山の古別荘のDIY記
新地開拓は重労働
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一昨年前の
冬シーズン。
敷地内の未開拓部分。
母屋の谷側の広い範囲の開拓を始めようと少しばかり手がけました。
森の中でバーベキューなどの料理をしてみたり、ハンモックでくつろいだり、キャンプまがいのことをしてみたいと思いたったのがきっかけ。
少しばかりの開けた場所があるので草を刈って、平らな場所を作るために石を並べて板を置いてチェアを置いてみたりした。
簡易で作った木の板の上の平場はとても狭くて自由にならない。
もちろんハンモックなんて吊るせないし、ガスコンロを置くのさえも窮屈。
昨年は鉄骨の基礎部分のサビ取りなどで時間を費やしてしまいそのまま。
1年以上経った木の板は腐ってしまって使い物にならなくなってしまいました。
手付かずの原生林に近いこの森の中では視界が塞がれていて開放感に乏しく、太陽の光も届かず春秋の一番良い季節でも寒々としています。
今シーズン、あらためて開拓を再開していきます。
まず最初はゆるやかな傾斜が付いたこの地面を平坦にすることから開始します。
昼食を終えた後の午後から始めたので作業が出来る時間が短い。
日が傾いて薄暗くなるまで出来るところまでやってみましょう。
前回、平板を設置した場所より2mほど下側を下端として地面を掘っていきます。
地面に溝を掘って盛り土をするための土留め作りを行います。
土留めを作らず土砂を盛っただけだと、雨が降れば簡単に流されていってしまいます。
森を切り開いて平坦な場所を作る条件は、樹脂や金属など自然に還るのに長い時間がかかるような材料は使用しないこと。
基本的に、敷地内から取れる石と木材と土を使い、足りない資材はボームセンターなどから調達してきて構築します。
例外はコンクリートブロック。
土留を構築するのに石垣なんか組んでいたらいつまで経っても終わらないし、木材なんかで作ったら数年で壊れてしまいます。
作業の時間短縮を兼ねてコンクリートブロックのみ使用。
セメントやモルタルなんかは地面に流し込んだりしません。
ブロックの横幅が入るほどの溝を一直線に掘っていきます。
だいたい掘れたらブロックを一列に置いていきます。
上の庭に積んであるブロックを持って降りますが、一度に運べるのは片手に1個ずつの計2個のみ。
何度も何度も傾斜地を往復するのがきつい。(>ω<)
手始めなので今回はブロック5個分の横幅を整地していきます。
ブロックを並べ置いたら穴とブロック下側に固定の杭を打ち込んでいきます。
この杭は木製なので2-3年もしたら腐敗してしまいます。
腐敗してしまったらまた上から新たな杭を打ち込みます。
一列目を並べ終えたら斜面とブロックの間に土砂を入れて埋めていきます。
これで一段目が完了。
続いて少しずらして二段目の構築を開始。
背の高い擁壁にすると倒れたりして危険なので階段状にしていきます。
ブロックを並べ終えたら一段目と同様に杭を深くまで打ち込みます。
そしてまた隙間に石やら木材、土をかけて埋めて、時々踏み固めていきます。
隙間に入れた木材は腐って潰れていきます。
凹んできたらまた上から土砂をかぶせて埋めます。
雨などで固く締まってこの段差が自然の一部となるまで繰り返していきます。
前回使用した板なども置いて平坦になるようにします。
二段目でちょうど良いぐらいの高さになってきました。
あとは後ろの斜面をひたすら削っていき平らにしていきます。
畳二畳分の広さを予定しています。
かなり疲れてきました。(,,゚ x 。)/
シャベル1本で延々と土を掻くこと小一時間。
木の根と小石の格闘で全身の筋肉が悲鳴を上げ始めています。
電動ハンマーなどの電動ツールを出してくるのが面倒くさくて、ずっと手作業で行ってきたことを後悔し始めています。
あと数十センチほどで背後の木が生えている場所に到達しようかというところで、大きめの石数個が障害となって進まなくなりました。
そのうちの一つは足で蹴るとグラつくので何とか掘り出しましたが、一つがビクともしません。
地表から出ているのは薄っぺらな石なのですが、結構大きな石のよう。
電動ツールで周囲をほぐせばあっという間に終わるはずなのですが・・・。
谷が陰ってきて夕方が近付いてきたのでここでギブアップ。(>ω<)
道具を片付けていきます。
わずか畳二畳分ほどの広さの平場が出来てきました。
もうあと数十センチ、後ろの木の根元まで掘り進めていき、そこにも土留めのコンクリートブロックを並べるつもりです。
その後は横方向に奥の方へと広げていく予定。
地ならしが出来たらレンガを並べてコンロ台に。
周囲に砂利を撒いて雑草が生えてくるのを防ぎます。
四畳半ぐらいの広さにはしたい。
ブロックが足りなくなるな、
また持ってこなくちゃ。
そろそろ山を降りる準備をしなくちゃ。
動画:
帰ってから全身筋肉痛。(T_T)
現場仕事が辛かった。
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