山の古別荘のDIY記

夢の別荘オーナー

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 私:  「この物件が一番気に入りましたよ。
        この家を買わせていただこうと思います。」

 担当者:「ありがとうございます。 オーナーさんも喜ばれると思います。」

 私:  「それで、あのですね・・、もう少し安くならないかと・・・ 
        交渉してもらえませんでしょうか?」

 担当者:「そうですねぇ。 交渉の余地はあると思いますよ。 で、どれぐらい?」

 私:  「そうですね。 300万をちょっと下回るぐらいがありがたいんですが・・・」

 担当者:「う~ん、と言うことは280万ぐらい?」

 私:  「・・(゚∀゚)! そうそう!それぐらいなら即金で買いますよ!!」

 担当者:「じゃあ、280万円でオーナーさんと交渉してみましょう。」

 私:  「ぜひぜひお願いします。m(_ _)m」


 私が購入した物件の売り出し表示価格は”350万円”。

 当方の予算は300万円以下。
 もちろん限りなく安い方が良い。

 土地が300坪も付いていて300万円台なんて言う物件は、ガタガタでとても居住には適さない建屋か、陸の孤島と呼べるような山間の一軒家しかありませんでした。
 幾つかの物件を見てきて、程度が非常に良いのでここらへんで妥協することに決めました。


 300万ぐらいで買えたらいいと思っていたら、向こうが勝手に280万円って言ってくれた。f(^ー^;

 
なんと2割、70万円引き!!

 もう少し安く言っておけばと思ったけど、欲張っては心証を悪くする。
 オーナーさんに聞いてから結果を後日お伝えしますと言うことで、この日は不動産屋を後にしました。





 
そして数日後、280万円でOKのお返事。ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ


 本当にこの規模の物件でこの価格は安い!
(と、この時は思っていた・・・・)



 兵庫県の西のはずれの山中にこの建物はあります。
 プライベート別荘地で部外者は完全立ち入り禁止。
 幾つもの山が含まれる広大な地域が全て別荘地で、西日本最大とか。

 もともとはゴルフ場開発に伴って併設された別荘地で、ゴルフ会員権を持つオーナーにはもれなく1区画の土地が付いてきたとか。
 メインのゴルフ場も一度倒産しちゃって、ここに不動産を所有する者の殆どが経営者となっています。
 その中の定住組の有志の方々がボランティアで管理組織を運営をしています。



 これ見渡す限り全部別荘地の敷地内。
 この数倍も広く、ごく一部の風景です。



 ここにはお金持ちが別宅を構えるだけでなく、停年を迎え子供達を送り出し一旦リタイヤした後に、人生をリスタートさせているご夫婦や、都会暮らしが嫌になり田舎暮らしをするために移住してきた人など、永住組も多くいらっしゃいます。

 また、私のように緊急避難地として建物を維持している方々なども多く、阪神淡路大震災の折は、ここへ家族を一時避難させて大いに助かったという逸話も残っています。(営業担当者談)





 物件価格+不動産登記+仲介手数料+諸経費は総額で330万円の大きなお買い物。
 家具も全部揃っていて、中型車を1台購入したと思えばいいお買い物をしたと満足しました。


 前のオーナーさんはお医者さん。
 私が住んでいる町の隣の市に住んでいる方だった。

 オーナーであるご主人が亡くなって数年経ち、奥さんもこの別荘に通うことなく、子供達も興味が無いらしく放置されていた物件。
 一番新しい電化製品の製造年月日が2002年だったので、直近でも9年は手入れがされていなかったようです。



 契約は7月末に済ませ、そして翌週から別荘通いが始まりました。





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