろうと思います。
だから普段なら枯れないシダ類でさえ枯れてしまったのだろうと推測します。
そしてクリーニング用の不織布。
昨年の農作物用より分厚い素材。
これが日照不足で不織布内のお温度が上がらなかったのでしょう。
このみかんはまだ生きていて、下の方は青い葉が残っています。
枯れた葉はもう再生しないので全部落としてしまいます。
梅と同じように土壌をほぐしてやり改良材を混ぜ込んでいきます。
この木の生命力が強いことを願います。
もう1本のみかんの木もダメージがありますがこちらはずいぶんとマシ。
上の方の葉はほぼ壊滅。 葉がくるっと丸まっているのは冷えに負けている。
植えた年に昆虫に葉を殆ど食べつくされてそこからまた再生した木ですからこっちは大丈夫でしょう。
こちらも土壌改良してやります。
自然って本当に厳しいなあ。(-""-;)
枯れたら枯れたで仕方ないか。