山の古別荘のDIY記

石を掘り出すための1日

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 昨年から始まった先祖のふるさとの草刈り詣で。
 ウェザーニュースの天気予報はよく当たるとはわかっていた。
 天気予報は夜中雨、朝方は曇り。
 午前10時頃より再び雨。
 本来ならば草刈りなど行えるような天気ではない。

 だけどこの日しかチャンスが得られなかった。
 既に5月中旬頃まで詰まったスケジュール。
 せめて除草剤だけでも散布して来たい。
 朝方に雨が止んで、その後は小雨程度で済むという希望に望みをかけて、片道400kmの強行軍で前の晩から現地入りしました。

 予報通り、朝方は曇り。
 北アルプスの稜線がわずかに遠望できる天気でした。





 現地に着いて待っていてくれた叔父さん方と話を交わしてさっそく除草剤散布。

 撒き終わったと同時に天候が急変してどしゃぶり。(T_T)

 ヒョウまで降ってくる始末。

 何時間もかけて長距離を走って、費用もかけてやってきたのが全て水の泡となりました。 (ノД`)シクシク



 帰る途中のPAから撮影。
 アルプスは雲の中。

 

 次回の草刈り詣での予定は6月初旬。

 待ってろ!雑草ども!(▼、▼メ)


 時間を1週間ほど戻して別荘の話に入ります。





 前夜から別宅に泊まって寝床から這い出したのが午前7時過ぎ。
 4月初旬の山は気温10度とまだ肌寒い。





 今朝は快晴。
 全ての雨戸を開けて太陽の温もりを室内に入れます。

 ベランダから周辺を見渡すと。





 母屋はヤマツツジのピンクに囲まれていました。
 ちょうど一年で一番華やかな時に別荘に来ることが出来たようです。

 カメラを携えて家の外に出てみます。





 まだ4月に入ったというところなのに今年は花の開花が非常に早いです。





 庭のソメイヨシノも既に満開。
 例年よりも1週間は早い。





 まるで、咲き遅れたと言わんばかりに一気に全ての花が開いているかのよう。
 急ぎ足で春がやってきました。
 こういう年もまた珍しい。

 遅咲きの八重桜ももう開花寸前。






 ユキヤナギの花だけがが殆ど無いので、これだけなぜ?変だな?何かあったのかな?と考えていて気が付いた。





 
もう既に咲いて散ってしまったんだ!(〇o〇;)


 おそらく他の花々も例年の感覚で訪れたら見ることは無理かも。
 今日を除いてしばらく別宅に来ることが出来ないので、八重桜の開花もツツジの開花も見ることは叶わないでしょう。
 めちゃくちゃ早いシーズンです。


 日の当たる場所にいると暖かい。
 と言うより日差しがきつくて痛いぐらい。
 紫外線がバンバン当たってくる感じです。

 せっかくの良い天気なので森で作業を行うことにします。


 物置からチェンソー出してきて、庭の奥へ。
 前回伐採して中途半端に放置してある樹木を片付けます。





 かかり木気味になっている細い枝を全て引きずり下ろして適当な大きさに切断してきました。
 適当な太さの丸太を量産しましたがこれを運び出す元気がない。(-""-;)
 簡単には腐らないのでしばらく放置しましょうかね。

 樹木の後始末が終わったらチェンソーの手入れ。





 
本番は午後から。




 前々回に母屋下の整地の作業の続き。
 地中に埋もれていた大きめの石を掘り出すことが出来なかった場所に挑みます。





 久しぶりに電動工具を取り出してきました。
 
電動ハンマー&シャベル。
 文明に利器を用いて作業効率を上げていきます。





 電源ケーブルを這わせ、重たいツールを運んできました。

 この場所にこだわる理由はこの景色を独り占めしたいから。





 数年前に見つけた2本ヤマザクラ。
 そしてそれを囲むように咲き競うヤマツツジ。
 周囲にはコブシの花。
 ここはこの一時期だけ花に囲まれる場所。
 花見をしながらアウトドアを楽しむためのチェアやらテーブルなどを設置できる場所を作るのです。

