みかんの木の冬支度
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秋晴れ~!(゚∀゚)アヒャ♪
すかっと晴れ渡りました。
昨夜は星見で深夜まで起きていて就寝は午前3時でした。
少し遅めの午前9時前に起きだしてきました。
少し寝不足ですけど午前中の作業をやってしまいます。
太陽の光が降り注ぐ表の方が暖かい。
もう消えたと思った虫達ですがまだ少しばかり生き残っていて、暖かな日差しの中を蝶がひらひらと飛んできます。
ハエや蛾達もいますが
スズメバチもいるし!(>ω<)
冬までの残り少ない暖かな日中に生をつないでいます。
今朝の最低気温は3度前後。
山は平地と違い寒暖差が激しい。
寒さに弱いミカンの木の冬支度を早めに済ましておきます。
冬場は日照時間が短くて冷たい風にさらされるせいで今年の冬の厳しさで枯れかけ寸前になりました。
単に不織布だけで包んでやるだけでは効果が薄いようなので、新たな手法を考えてきました。
日差しが十分に当たっても冷たい強い風がネット内の温度を下げてしまうので、風が直接木に当たらないようにすれば良いわけです。
木の板などで覆ってしまうと日光が当たらないので透明な物を使わなければいけない。
そこで用意したのが、
ストレッチフィルム!
荷物の梱包用に使用する透明のフィルムです。
家庭用のサランラップの大きな物ですね。
30センチ幅長さ600メートルもあって、
お値段なんと500円!!
非常にリーズナブル!ヽ(^▽^)ノ
このフィルムをネットの上からぐるぐると巻き付けてやるだけ。
時間もかからないし手間もいらない。
簡単に温室と同じ物が出来上がるわけです。
名付けて 温室化作戦。
さっそく作業に入りましょう。
あうっ、もう既に黄変してきている。
早生ミカンの方の葉が既に変色しています。
みかんは常緑樹ですのでこれはまずい。
もしかしたら今シーズン持ちこたえないかもしれません。
枯れたら枯れた時。
成るようにしか成らないので出来る限りのことをしてあげます。
フィルムをネットの上から巻き付けていきます。
・・・・・・
・・・・・・・・・・
うまくいかない。(T_T)
ラップってどこにでも密着すると思っていました。
このフィルムはくっついてくれません。
フィルム同士はくっつくのですけど、ネットとかポールはするっと滑ってくっつこうとはしません。
意外でした。想定外でした。
ポールの先端に絡めてみたり、クリップで留めてみたり。
端部を下まで降ろして石で固定してみたり。
ロールからフィルムを引き出す際に結構な力がいるのですよ。
しかもロールは重量があって片手で扱うのに無理がある。
力を加えて引き出すと固定した部分がするっと抜けてヒラヒラヒラ。
で、ヒラヒラ風に吹かれるとフィルム同士がくっついてしまい今度はくしゃくしゃに。
サランラップがくしゃくしゃになったら元に戻すのは大変ですよね。
そこのところは同じ。(T_T)
30分ほど格闘して諦めました。
この大きなネットをぐるりと何周も巻くのは不可能と判断。
助手がいないと到底無理。
今まで伸ばした分をくしゃくしゃと丸めてポイッ!
他に何かいい手がないか考えましょう。
・・・・(^○^)オモイツイタ!
外側の大きな物を巻こうとするから無理がある。
じゃあネットの中に杭を立てて木の周囲だけ囲えばいいんだ。
そう思いついた私は物置から植木用の支柱を取ってきました。
この支柱も100均で売られている安いもの。
四角に組んで少しフィルムを巻きつけてから木に被せます。
日差しが強くて気温は低いのにこの時点で汗をかき始めました。
骨組みが組み上がったのでネットを外して中に入れます。
立てただけでは不安定なのでハンマーで支柱を地面に打ち込んで固定。
早速ロールのフィルムを巻き始めます。
スムーズとはいかないけどなんとか巻くことが可能です。
フィルムがクシャクシャになる頻度が減って地面付近まで巻けました。
完全に包むと中で蒸れてしまうので少し空気が通る隙間を開けて、てっぺんにも雨水が落ちるように穴を設けておきます。
そんなこんなで一つ目完成~!!
もう1本のみかんの木も同様にフィルムで囲ってあげます。
今度は背の低い木ですし、コツが分かってきたのでさほど時間もかからず。
スムーズに巻き上げました。
出来た~~っ!!!\(^▽^)/
作業を終えた後の達成感。充実感。
工夫と労力を重ねて物事が完了した時の気分は何物にも代え難い物があります。
汗を拭きながら出来上がったフィルムの簡易温室を眺めていてはっと気が付きました。
・・・・これ、
透明のゴミ袋被せたらええんとちゃうの!?(,,゚ x
。)/ 貴重な午前中の時間を無駄に過ごしたようで・・・
参りました。
動画
木が寒さに耐えて無事だったら来シーズンはもっと大きくなっているでしょう。
こんなやり方では手間がかかりすぎてとてもじゃないが毎年出来ない。
しかも全長600メートルのフィルムはおそらく10メートルぐらいしか使用していません。
この山の家では一生かかっても使い切れないでしょう。
どうするよ?