 残念ながら今シーズンは桜の開花に間に合いませんでした。
 素人考えで簡単に出来ると思っていたのですが、予想以上にハード。
 時間がかかりすぎてしまいました。


 さっそく地面を掘削していきます。
 電動ハンマーのけたたましい音が森に響きます。

 最初は石の周囲の土をほぐすこと。
 地中深くまでシャベルを差し込んで石を掘り出しやすいようにしていきます。




 
 石の周りだけでなく、周囲の地面や横の切り株も掘削して地面をほぐしていきます。





 地面をほぐし終えたら、柔らかくなった土をスコップで排出していきます。

 電動ハンマーの掘削では木の根などを切断することが出来ません。
 縦横無尽に地中にはびこった木の根の除去が難点。
 スコップの先端を突き立てて1本1本切っていくしか無い。
 この作業が体力を奪っていきます。





 ある程度石を露出させたところでスコップを突き立ててこじってみます。
 少しぐらつきました。
 更に深く突き立て、強引に倒します。



 

 石は土から抜けて静かに横になりました。

 転がった石を見て思いの外小さいことに気付きます。
 こんな大きさなら簡単に転がったはずだ。
 石が乗っていた場所にスコップを突き立てると、ガチン!という反応。

 
石が2つに割れたよう。
 
 スコップを突き立て残りの半分を掘り出します。
 掘り出した残りの石は上半分のより少し小さめ。
 手で掴み上げて横に放ります。





 更にスコップを突き立てるとまだ残っていました。
 握りこぶし大の石が数個。

 この辺の山の石はこういうものが多くて、大きな力が加わるとバラバラと割れます。
 電動ハンマーで掘削している時に割れていたようです。

 割れてくれてよかった。
 大きなままだともっと手こずっていたかもしれない。





 掘り出した石の半分はコンクリートブロックより一回り大きい。


 左横の石もスコップで掘り出します。





 これで障害になっていた石の除去ができました。
 次に右手の切り株の除去をします。
 
 木の根がはびこっているので、電動ハンマーで再度周囲を掘削します。
 グラグラとしてきたので最後は強引に手でつかんで引っこ抜きました。





 これで一通りこのあたりの障害物は除去完了しました。
 あとは平らになるように土を掻き出して平坦にしていきます。

 文字に起こしていると短時間で簡単に済んだように読めますが、ここに辿り着くまで約2時間かかっています。

 夕刻が近付いてきて木々の影が次第に長くなってきました。

 
疲労の度合いも濃くなってきた。(>ω<)



 整地した場所は、背後に大きな段差が付いています。
 このままですと雨が降った時に崩れてきてもとに戻ってしまいます。

 崩れるのを防ぐため段差部分にブロックを置いて土留を作ります。





 ブロックを壁際に置いてみると『ガチッ!』という音がして安定しません。
 スコップで突っついてみると下に大きめの石が埋もれているよう。(〇o〇;)





 石の大きさはわかりませんが、このままだと固定の杭が打てない。

 
ぼーぜん!


 電動ハンマーにはつり用のビットを装着して石を割ろかとも考えましたが、帰宅のための体力を残して置かなければ。
 しかもこの場所はじきに薄暗くなって地面の状態が見えなくなってきます。

 
これ以上の作業は無理と判断。

 流れ出しの土を止めるためにブロックを立てたままにしておいて道具を片付けていきます。





 僅か1畳半ほどの広さしかありませんが、だいたい平場が出来てきました。





 この大きさでは人一人分の椅子と小さなテーブルぐらいしか置けない。

 
せめて二人分のチェアが余裕で置ける広さが欲しい。

 背後はここまでにして、あとは横方向に伸ばしていくつもりです。
 そのためにはもっと樹木を伐採しないと。


 暖かくなってくると害虫達が襲ってくるようになってきます。
 今シーズンはここまでが限界か?
 次回、少しでも手を付けられるといいのですが・・・。



 帰宅準備にかかります。
 今年の桜はちょうど満開のタイミングで見ることが出来ました。
 来年も見ることが出来ますように。





 動画:



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